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キャンパスナウ

▼2014 盛夏号

NEWS REPORT

ギャラリートークや劇団公演など開催

サミュエル・ベケット展――ドアはわからないくらいに開いている

 東日本大震災後の日本、ハリケーン・カトリーナの襲来を受けた米・ニューオーリンズ、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争最中のサラエボなど、世界各地の災害・戦争に見舞われた場所で繰り返し上演されてきた劇作家のサミュエル・ベケットの演劇。1953年の『ゴドーを待ちながら』世界初演プログラムやチケット、初版本などの貴重な資料を展示した企画展「サミュエル・ベケット展――ドアはわからないくらいに開いている」が、坪内博士記念演劇博物館で、4月22日より開かれました。

 同展では1960年の文学座による本邦初演から昨年の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2013」まで、日本で上演されてきたベケット作品や関連作品の写真や映像なども豊富に展示。「ポスト・アポカリプス」「死者との対話」「共生のための想像力」といったコーナーを通じて、これまで不条理や絶望、沈黙といった言葉で語られてきたベケットの演劇を新たに「共生」という視点から捉え直しました。また、ベケットの後期作品の『わたしじゃない』やテレビ作品『クワッド』の世界を、映像などで体感できるようなコーナーも用意し、ベケットを身近に感じていただきました。