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▼こんな授業! どんなゼミ?

海洋野外活動実習―沖縄の海、太陽の下で―

磯崎 萌絵/スポーツ科学部卒(2007年)

 2005年度に開講された、太田章先生の「海洋野外活動実習」。舞台は沖縄県の渡嘉敷島。青い海と白い砂、まさに「美ら海」だ。

 その第1期生となったのが、私を含む22人のスポーツ科学部生。年齢は19歳から26歳。学年を問わずこんなにも「きらきら」できることが大学生活であっただろうか? これぞ「太田マジック」なのだ。

 私が太田マジックのとりこになったのは、1年生の夏に参加したオープン教育の野外活動実習。その時も都会から離れ、フリスビーや野球、大縄跳びを「本気」でやった。太田先生は学生を「本気」にさせる天才でもある。その時の感動が忘れられず受講したのが、この海洋野外活動実習である。

 この実習では現地のインストラクターと共に約4日間、シュノーケリングを始め、シーカヤックやドラゴンボート(ハーリー)、海辺でのキャンプ方法を学ぶ。目の前を色とりどりの魚が通り、ヒトデやサンゴ、ついには海ガメにまで遭遇することができた。初めて沖縄の海に潜ったあの瞬間を、忘れる学生はいないだろう。東京では絶対に味わえない感動。その感動は休憩時間にも及び、先生に「少しは身体を休めろ」と言われても、とにかく皆で動き回った。休むのがもったいない、みんなともっと一緒にいたい、その気持ちがあふれて休憩中もビーチバレーをし、サッカーをし、泳ぎもした。夜はキャンプファイヤーを囲んで一人ずつ自分の夢や想いを語った。退屈そうな人は一人もいない。大学に入って、こんなにもステキな出会いをし、こんなにも皆といる時間が心地良く、時間を忘れたことがあっただろうか。今思い出しても夢のような時間だった。そんな私たちを、現地のインストラクターはこう言った。

 「本当に皆は、休むことを知らないマグロみたいだ。動いてないと死んでしまう!」 スポーツを学ぶ私たちにとっては、最高に誇り高い言葉である。学生をそんな姿にさせてしまう太田先生の授業をあなたも体験してみたくはないだろうか。沖縄の海、太陽の下、太田先生の授業は一生分の価値がある。

(提供:早稲田ウィークリー

前列右から4番目が太田章スポーツ科学学術院准教授。筆者はその左。太田先生はロサンゼルスとソウル五輪のレスリング・メダリストでもある