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▼2013 早春号

NEWS REPORT

「アト秒科学」において世界をリードする研究に評価

新倉理工学術院准教授が「日本学術振興会賞」を受賞

 新倉弘倫理工学術院准教授が、優れた若手研究者を顕彰・支援する第9回(平成24年度)「日本学術振興会賞」を受賞しました。同賞はわが国の学術研究の水準を世界のトップレベルで発展させるため、創造性に富んだ優れた研究能力を有する人文・社会科学および自然科学の全分野の若手研究者を対象に、早い段階から顕彰してその研究意欲を高めようと創設された賞で、新倉准教授は371名の候補者の中から24名の受賞者の一人に選ばれました。

 分子を構成する原子核や電子の運動をアト秒の時間で測定するために、レーザー光を測定対象とする分子に照射し、その分子自身から電子を引き出して測定の道具(プローブ)とする革新的な測定法を提案・実証。この測定法は、アト秒(1アト秒=10-18秒)時間での分子測定を可能にした方法の一つであり、アト秒の時間精度で分子内の原子核の運動を測定したり、電子の分布(波動関数)の変化を捉えたりすることに成功しており、その功績が評価されたものです。

 新倉准教授は「再衝突する電子という過程を用いた方法により、アト秒科学への展開とその構築に関して、その初期から貢献することができたことは非常に良いことであったと考えています。今後とも、新たな概念に基づく研究を展開していこうと考えています」と喜びのコメントを寄せました。