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▼早春号

MISSION! 大学の仕事

教職員が担っているさまざまなミッションと、早稲田大学の新しい動きをご紹介します。

渉外局

「WASEDA 稲門経済人の集い」の様子

恒常的な大学への支援体制の構築を目指して

早稲田の魅力を発信し
大学と支援者の架け橋に

「常時資金獲得体制」の構築を目指し、各種の取り組みを通して、支援者である校友や企業、社会との継続的な関係構築に努めています。

本学の支援者へのサービスを提供

各種募金趣意書や渉外局が企画編集する広報媒体

「WASEDAサポーターズ倶楽部エグゼクティブ・フォーラム2010」案内チラシ

 渉外局は、「創立125周年記念事業」の終了を期に、それまでの「募金局」をリニューアルする形で、2008年6月に総長室の外局として設置されました。現在、主なスタッフは総長室募金課と兼務しながら、『WASEDAサポーターズ倶楽部』をはじめとした各種寄付の獲得や、学外との連携強化にあたっています。

 私学である本学は、大隈重信による創立以来、その「理念」に賛同する方々から多くの支援を受けながら発展してきました。とりわけ、周年の節目には記念事業を実施し、インフラ整備や教育・研究体制強化のために、大々的な募金活動を実施してきました。近年では、2007年の創立125周年時に大規模な記念事業を行い、卒業生をはじめとする多くの方々や法人からご支援を賜ったことは記憶に新しいところです。渉外局は、これまでに築いたステークホルダーの方々との関係をさらに深め、支援者のネットワークを一層広げていくことを目指しています。

 渉外局の業務内容は、寄付者および法人関係データの整備はもとより、必要な情報の収集・分析など各種寄付の獲得に向けた基盤整備から、支援者の拡大に向けた「WASEDAサポーターズ倶楽部 エグゼクティブ・フォーラム」や「WASEDA 稲門経済人の集い」など、各種イベントの企画・実施、寄付者への報告と、大学の現状を正確に伝えることを目的とした広報誌「WSC NEWS LETTER」の編集・発行、「早稲田講義録」の作成など幅広いものです。ほかにも、未来の“早稲田ファン”を作るための取り組みである「Hello!WASEDAプロジェクト」なども渉外局が主管する施策の一つです。

「Hello!WASEDAプロジェクト」 ~未来の“ワセダ・サポーター”に向けて~

「Hello!WASEDAプロジェクト」は、地域との連携により、全国に本学の情報を発信、長期的な視点に立ったネットワークの構築を目的としています。ここ数年、首都圏以外の入学志願者の減少が懸念されています。そこで、全国的に“ワセダ・サポーター”を増やすため、2009年度から若手職員の有志によるプロジェクトをスタートさせました。プロジェクトメンバーは、大学の代表として各地域の校友等と折衝し、将来、校友会活動の担い手となるであろう若手校友や、未来の早大生である、中高生向けのイベントを実現させ、時には現役早大生とも協力しながら、“WASEDAの魅力”を積極的に伝えています。

Hello!WASEDAプロジェクトWebサイト
▶ http://www.waseda.jp/external/hello/fl.html

記念事業・募金に支えられた早稲田の歴史

1882年 東京専門学校開校
1907年 創立25周年記念事業(大隈銅像(大礼服姿)の建立)
1922年 創立40周年記念事業(大隈講堂の建設など)
1932年 創立50周年記念事業(大隈銅像(ガウン姿)・高田早苗銅像の建立など)
1947年 早稲田大学復興会結成
1957年 創立75周年記念事業(記念会堂・体育局校舎の建設など)
1962年 創立80周年記念事業(第二学生会館の建設など)
1982年 創立100周年記念事業(所沢キャンパスと人間科学部新設、総合学術情報センターの建設)
1990年 研究教育強化事業(戸山キャンパス、大久保[現西早稲田]キャンパスの整備など)
2007年 創立125周年記念事業(学生会館、8号館、11号館、63号館の建設および大隈講堂の改修)

「WASEDAサポーターズ倶楽部」を核に新たな支援者を開拓

「稲門経済人の集い」にて、競走部の学生と杉上佐智枝アナウンサー、渉外局メンバー全員の集合写真

 現在、大学が積極的に展開している付帯サービス付の寄付クラブ制度『WASEDAサポーターズ倶楽部』。年間3万円以上の寄付者を「年度会員」、本学名誉称号贈呈者を「特別会員」と位置付け、大学の各種事業への支援を募っています。

 このうち「特別会員」は現在、約1,000名おり、その多くは本学の卒業生です。渉外局では、年に一度、これまで大学へ特に多額のご寄付をいただいた「特別会員」の皆様を対象とした「早稲田大学をご支援いただいている皆様との集い WASEDAサポーターズ倶楽部 エグゼクティブ・フォーラム」を企画・実施しています。

 また、経済界で活躍中の校友を対象とした「WASEDA 稲門経済人の集い」など、ほかにもさまざまなイベントを通じて学外との関係を強化し、さらなる支援者の開拓に努めています。

 一方で、広く各界で活躍するリーダーたちから、大学経営への助言・提言を得るとともに、総長・理事会を支えるブレーン機能を持たせた組織として「エグゼクティブボード」の設置など、現在構想中の案件も多岐にわたります。

支援の枠組みを社会へ

 本学の支援者の特徴は、「母校のため、後輩のために」と寄付をされる卒業生(校友)が多いことです。しかし、中長期的視野で大学の発展を考えると、校友のみならず、一般の方々や企業などに支援者の枠組みを広げるとともに、「周年事業」など一過性のキャンペーンに頼ることなく、常に大学への支援を募り、受け入れる体制を構築する必要があります。そのためには、当然のこととして、校友をはじめとした本学のステークホルダーに向けて大学の情報を正確にお伝えし続けなければなりません。

 渉外局では、この「常時資金獲得体制」の整備を最重要ミッションとして、今後も「WASEDAサポーターズ倶楽部」「教育振興資金」など、各種寄付の獲得に向けた基盤整備を進めていきます。

若手職員に聞く

支援者からの叱咤激励が大学を成長させる

菅 勇希さん/総長室渉外局

――担当の仕事を教えてください。

 寄付金の募集計画の立案ならびに受入処理全般、イベントの企画・運営、募金広報を担当しています。また、先輩方とともに「WASEDAサポーターズ倶楽部」を中心に、恒常的に大学支援をいただけるような仕組みづくりを考えています。

 支援者の方々は本学の卒業生が多く、教育・研究をはじめ大学の動向にきわめて高い関心をお持ちです。そこから、大学への思いや期待を吸い上げることが重要なのです。卒業生や支援者から母校への愛のある厳しい叱咤激励が、大学をさらに成長させるのだと思います。

 渉外局が実施するイベントでは、早稲田の“今”をお伝えするとともに、現役学生との交流やオリジナルグッズの提供、『早稲田大学校歌』の斉唱など“早稲田らしさ”を実感していただけるような演出を盛り込むことを心掛けています。

 このようなイベントでは、メールや電話でしかやりとりできなかった支援者の方々と、直接お会いすることができます。そのような方々から「大学に来る機会がないからいいきっかけになったよ、ありがとう。母校の雰囲気を味わうことができた」と言っていただき、その思いに直接触れられたことはとても大きな収穫でした。

――今後の目標は?

 今後は支援者への徹底したアプローチやアフターフォローをさらに充実させたいと考えています。支援者の方がどのような情報を必要としているかを把握し、こちらが提供する情報に関心を持ってもらえるよう、イベントや広報媒体などを通して働きかけたいですね。また、「エグゼクティブ・フォーラム」や「稲門経済人の集い」のような、卒業生と大学が双方向のコミュニケーションを図ることができる機会を、これからもさらに工夫しながら続けていきたいと思います。