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「日本のシンドラー」としての功績を顕彰

早稲田キャンパスに杉原千畝レリーフを設置

 日本のシンドラーと称される故杉原千畝氏の没後25周年を記念して、同氏のレリーフが早稲田キャンパスの11号館と14号館の間に設置され、10月24日には鎌田薫総長や、国会稲門会のメンバーが中心となり設立した「杉原千畝顕彰会」の方々、杉原家ご親族、杉原氏ビザ発給者、イスラエルの民間防衛大臣のほか、イスラエル、ポーランド、リトアニアの大使館関係者などが出席し、除幕式を行いました。

 1919年に早稲田大学高等師範部第一部英語科予科を留学のため中退、外交官として第二次世界大戦の際リトアニアのカウナス領事館に赴任していた杉原氏は、ナチス・ドイツの迫害によりポーランドなど欧州各地から逃れてきた難民たちに外務省からの訓命に反して、大量のビザ(通過査証)を発給し、およそ6,000名にのぼる避難民を救ったことで知られています。このたび設置したレリーフは「杉原千畝顕彰会」から寄贈いただいたもので、「外交官としてではなく人間として当然の正しい決断をした」という杉原氏の言葉が刻まれています。

寄贈されたレリーフ

除幕式の様子