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キャンパスナウ

▼1月号

早稲田再発見

写真:大丸剛史(芸術学校空間映像科2年)

cover story 表紙のお話

知の中心を担う柱。

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早稲田キャンパス2号館は、1925年(大正14年)落成。その後、現在の中央図書館が開館するまでの60有余年、本学の知の中心を担う図書館として、多くの学生・教職員に愛されてきました。

1階ホールの暗緑褐色の格天井は、漆喰塗りの白亜の円柱6本に支えられています。

その円柱上部に施された精巧な細工。中島武一さんという無名の左官職人の手によるものです。

完成を迎える日、彼は晴れ着姿の妻子を現場に伴い、妻子が見守る中で最後の1本に仕上げを施しました。

この光景を目にした設計者の今井兼次(本学名誉教授)は、「幾多の希望を持って働く人達によってこの図書館が形づくられたことは、なにより意義深いと云わねばなりません」と記しています(1954『建築とヒューマニティ』)。

武一の妻は、60年後に図書館を再訪。

その際寄託された寄付金が、創立100周年記念事業のひとつ、現中央図書館建設のための「タイル募金」第1号となりました。

2号館には現在、會津八一記念博物館、高田早苗記念図書館などがあり、早稲田文化の一端を担っています。