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キャンパスナウ

▼7月号

MISSION! 大学の仕事

教職員に与えられたさまざまなミッションと、早稲田大学の新しい動きをご紹介します。

自分の人生と生活を切り拓く力を育てる

学生の意思決定をサポート

主体的なキャリア形成を目指す、キャリアセンターの仕掛けとは?

将来に関するさまざまな相談に対応

 戸山キャンパス30号館、学生会館3階にあるキャリアセンターは、2002年10月、従来の就職課を発展させ、「キャリア支援」の強化を目指して設立されました。入学当初から就職活動期、卒業後に至るまで、学生の皆さんのキャリアプランをサポートしています。職員は専任が9名、嘱託職員3名、派遣社員7名。キャリアセンタースタッフや学生キャリアアドバイザー、キャリアカウンセラーによる個別相談を行う専用ブースや、資格や就職関連の図書や、講座のDVDなど各種資料も完備しています。

 キャリアセンターには、3年生と修士1年生を中心に、年間延べ約8,000名が相談に訪れています。また、Wasedanetポータルのキャリアコンパス「企業・求人情報照会」では、約6,000社以上の企業・求人情報が掲載されており、自宅からでも閲覧することができます。本年度からはホームページのモバイルサイトもオープン。よりセンターが身近になりました。

年間700回のイベントを開催

キャリアセンターの西尾さん(左)と長沼さん

 キャリアセンターは、学生自身が自己の資質や能力を生かして主体的にキャリアを形成していくことを支援の柱としています。低学年から取り組む「キャリア形成支援」と、3年生・修士1年生以上を対象とする「就職支援」の2つの目的に大別され、合計年間700回にも及ぶ、多様なプログラムを用意しています。

 キャリア形成支援は、自分をみつめ、目標の設定につながるプログラムを通して、低学年のうちから自分の人生ややりたいことを考える機会を提供しています。入学当初に行うキャリアガイダンスのほか、1年生から実施しているインターンシップ、キャリアプランの構築を念頭に、今、自分が何をすれば良いのかを考えるキャリアビルドセミナーなどがあります。

 また、これまでプログラムが少なかった2年生を対象にしたセミナー「就活の準備の準備」も本年度からスタートしました。「就職活動を一緒に行う仲間づくりの場として活用してもらえれば」と、キャリアセンター主任の長沼健治さんはその狙いを語ります。

 一方、就職支援は企業選びの基準になる各業界や職種の研究講座をはじめ、学内合同企業説明会、OB・OGや企業の人事担当者を招いた懇談会、エントリーシートの書き方や面接の受け方といったノウハウ講座など、充実したラインアップを誇っています。

 キャリアセンター課長の西尾昌樹さんは、「大学によっては、1年生から有名企業への就職に向けて手取り足取り面倒を見る、というやり方をするところもありますが、早稲田はそうではありません。悩んでいる学生の背中を押し、気づきを促すような支援を心掛けています。自分で考えて動かなければ就職もうまくいきませんし、企業に入社後も活躍することはできませんから」と話し、学生の自発的な取り組みの重要性を強調しています。

順位 企業名 合計
みずほフィナンシャルグループ 99 58 41
三井住友銀行 84 50 34
NTTデータ 82 66 16
三菱東京UFJ銀行 77 37 40
日立製作所 70 57 13
リクルート 66 37 29
NEC 65 51 14
三井住友海上火災保険 64 48 16
キヤノン 62 54
10 富士通 56 41 15
11 三菱電機 55 46
12 損害保険ジャパン 55 43 12
13 東京海上日動火災保険 55 41 14
14 ソニー 52 43
15 トヨタ自動車 52 45
順位 企業名 合計
16 在外企業 52 37 15
17 日本生命保険 51 24 27
18 大和証券 47 22 25
19 東京都職員I類 44 27 17
20 本田技研工業 43 32 11
21 東芝 39 25 14
22 野村證券 39 30
23 NHK 38 24 14
24 インテリジェンス 37 15 22
25 三菱UFJ信託銀行 36 14 22
26 日本アイ・ビー・エム 35 24 11
27 野村総合研究所 35 29
28 第一生命保険 34 15 19
29 国家公務員II種 33 21 12
30 特別区(東京23区)職員 33 21 12
学生と共に歩んでいく

 売り手市場といわれた2008年の就職戦線も峠を越しました。5月末現在、就職を希望する学生の8割が企業に内定しています。

 就職活動のサポートはキャリアセンターだけではできません。特に、就職に対する家族の理解が重要になると長沼さんは言います。「過去の世代と比べ、就職活動ははるかに長く、難しくなっています。これから就活を控えた学生の父母の皆さんには、その状況を理解していただき、自分の価値観を押しつけず、温かくサポートしてあげてください」。

 キャリアセンターでは今後、より学生のニーズにこたえる講座、イベントの開発のほか、海外からの留学生の就職支援や、進学希望者への相談・情報提供の充実も図っていきます。

 悩んだ時はいつでもキャリアセンターへ。学生と一緒に考えるスタッフが待っています。

キャリアセンターサイト
http://www.waseda.jp/career/

若手職員に聞く

小林 久美さん(2年目)

就職活動では「人間力」が見られます

―担当業務は?
 外国人留学生が日本の慣習を理解し、自身をアピールできるようになるための支援や、女子学生のライフプランを考えるサポートを担当しています。

―学生からの相談の際に気をつけていることは?
 学生の話をよく聞いて、思いを引き出すことを心がけています。自分の理想や就きたい職業がわからないという相談を受けた時は、過去に大事にしてきた自分自身の経験を話してもらい、そこから視野を広げたり、考え方を転換できるよう、アドバイスしています。

―学生へのメッセージを。
 いろんな友人をたくさん作ってほしいと思います。就職活動では、多くの企業が「人間力」を見ています。年齢の上下にかかわらず、人にもまれることで今の自分の課題が見え、自然と「人間力」が高まるはずです。迷ったときは是非、キャリアセンターを利用してください。