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NEWS REPORT

厳しい状況の中、企業と学生のミスマッチ解消が鍵

2010年度の就職状況について

※20名以上の就職先
※表は2011年4月7日現在のものです。

 2010年度の就職戦線は、リーマン・ショックの影響を受けた前年度に続き、学生の就職内定率の低下が指摘され、「超・就職氷河期」とも伝えられました。「大卒求人倍率」(民間企業就職希望者に対する求人推計。リクルートワークス研究所調査)は1.28倍で、学生100名に対して128名分の求人があるという状況でしたが、企業側に「厳選採用」の傾向が強まる一方、学生側の大手企業志向は変わらず、求人と求職のミスマッチが目立ちました。就職活動を続ける中で自らの適性と企業選択をうまく調整できた学生と、当初の志望先に固執する学生の差が極端に出たようです。

卒業生の進路状況

 現在、2010年9月、2011年3月卒業生の全体状況について進路報告を集計中ですが、現時点での状況は下表のとおりです。

 学部生は、進路報告者9,364名のうち、就職が6,039名(64.5%)、進学・留学などが2,146名(22.9%)、資格試験受験が303名(3.3%)、その他・進路未定が870名(9.3%)となっています。近年、学部生の進路は、就職する者が6割から7割、進学者が2割前後という傾向がありますが、その割合は景気動向に左右されます。2009年度に比べ、就職が1.6%増、進学が1.5%減、資格試験受験が0.3%減、その他が0.3%増となっていますので、若干就職状況が好転しているようです。

 また、大学院生(修士課程)の進路報告者2,694名のうち、就職が1,798名(66.7%)、進学・留学などが269名(10.0%)、資格試験受験が259名(9.6%)、その他・進路未定が368名(13.7 %)となっており、2009年度に比べ、就職が1.4%減、進学が1.2%減、資格試験受験が0.6%減、その他が3.1%増で、厳しい状況が続いています。

 企業別の就職状況(20名以上)は右表のとおりですが、全体としては、金融機関、製造業が大きな割合を占めます。ほぼ例年どおりの傾向で大きな変化はありません。

キャリアセンターのキャリア・就職支援について

 キャリアセンターでは、多様なキャリア形成・就職支援イベントを開催しています。また、随時学生の個別相談も行っていますので、就職活動に困っている学生には、同センターを訪ねるようご紹介ください。

 現在、学部4年生、大学院修士2年生の学生が就職活動中ですが、東日本大震災の影響で多くの企業の選考スケジュールが延期されています。本来は4月から一斉に本格的な選考が開始されGW前後に大手企業の採用内定通知があり、その後、中堅・中小企業が続くという大まかな流れがありましたが、今回は大企業から中堅・中小まで多くの企業の選考スケジュールが重なることが予想されます。また震災による経営状況の悪化により、求人数の絞り込みや、厳選採用の傾向も一段と進みそうです。学生には企業の知名度や規模にこだわらず、幅広く選択肢をもって就職活動を進めるよう指導していく方針です。

※表は2011年4月7日現在のものです。