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▼2016 錦秋号

NEWS REPORT

太陽光エネルギーの高効率変換にも期待

2ステップで作製可能な「複合ナノ構造」で分子由来の光応答が1億倍以上に増強

 理工学術院の井村考平教授、大阪府立大学大学院理学系研究科の飯田琢也准教授らの研究チームは、自然界の高性能な受光素子の1つである昆虫の複眼と稲妻が避雷針に集まる現象をヒントに、3個セットの金ナノ粒子と規則正しく並んだマイクロ粒子の「複合ナノ構造体」を2ステップで簡単に作製できる技術を構築し、分子由来の光応答を1億倍以上に増強する原理を解明しました。

 本研究成果は、太陽光エネルギーの高効率変換やナノメートルオーダーの大きさの分子を表面に吸着して光で高感度に検出するタイプの化学センサーへの応用が期待できます。持続可能な社会実現のためのグリーン・イノベーション技術や予防医療による健康長寿のためのライフ・イノベーション技術などの基礎となる成果といえ、米国化学会の科学論文雑誌「Journal of Physical ChemistryLetters」に掲載されました。

作製した複合ナノ構造体は、超高感度な化学センサーとして極めて有望