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キャンパスナウ

▼2016 錦秋号

NEWS REPORT

今後の除染作業の効率化や広域調査も可能に

飛散した放射性核種の分布を短時間で画像化

 2016年9月14日現在、理工学術院の片岡淳教授の研究室および大河内博教授の研究室は、共同で福島・浪江町における放射性核種の環境調査を実施しています。このたび、片岡研究室が開発した携帯型コンプトンカメラをドローンに搭載し、上空から福島原発事故で飛散した137Csの分布状況を、わずか10分程度の短時間で画像化することに成功しました。これまでも大型無人ヘリなどを用いた類似の調査が試みられてきましたが、今回のように総重量が5kg以下と軽く、比較的安価な汎用ドローンを用いた短時間かつ迅速な上空からのガンマ線撮影は、軽量かつ高感度のコンプトンカメラだからこそ可能であり、世界初の試みとなります。今後の除染作業の効率化や、森林部や里山を含む個人家屋、学校などの公共施設の迅速な広域調査に威力を発揮するものと期待されます。

ドローンに独自開発の軽量コンプトンカメラとノートPCを搭載し、上空15~20mから直径70mの範囲を一度に動画撮影

浜松ホトニクス社との共同研究によるガンマ線撮像用コンプトンカメラ