キャンパスナウ
▼盛夏号
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日本とスペインの国際的な文化交流に大きく貢献
入江正之教授、「村野藤吾賞」を受賞
6月1日、理工学術院の入江正之教授(写真:左下)が、廃墟状態となっていたスペイン・カタロニア地方の伝統的石造民家「マジア(masia)」を修復・再生させた『実験装置/masia2008』(新建築2008.9掲載・写真上・右下)で、第22回「村野藤吾賞」を受賞しました。
組積造の壁の祖形を際だたせつつ、鉄の架構体を拮抗させ、建築の初源を住まうことの直感を喚起する舞台として問い直したことや、また、大地と永い歴史の中から隆起した壁とその足下に居る石、赤く錆びた鉄、黒く磨かれた鋼鉄の共演が、スペインとの文化交流に大きく貢献したと評価されました。