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キャンパスナウ

▼2014 新緑号

Front Runner―活躍する若者―

学生生活のなかで身につけた視点や能力を生かして活躍している学生と若手校友をクローズアップして紹介するコーナー。初回は文化構想学部4年の大橋新さんと、花王株式会社人材開発部門の荒川真理子さんにお話をうかがいました。

略歴はこちらから

誰からも頼られる存在を目指して

大橋 新さん/文化構想学部社会構築論系4年

 「外国人学生と日本人学生の共生、毎月の寮イベント、他学部の仲間との交流など、学生寮は早稲田の魅力を最も身近で味わえる場所です。フレッシュな1、2年生のパワーに刺激を受けながら生活できるのは勉強になりますし、些細なことでも人の役に立てることが本当にうれしいんです」。

 規模が大きく、多様な人々が集まる早稲田に飛び込んでみたいとの一心で入学した大橋さん。一人暮らしへの不安もあり、迷わず入寮を決意した。共同スペースでの交流、イベントなどを通して多くの仲間ができ、充実した寮生活を過ごした。2年次の後期にRA(レジデント・アシスタント)※に応募したのは、その恩返しの気持ちを込めてだった。

 学生リーダー役として寮生をサポートするRAは、自室にいても常に他の寮生のことを考え、何かあればすぐに相談に乗る。

 「ゼミの研究やアルバイトで疲れて帰っても、頼られることや後輩からの“ありがとう”の言葉ひとつで疲れは消え、むしろ原動力になっています。人の面倒を見ることや相手を優先すること、それと協調性が身についたと思います」

 一方で、高校時代にリーダー的な役割の経験が少なかった大橋さんは、温厚な性格ということもありRAの役割の領分で悩むこともあったという。

 「RAとして、嫌われてでも叱らなければならない時がありますが、始めは苦手だからと避けていました。でもある時、いつもそういった役をしてくれるRAの子のつらそうな姿を目にして、誰も好きでしているわけではないことに気づき、ようやく自分も同じRAとしての責任を自覚しました。その後のフォローも含めていまはまだ挑戦中です」。

毎年盛り上がる寮のスポーツ大会

 RAの経験を通して多くの人と関わる中で、リーダーシップにはさまざまな形があり、自分は前に立つより皆の中心で周りを盛り立てる方が向いていることがわかったという。また、大橋さんは母国以外の場所で寮生活をして日本語で積極的に話しかけてくる外国人学生と間近で接したことで、グローバルを意識するようになったと話す。途上国の国際開発と市民生活をテーマとするゼミに所属し、都市計画や雇用、コミュニティの創出といった側面から、文献調査や実例調査、東南アジアでのフィールドワークを行っている。将来の夢は地元・豊橋の発展に貢献すること。

 「寮や研究を通してさまざまな人や多様な文化と出会い、グローバルを意識したことで地元の魅力について考えるようになりました。いつか地元に戻り、地元の魅力を輝かせるような街づくりに関わりたいです。そのためにも、いまはまず東京で技術や経験をしっかり積み重ねたいと考えています」。

 地元の発展に貢献し、誰からも頼られるグローバルリーダーを目指して、大橋さんの挑戦は続く。

※RA(レジデント・アシスタント)
親元を離れた寮生が安心して快適な寮生活を送ることができるよう、日々の生活を支援する学生リーダー。大学によって厳正に選考され、研修を受けて寮に居住し、寮生をサポートする。

大橋 新(おおはし・あらた)さん/文化構想学部社会構築論系4年

愛知県生まれ。2011年4月大学入学と同時に田無学生寮へ入寮、2012年9月からJr.RA、2013年3月よりRAとして寮生の身の回りをサポート。2014年4月からは中野に新しくオープンした国際学生寮WISHのRAとして新寮生の入寮対応や生活関連のサポートに奔走している。寮イベントで楽しそうな後輩たちの姿を趣味のカメラで撮影するのがパワーの源。