早稲田大学の教育・研究・文化を発信 WASEDA ONLINE

RSS

YOMIURI ONLINE

ホーム > キャンパスナウ > 早春号 NEWS REPORT

キャンパスナウ

▼早春号

NEWS REPORT

貴金属ナノ粒子の特異な光学的性質を発見

自然科学研究機構・北海道大学・本学で共同研究の成果

 理工学術院の井村考平准教授および自然科学研究機構分子科学研究所の岡本裕巳教授らの研究グループは、北海道大学の三澤弘明教授らのグループと共同で、1,000万分の1メートルというナノの世界でのみ観測される新しい現象を特殊な顕微鏡を用いて発見しました。不透明な金属の板に1,000万分の1メートルの直径の孔をあけ、その孔を不透明な金属製の円盤で塞ぎ、孔を通ってくる光の強さを測ったところ、円盤がない時に比べて、円盤で孔を塞いだ時の方が、数倍強くなる場合があることを世界で初めて見出しました。

 この現象自体に、どんな具体的な応用の可能性があるかは、まだ分かりませんが、貴金属ナノ物質のこの特性が、例えば光のエネルギーを有効に電気エネルギーや化学エネルギーに変換するための基礎的な性質として今後重要になってくることが予想されます。