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「文楽座人形浄瑠璃」大正後期の貴重な映像を公開

演劇博物館、現存する最古の文楽映像を入手

「本朝廿四孝」十種香の段

 演劇博物館グローバルCOE拠点(館長・拠点リーダー:竹本幹夫文学学術院教授)は、1921年7月に撮影され、翌8月に東京・明治座で7日間だけ公開された松竹キネマ製作の短編映画「文楽座人形浄瑠璃」に、後年、数カットを付け加えたと考えられる映像フィルム3巻(35ミリ・モノクロ・音声無・約42分)をフランスのアルベール・カーン博物館から購入しました。詳細な経緯は不明ですがフランスに輸出されたものと推測されます。

 映像には二代豊竹古靱太夫(後の豊竹山城少掾)、三代鶴沢清六、初代吉田栄三、三代吉田文五郎(後の吉田難波掾)ら、大正後期に活躍した錚々たるメンバーの顔が見え、現存する文楽に関する最古の映像であるだけでなく、最も収録時間が長いものと思われます。

 文楽研究のみならず初期の日本映画研究の第一級資料であり、今後、演劇と映像の両面から、さらに研究を進める予定です。この映像については、12月22日に小野記念講堂で行われた同拠点研究報告会で、研究者や多くの学生・一般来場者に公開されました。