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▼10月号

NEWS REPORT

日本の賃金制度に多大な影響を与えた電産型賃金制度を徹底研究

人間科学学術院の河西宏祐教授が第14回社会政策学会学術賞を受賞

河西教授(高木和男氏提供)

 人間科学学術院、河西宏祐教授の『電産の興亡(1946年~1956年)-電産型賃金と産業別組合-』(早稲田大学出版部、2007年)が、第14回社会政策学会学術賞を受賞しました。社会政策学会は、明治29年(1897年)に創設された我が国の文系では最古の歴史と伝統をもつ学会です。

 今回の受賞作品は、河西教授のライフワークである電産(日本電気産業労働組合)史研究の集大成であり、電産型賃金体系で名高い「電産」研究の決定版です。「電産の歩んだ道筋を平易な叙述ながらも、実に深く解明した研究という意味で、本研究は本学会の学術賞に相応しい力作である」と評されています。