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キャンパスナウ

▼2015 錦秋号

Front Runner―活躍する若者―

学生生活のなかで身につけた視点や能力を活かして活躍している学生と若手校友をクローズアップして紹介するコーナー。 第7回は法学部3年の新藤晃平さんと、東京都立武蔵丘高等学校の中里有希さんにお話をうかがいました。

日本の今を自分の目で見て、この国を支える力を蓄えたい

略歴はこちらから

新藤 晃平さん/法学部3年

 卒業後は国を支える仕事がしたいと考えている新藤さん。将来の夢を実現するためのモットーは、機動力を高めること。「“人生の夏休み”と言われる大学時代のうちに、偏見や先入観を持たずにチャンスがあれば何にでも挑戦し、見聞を広めたいと思っています」と語る。

 その言葉通り、新藤さんは勉強や所属する「早稲田大学広告研究会」のサークル活動の傍ら、大学が提供するさまざまなプログラムを上手に利用してきた。2年生の時には、社会推進連携室が提供する「tsunagaruプログラム」に参加。福島県南会津町の酒造で働く卒業生を訪ねてその生き様に触れた。3年生ではボランティア関連科目の農林中央金庫・農林中金総合研究所寄附講座「農山村体験実習」で、新潟県十日町にて農業を体験。「実際にその土地に行って自分の目で見ないと、真実は分からないと強く思いました」

 地方での経験を通して、地方創生というキーワードが気になってきたとき、友人から行政機関にインターンシップができる大学の公認プログラムWIN(Waseda Intern)があることを聞く。既に説明会も終わり、締め切りも間近だったが諦めずに応募し、結果、第一希望の佐賀県唐津市役所に採用されインターンシップ活動が始まった。唐津市にしたのは、首都圏から離れた地方の現状、その行政に関わる公務員の仕事を知るため。「受け入れ先の企画政策課での仕事は、人口が減り続ける唐津市の魅力を発信する方法を提案すること。職員の皆さんが余すところなく紹介してくださった唐津の魅力をいかに発信するか、外部の人間であり大学生であるという自分の立場から考えを発表しました」

新藤さんがデザインを担当した「第53回本庄~早稲田100キロハイク」ポスター

 その内容は、「都市に流出している唐津出身の若者は、唐津のPR大使である」という逆転の発想。口コミの影響が大きい大学生なら、唐津出身の友人の意見を取り入れやすいはず。また、唐津の魅力を理解するための教育に注力することが重要だと提案した。「発表の後、お世話になった職員さんが感極まり言葉を詰まらせながらお話をしてくださって、私も思わず目頭が熱くなりました。インターンの本来の目的である、市役所で働くことのイメージを掴めただけでなく、唐津愛や誇りを持って働くことの素晴らしさを実感しました。また、地方創生の仕事は、公務員だけでなくいろいろな選択肢があることも教えていただき、将来についてより深く考える機会になりました」

「残りの学生時代を思う存分楽しみながら、社会に出たときに使える引き出しの数を増やしたい」と語る新藤さん。その機動力で、卒業後の人生でもチャンスを掴んでいくことだろう。

新藤 晃平(しんどう・こうへい)さん/法学部3年

埼玉県生まれ。2013年早稲田大学法学部に入学。地元が大好きで、地域のために何かしたいという思いを持ち続けている。趣味は、絵を描くことと写真を撮ること。広告研究会のグラフィック班に所属している。外出するときは必ず首から下げているカメラがトレードマーク。長期休暇には、青春18きっぷで日本各地を旅している。