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▼2016 錦秋号

NEWS REPORT

光ファイバ内の光エネルギーを活用

同一素子で100GHz高速光信号受信と光起電力発生を同時に実現

 川西哲也理工学術院教授は、国立研究開発法人情報通信研究機構ネットワークシステム研究所、株式会社日立国際電気と共同で、高効率高速受光素子の開発に成功しました。本素子を搭載したモジュールに光ファイバを接続すると、電源なしで光信号から100GHzのミリ波信号を発生させることができます。これまで障壁であった光−ミリ波変換モジュールへの外部電源供給問題を緩和させ、大幅な低コスト化により、光ファイバとミリ波帯無線を融合した滑走路上の異物検出システムや高速鉄道向け高速通信システムなどへの市場創出が期待されます。今後、特性の改善により将来的には外部電源不要で1本の光ファイバのみで大きな無線信号が取り出せる可能性も考えられます。なお本研究の一部は、総務省電波資源拡大のための研究開発の一環として実施されました。

ミリ波帯有無線融合ネットワークのイメージ図

ミリ波帯有無線融合ネットワークのイメージ図(上)、新規開発した自己発電高速受光素子を搭載したモジュールの概要図(下)高速光信号(入力)を高速受光素子で受信し、高周波信号と電気起電力で後段増幅器の電圧を制御し、最終的に増幅器より高出力電気信号を発生。