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▼2018 早春号

NEWS REPORT

保護主義ではなくアクティブな多国間主義を
フランス銀行総裁による講演会を開催

530名を超える多くの聴衆を集め、講演後のQ&Aセッションでは活発な議論が行われました

 2017年12月4日、国際課、スーパーグローバル大学創成支援実証政治経済学拠点、現代政治経済研究所、政治経済学術院はフランス銀行フランソワ・ビルロワドガロー総裁を迎え「欧州が直面する経済課題への挑戦」と題する講演会を開催しました。総裁は、グローバル課題に立ち向かうためアクティブな多国間主義が必要と主張。「国同士の協力がこれまで以上に重要になってきており、欧州と日本は他国と共に共通で尊重されているルールや多国間機関に基づいて国際経済関係を守る必要がある」と述べました。最後にノーベル賞受賞者カズオ・イシグロ著の『日の名残り』からの文章を引用し、経済組合のより良い機能に向けて進展することの大切さを強調。「私は今では不可能と思われることでも達成できることを強く信じています」と講演を締めくくりました。