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▼2017 盛夏号

NEWS REPORT

低温小型でオンデマンドに駆動する

アンモニア合成プロセスを開発

電場中でのプロトンホッピングによるあらたなNを中間体とするアンモニア合成のスキーム

 理工学術院の関根泰教授、中井浩巳教授らの研究グループは、株式会社日本触媒と共同で、電場印加した触媒上で低温かつ世界最高レベルの速度でアンモニアを合成できることを明らかにしました。

 アンモニアは、次世代の水素のキャリアや肥料合成の原料などとして重要な化合物であり、小型な設備でオンデマンドに低温駆動できる触媒プロセス開発が望まれていました。今回の研究では、半導体性を有する触媒にわずかな電力を印加することで、従来とは異なるメカニズムで低温でも効率よくアンモニアを合成できることが発見され、日本触媒の研究グループがこの触媒プロセスを加圧化し、9気圧の条件において世界最高レベルのアンモニア合成速度を実現しました。この合成プロセスは、これまでの課題であった水素被毒や窒素解離の遅さを解決します。