早稲田大学の教育・研究・文化を発信 WASEDA ONLINE

RSS

YOMIURI ONLINE

ホーム > キャンパスナウ > 2016 盛夏号 NEWS REPORT

キャンパスナウ

▼2016 盛夏号

NEWS REPORT

白黒写真に色付けする手法とは?

人工知能が100年前の情景も自然に再現

 石川博理工学術院教授、飯塚里志研究院助教、シモセラ・エドガー研究院助教らの研究グループは、ディープラーニングと呼ばれる人工知能技術を応用し、白黒写真を自然に彩色する「ディープネットワークを用いた大域特徴と局所特徴の学習による色付け」手法を確立しました。

 本研究で開発した新しい手法を用いると、大量の白黒・カラー画像の組から色付けの手掛かりとなる特徴を学習し、画像全体から抽出される大域特徴と、局所特徴とを結びつけて与えられた白黒画像を自動でカラー画像に変換します。

 屋外か屋内か、昼か夜かなどの写真全体についての大域特徴と、砂か葉か水か等の局所特徴からどのように色付けするのが最も適当かを推測。これらの組み合わせにより、状況にあった自然な色付けを、人による介入を必要とせずに可能にしました。なお、彩色の結果はユーザーテストにより評価され、約90%の色付け結果が自然であるという回答を得ました。

大隈重信と来訪者(大隈邸温室内)、1910年代
大学史資料センター写真データベース所蔵写真
B03-01を本手法によって彩色加工したもの

ディープネットワークを用いた大域特徴と局所特徴の学習による色付けのモデル構造