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▼盛夏号

SPECIAL REPORT

グローバルリーダーを育成する 国際学生寮

昨今、学生寮の教育的機能が再評価されています。 早稲田大学では、2008年の田無学生寮の竣工に伴い学生寮の運営を一新。 大学が提供する学生サポートサービスの一環として学生の成長を促すプログラムや 日本人学生と留学生の交流などに力を入れてきました。 さらに現在、中野区において日本人学生と留学生が混住する 約900名規模の学生寮の建設を進めています。 これからの学生寮について、探ります。

図解!「 早稲田大学中野国際コミュニティプラザ」

2014年度オープン予定の「早稲田大学中野国際コミュニティプラザ」。
学生寮施設(通称:WISH)や生涯学習用施設などを整え、 グローバルに活躍する人材の育成と 地域との連携を目指しています。

グローバルキャンパスを実現させる
「早稲田大学中野国際コミュニティプラザ」

 早稲田大学では、中長期計画「WasedaNext 125」から引き継ぐ「Waseda Vision150」の発展戦略として、「グローバルリーダー育成のための教育体系の再構築」を掲げ、国際教育プログラムなどを通して、幅広い視点と思考を身につける学生の育成を進めています。その実現のためにも、現在準備を進めているのが、2014年度オープン予定の「早稲田大学中野国際コミュニティプラザ」です。日本人学生と留学生が混住する約900名規模の学生寮施設(通称:WISH)と、地域社会に開かれた生涯学習の場づくりを提供する教育施設から成ります。

 「WISH」とは「Waseda International Student House」の略称。日本全国・世界各地から集まった多様な個性・才能を持つ学生たちが共に学び生活することにより、相互理解を進め、生涯にわたる信頼関係や学部を越えた人脈を形成し、将来グローバルな舞台で活躍することが期待されます。そのためWISHでは、将来に必須となる能力を磨く「Social Intelligence (SI)プログラム」への参加を義務づけます。

 また、住み込みのハウスマスター(管理人)夫妻が寮生をサポートするほか、RA(レジデント・アシスタント)と呼ばれる先輩寮生が寮での日常生活や勉学、課外活動などをサポート。快適で安全な学生生活を支援し、初めての一人暮らしで不安を抱えている新入生を家族のような温かさで迎えられるよう準備を進めています。

 さらに1階の教育施設では、早稲田大学の教育研究機能を生かして地域社会に開かれた生涯学習の場づくりを提供予定。本学の生涯学習機関であるエクステンションセンターを中心に、プログラムを開発中です。

Interview
産学公の連携で、充実した街づくりを

田中大輔 中野区長

 私が中野区長に就任した2002年に、中野駅の北西にあった警察大学校の移転が完了し、跡地をどう生かすかが焦点となりました。議論の末、区では病院、オフィスビル、大学などから成る「中野四季の都まち市」を計画。地域、大学、企業が連携することで、企業にとっては新しいビジネスチャンスを、大学にとっては教育・研究を生かす場を、地域にとっては新しいビジネスシーズが供給されることを期待し、産学公が連携して再開発を進めてきました。その中の施設の一つが、「早稲田大学中野国際コミュニティプラザ」です。

 中野は個性的な文化のあふれる街で、昔からたくさんの学生が暮らしています。寮生は、すんなり中野の街になじんでくれると思いますし、地域も温かく学生を受け入れるでしょう。さらに今後は、多くの留学生が中野で生活することになり、地域にとっても新たな刺激になることと思います。大学の講義だけでなく寮での仲間との交流や、地域行事・ボランティアへの参加などで経験や知見を広げ、将来例えば起業してみるなど、ここ中野でさまざまなことに挑戦してほしいですね。そして生涯学習講座も行われるということで、幅広い年齢層が早稲田大学の知的資産の厚みを享受し、地域としてさらに発展できることを期待しています。