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▼早春号

早稲田再発見


表紙および写真上:佐藤洋一(社会科学総合学術院 教授) 写真下:田中丸豊次

cover story 表紙のお話

アーチ天井の架かる歩廊

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中世ヨーロッパ建築を思わせる半円アーチ型の天井が連なる石畳。

大隈記念講堂の正面ロビーから貴賓室へと続く歩廊です。

高田早苗総長が要望したというゴシック様式を基調とする講堂ですが、茶白のスクラッチタイル貼りの重厚な壁面や建物頂部の装飾、このアーチ型天井などにロマネスク様式が取り入れられ、天井を支える円柱はプレヘレニズム様式のクノッソス宮殿のそれに類似しています。

その歩廊の中程にたたずむ大礼装姿の大隈重信像。

創立25周年(1907年)に際して学苑のキャンパス中央に建てられましたが、やがて、大勲位の正装が大隈には似つかわしくないとの異論が。

そこで創立50周年を機に、キャンパスの方はガウン姿の大隈銅像に場所を譲り、講堂竣工時から用意されていた歩廊壁面の凹みに移設されることとなります。

自ら丹精を込め、日々を過ごした大隈庭園を見渡す大隈は、あたかも演説のため緑のバルコニーに歩を進めようとしているかのようです。