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キャンパスナウ

▼2015 新緑号

Front Runner―活躍する若者―

学生生活のなかで身につけた視点や能力を活かして活躍している学生と若手校友をクローズアップして紹介するコーナー。
第5回は政治経済学部4年の白石修一さんと、東京海上日動火災保険株式会社の安原美里さんにお話をうかがいました。

勉強は大学で終わりじゃない!

略歴はこちらから

安原 美里さん/東京海上日動火災保険株式会社 企業商品業務部

 幼い頃から早稲田大学出身の祖父の話を聞き馴染んでいたこともあり、ざっくばらんで自由な早稲田の校風に惹かれて入学。人間科学部では臨床心理学を専攻し、人の心の動き、特にモチベーションやセルフ・エフィカシーに興味を持った。庭球部に所属し、週6日東伏見に通う練習三昧の日々。主務として、主将と共にチームをマネジメントし、高校生のスカウトを担当した。折しも早大庭球部が強豪チームへと変化していく時代。責任は重大だ。チームの状況や課題を見極め、解決方法を検討し具体的な目標を立てて実行する。

 「目の前のことをどう楽しむか、メンバーの良さを活かし、チームのためにできることは何かを常に考えていました。だから私がスカウトした後輩が日本一になった時は本当にうれしかったです。組織の動かし方、モチベーションのあげ方などを庭球部での体験から学びました」

 就職先には、人の役に立ち、かつビジネスのダイナミズムを感じられる損害保険会社を選択した。入社後は自動車保険の損害サービス部門に配属され、保険が人の役に立つ瞬間に立ち会うことが多く、手応えを感じることができた。ところが現在の部署に異動して、法人向けにオーダーメイドの保険の開発・引受業務(アンダーライティング)を担うことになった社会人11年目、壁にぶち当たる。当時担当した保険は、海外進出をした企業の役職員を取り巻くリスクを扱う保険だ。アンダーライティングを行うには、お客様である企業の業務内容はもちろん、世界情勢など幅広い知識が求められる。

最後の早慶戦。4年間を共にした同期と共に

 「さまざまなリスクにより海外進出に踏み出せない日本の中小企業を応援する前向きな仕事に、保険の可能性を感じました。しかし、お客様にとって最適な商品の開発・改定を行いたくても、当時の私には少ない情報から企業の置かれている経済環境や財務状況を十分に把握できるだけの知識も、広い視野もありませんでした。悔しかった」

 今の自分の課題は何か、解決方法は何かを考え、自分に足りない知識を補うため、体系的に理論と実務を学べる早稲田大学ビジネススクール(WBS)への入学を決意した。WBSでの学びと人との出会いは、視野を広げ、新しい価値観を教えてくれた。

 「“社会を良くしたい!”と夢を語り真剣に学ぶWBSの仲間、ゼミ合宿で訪れたシリコンバレーで“次はどんなベンチャーをやろう”と常に考え挑戦し続けている年上の日本人、そうした人たちの姿を見て、自分がやりたいことに思い切って飛び込むことの大切さに気づかされました。だから学生の皆さんには、できるかできないかではなく、自分の価値観や実現したい夢を真剣に考え抜き、心に響いたものがあれば臆せず挑戦してほしいと思います。もしも力が足りないと感じたら、もう一度勉強すればいいだけですから」

 以前と同じ情報でも、見える範囲が格段に広がったことを実感し、仕事が楽しくてならない。保険事業を通じて多くの人や企業が臆せず挑戦できる社会を実現するために、安原さんはこれからも学び続ける。

安原 美里(やすはら・みさと)さん/東京海上日動火災保険株式会社 企業商品業務部

2001年早稲田大学人間科学部卒業後、東京海上火災保険株式会社(現・東京海上日動火災保険株式会社)入社。自動車保険の損害サービス業務などを経て、2011年から法人向け新種保険のアンダーライティングを担当。2015年春、早稲田大学ビジネススクール(WBS)を卒業。趣味は食べ歩きで、WBSの授業後は“麻の葉”で一杯……。学生時代は庭球部主務として活躍、最近はゴルフにハマり、ようやく100を切ったと意気込む。WBSの仲間と箱根駅伝の応援に行くほど早稲田好き。