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キャンパスナウ

▼2013 盛夏号

NEWS REPORT

早稲田の地で日本文化に触れる

芸術や歴史を語る展覧会を開催

坪内博士記念演劇博物館
ドナルド・キーン氏の足跡を紹介

三島由紀夫氏より贈られた『近代能楽集』

 本学名誉博士で、2012年9月には芸術功労者として顕彰されたドナルド・キーン氏の足跡をたどる「ドナルド・キーン展」が、5月21日より演劇博物館で開催中です。

 日本の能や歌舞伎、さらには安部公房などの文学を英語で世界に紹介した同氏の著作や、沖縄出征時に愛読した劇作家ラシーヌの作品をはじめ、太郎冠者を演じる若き日の写真など、多大な業績の中からキーン氏自らが選んだ資料が展示されています(8月4日まで)。

▶キーン氏については「第二世紀へのメッセージ」もご覧ください

會津八一記念博物館
戦争画が果たした役割を伝える

「英霊永久ニ眠ル」

 5月20日~7月6日、會津八一記念博物館で開催された「花岡萬舟 戦争画の相貌Ⅱ」。花岡萬舟(1895-1945年)は満州事変や上海事変などに従軍し、戦場の風景を写し取った画家で、2006年に、その戦争画57点が同博物館に寄贈されています。そのうち約半数の作品が2009年の「戦争画の相貌―花岡萬舟連作」展で披露され、大きな反響を呼びました。

 今回の展示では、修復を終えた30余点の未公開作品を一堂に公開。まとまった数の戦争画が展示される機会はそう多くなく、アジア・太平洋戦争期に絵画が果たしたプロパガンダの役割が、壁に掲げられた戦争画を通じてはっきりと伝わる貴重な展覧会となりました。

大学史資料センター
早稲田の今昔を映す展示

1930年代の早大生たち(土門拳撮影)

 6月21日、大隈記念タワー125記念室で「2012年度受贈資料展―資料が映す早稲田の今昔―」が始まりました。

 学内外の方々より大学史資料センターに寄贈された資料から選りすぐった展示。今回は特に、長きにわたり本学で教鞭をとるとともに初代野球部長を務め、また社会運動家・政治家としても活躍した安部磯雄(1865-1949年)に関する資料も公開。その他、戦前の学内建造物を撮影した貴重な写真をはじめ、早稲田の今昔を映すバラエティーに富んだ資料が並び、来館者はひとときのタイムスリップが楽しめます。写真の中には、戦後日本を代表する写真家の土門拳が20代の頃に撮影した学生たちの姿も見ることができます(8月4日まで)。