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キャンパスナウ

▼2013 錦秋号

SPECIAL REPORT

早稲田の文学

早稲田大学は坪内逍遙による文学部創立、文芸雑誌「早稲田文学」創刊に始まり、これまで多くの文学賞受賞者や編集者、研究者を輩出するなど、「文学」の世界に力を発揮してきました。
こうした文化人たちがつくりあげた「早稲田の文学」とはどのようなものでしょうか。
早稲田に関わる人々の誇りの一つである「早稲田の文学」を改めて掘り下げ、その魅力に迫ります。

「早稲田の文学」の系譜

1882年~1944年

写真右から2人目が坪内逍遙

1882年
東京専門学校開校
1890年
坪内逍遙博士らにより文学科創設
1891年
第1次「早稲田文学」創刊(坪内逍遙)
1906年
第2次「早稲田文学」創刊(島村抱月)
1907年
校歌制定『都の西北』(作詞:相馬御風)
1925年
早稲田大学図書館開館
1928年
坪内博士記念演劇博物館開館
1933年
早稲田を舞台にした尾崎士郎(政経)の『人生劇場』が連載スタート。同作を題材にした歌謡曲「人生劇場」は第二校歌とも言われ、多くの早大生に歌われた
1935年
鷲尾雨工(英文卒)が『吉野朝太平記』で第2回直木賞を受賞
石川達三(英文)が『蒼茫(そうぼう)』で第1回芥川賞を受賞

1945年~1999年

1962年
戸山キャンパス文学部校舎が竣工
1972年
井伏鱒二(仏文)の『早稲田の森』が第23回読売文学賞随筆紀行賞を受賞
1979年
見延典子(文芸卒)の卒業制作『もう頬づえはつかない』がきっかけで女子大生作家ブーム
1984年
早稲田文学新人賞スタート(早稲田文学会)
1991年
「早稲田文学」100周年記念展開催
1992年
戸山図書館開館

2000年~

2005年
「早稲田文学」のフリーペーパー『WB』発刊。川上未映子などの若手を積極的に起用
2007年
「早稲田大学坪内逍遙大賞」創設
2010年
文学学術院120周年記念行事
2012年
黒田夏子(教・国文卒)が『abさんご』で第148回芥川賞を受賞(早稲田出身者としては28人目)
朝井リョウ(文構・文芸卒)が『何者』で第148回直木賞を受賞(早稲田出身者としては34人目)
早稲田大学坪内逍遙大賞

 2007年、創立125周年を記念して、近代日本の文芸・文化の創造者である坪内逍遙博士の偉業を顕彰すると同時に、その精神を広く未来の文化の新たな創出につなげるという願いから、文芸をはじめとする文化芸術活動において著しい貢献をなした個人もしくは団体を顕彰すべく創設された賞。文学・演劇・芸能をはじめとする多様な文化領域において多くの人材を輩出してきた早稲田大学として、新しい文化創造の場、またその発信源として中心的役割を果たすことを目指している。文芸・文化・芸術活動のなかから隔年で大賞および奨励賞を選出。


2011年度授賞式

●第一回(2007年度)
大賞:村上春樹氏(演劇卒)
奨励賞:川上未映子氏
●第二回(2009年度)
大賞:多和田葉子氏(露文卒)
奨励賞:木内 昇氏
●第三回(2011年度)
大賞:野田秀樹氏
奨励賞:円城 塔氏
●第四回(2013年度)
大賞:小川洋子氏(文芸卒)
奨励賞:小野正嗣氏、山田 航氏