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キャンパスナウ

▼2013 早春号

早稲田再発見


写真:佐藤洋一(社会科学総合学術院 教授)

cover story 表紙のお話

先人の思いを伝える文物たち

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一 ふかくこの生を愛すへし

一 かへりみて己を知るへし

一 学藝を以って性を養ふへし

一 日々新面目あるへし

秋艸道人(しゅうそうどうじん)の雅号で歌人・書家としても知られる會津八一博士は、自ら揮毫した「学規」を多くの門下生に贈っています。早稲田大学在学中は坪内逍遙のもとで英文学を学び、のちに東洋美術史の研究を志し、やがて母校の教壇に立ちました。美術史の教育・研究にとって実物と文献は車の両輪のごとしとの信念に基づき、私財を投じて中国の明器、鏡、瓦塼(がせん)など4,000点余りを収集。そのコレクションを柱として、本学の蓄積した学術研究資料や貴重な寄贈資料など約18,000件を収蔵、展示しているのが、ここ會津八一記念博物館です。かつて図書館の大閲覧室だった展示室を歩けば、静謐の中、数々の文物から先人たちの思いが伝わってくるかのようです。