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▼2016 錦秋号

NEWS REPORT

物まねでなく、真似ることを心がけてほしい

「中村吉右衛門講演会 古典歌舞伎の芸と心」を開催

 8月4日、演劇講座「中村吉右衛門講演会─古典歌舞伎の芸と心」が開催され、会場の大隈記念大講堂前には開場前から長い行列ができました。

 講師は、歌舞伎俳優で芸術院会員でもある中村吉右衛門氏。聞き手は児玉竜一演劇博物館副館長が務めました。講座では吉右衛門氏の芸談のみならず、舞台でのエピソードや舞台以外での話にまで及んで盛り上がり、歌舞伎の奥深さや吉右衛門氏の人柄が存分に感じられました。中でも若手に向けて「物まねでなく、真似ることを心がけてほしい」という話が印象的でした。

 講座後は演劇博物館で開催されていた特別展「中村吉右衛門展」で、舞台写真や、氏自らがデザインした舞台衣裳、初代伝来のせりふの書き抜きや下座音楽の付帳などに興味深く見入る来場者も多く、歌舞伎の魅力に浸れた1日となったようです。

講師の中村吉右衛門氏(左)と児玉竜一演劇博物館副館長(右)

暑い中、開場前から長い行列が