早稲田大学の教育・研究・文化を発信 WASEDA ONLINE

RSS

読売新聞オンライン

ホーム > キャンパスナウ > 2017 新緑号 SPECIAL REPORT

キャンパスナウ

▼2017 新緑号

Feature

早稲田いま、むかし

 アジアのリーディングユニバーシティーとして、早稲田大学は授業のIT化・キャンパスのグローバル化など、ハード面・ソフト面ともに進化を続けてきました。この30年で、大きく変化したキャンパスの“いま”と“むかし”を比較します。変わってきたキャンパスを見つめると、その中でも揺るがず変わらない早稲田の姿も見えてきます。

PART2 むかしからいまへ ここまで変わった早稲田のキャンパス

 授業や施設など、さまざまな面で進化した早稲田大学をキーワードに沿って紹介します。

01 授業

 少人数教育やICTの活用で一人ひとりの理解がより進む授業が数多く用意されています。

むかし
教室で受講
いま
オンデマンド授業の充実

 学習管理システム「Course N@vi」を利用して、学外にいながらオンデマンド授業導入科目の受講、レポート提出が可能に。教室でPCを活用し、出欠や出席者の交流に利用する授業も増加中。

むかし
掲示板で情報確認
いま
My Waseda

 履修状況、大学からの連絡やメールはポータルサイト「My Waseda」で確認できます。各種申請書のダウンロード、履修登録や成績確認もWeb上で行えます。

困ったことがあったらまずMy Wasedaを開きます

むかし
座学がメイン
いま
実践型・体験型学習

 ディスカッションやグループワークといった双方向性の授業をはじめ、実験や演習形式の体験型学習が増加しています。意見交換や実地体験を通して、理解度が高まります。

発言の機会が多くて、授業はいつも活発な雰囲気です

むかし
大人数の「マンモス授業」
いま
少人数教育の増加

 20人以下の少人数クラスの授業は年間で48%、50人以下は81%(2015年度)。教員との接点が増えたことで、細やかな指導と密度の高い学習環境を実現しています。

先生との距離感が近くて、疑問が早く解決しやすい!

むかし
通年科目・半期科目
いま
クォーター制へ

 外国人留学生、海外の教育課程修了者を柔軟に受け入れるため、1年を4学期に分けるクォーター制。全学オープン科目や文学部等を筆頭に、順次導入を開始しています。

02 グローバル

 外国人留学生との交流や海外留学経験で、世界を舞台に活躍できる人材を育成します。

NEW! 留学生数日本一

 外国人学生の人数は5,431人(2016年度)。日本・世界各地から集まった学生たちが生活する国際学生寮WISHや、ICCによる留学生との多彩な交流プログラムなど、キャンパス内外には異文化交流の機会が多く用意されています。

国際学生寮WISH 寮生の声

モスブロッカー デミー アイコさん/政治経済学部 2年

約900人の日本人学生と留学生が共生

WISHに入寮してから今年の9月で2年になります。共同生活の中でお互いに成長できるルームメイトたち、頻繁に行われる寮内のさまざまな交流イベント、プログラム……。人見知りする私にとって、新しい出会いや学びで溢れている寮生活は大きな魅力でした。いろいろな文化体験が連続する刺激的な毎日、WISHにしかありません!

むかし
英語の授業
いま
英語で授業

 世界水準の質の高い授業を英語で提供することで、日本にいながら世界を体感する環境を実現。世界中で活躍するグローバルリーダーが育っています。

英語学位プログラム開設

7学部13研究科で英語を使ってそれぞれの専門知識を学ぶ学位取得プログラムを実施しています。

 
学部
●政治経済学部
 英語学位プログラム(EDESSA)
●社会科学部
 現代日本学プログラム(CJSP)
●基幹理工学部 国際コース
●創造理工学部 国際コース
●先進理工学部 国際コース
●国際教養学部(SILS)
●文化構想学部
 国際日本文化論プログラム(JCulP)
   
研究科
●政治学研究科
●経済学研究科
●商学研究科※
●経営管理研究科
●基幹理工学研究科
●創造理工学研究科
●先進理工学研究科
●環境・エネルギー研究科※
●情報生産システム研究科
●社会科学研究科
●スポーツ科学研究科※
●アジア太平洋研究科
●国際コミュニケーション研究科
※博士後期課程のみ対象
 
むかし
海外派遣留学生約200人 ※1990年度
いま
海外派遣留学生3,691人 ※2016年度

 海外留学は「時代の最先端」から「スタンダード」へ。1ヵ月程度の短期から長期まで多彩な留学プログラムをそろえ、2032年度には全学生が留学経験者となることを目指しています。
※人数算出方法はむかしといまで一部異なる

こんな時代もあった「むかしの風景」
コピー機に長蛇の列

試験前はノートをコピーするため、学内のコピー機が大人気でした。いまの学生は、ノートをスマートフォンのカメラで撮影、クラスで共有することも。

理工学部の女子は希少
理工学部の女子学生は1割以下と少なく、アイドル的存在でした。

メーリングリストで連絡
クラスやゼミ、サークルごとにメーリングリストがあり、一斉連絡。それ以前は連絡網を作成し家庭の固定電話で回していました。

立て看板がいっぱい!

定番フォトスポット・大隈銅像の周りにも常に立て看板があった

キャンパスは立て看板だらけ。サークル勧誘、イベントの告知から、学生団体の主張まで内容もさまざまでした。

PC利用にも長蛇の列

PCを自在に使える人は今よりずっと少なかった

自分のPCがない時代、Eメールの確認やインターネットの利用のため、朝からPCルームに長蛇の列ができていました。

ポスターだらけの掲示板

演劇やスポーツ、文芸など、サークルの多様性は今も変わらない

構内の掲示板には、サークル、アルバイト、同人誌などのポスターやチラシがいっぱいに貼り出されていました。

試験内容の掲示

現代のSNSのように、友人グループと共有する手段はなかった

試験内容は掲示板に一斉に貼り出され、学生は自分の履修する授業を探して確認していました。

03 施設・設備

 授業・自習・課外活動など学生のニーズに合った多様な施設・設備が整っています。

NEW! 語学教室棟・29号館

 2017年4月から、Tutorial English、Tutorial Chinese、CCDL(Cross-Cultural Distance Learning)に利用される教室を中心に整備されています。少人数で学べるよう区分けされた教室やTOEFL会場としての機能も備える施設も併設。

NEW! ダイバーシティに対応した施設

どんな人でも過ごしやすい環境ですね

 学生や教職員の多様性に合わせて、対応した施設を整備。託児室や授乳室の設置に加え正門のスロープ化など、構内のバリアフリー化も進んでいます。

むかし
自習は一人で黙々と
いま
グループ学習施設

 学生たちが主体的に学び合う「アクティブ・ラーニング」を支援し、多様な学習スタイルに応える空間として「W Space」をはじめとするラーニング・コモンズ空間を各キャンパスに整備。ディスカッションや発表など、さまざまな目的に合わせて利用できます。

ゼミの発表練習から自習まで、好きな環境を選べます

むかし
大きな黒板に板書
いま
CTLT教室

 ビデオ会議や電子黒板、授業の収録システムを備えたCTLT教室を授業やセミナーで利用。ICTを活用した新しい教育に取り組んでいます。

最新の設備で授業参加の方法も変わります

むかし
旧学生会館
いま
学生会館

 部活動やサークルの部室、練習・会議スペースを利用できます。学生生活課やキャリアセンターなど、学生サービスの窓口も設置されています。

むかし
調べ物は図書館に足を運んで
いま
電子データで閲覧

 中央図書館や演劇博物館では、資料の電子データ化が進行中。古書や絵巻、写真などのデータベースがWeb上で閲覧でき、図書館外でも学習時に役立ちます。

貸し出しができない古書も気軽に閲覧できる!

むかし
灰皿がたくさん
いま
キャンパス内分煙化

 受動喫煙防止・分煙化の流れに対応して、キャンパス内は原則禁煙に。キャンパス内の喫煙所の数も限定しています。

こんな時代もあった「むかしの風景」
「試験一発勝負」という美学

法学系の科目は出席を取らない授業も多く、試験のみ出席して一発勝負に懸ける猛者もいました。

プレハブ校舎で授業
戸山キャンパスでは、施設の建て替えや耐震工事が続いたこともあり、スロープ脇のプレハブ校舎で一部の授業を行っていました。

古書店街→ラーメン激戦区

教科書を古書店で買い求める学生も多かった

早稲田~高田馬場界隈は古書店街として有名で、ラーメンやカレーなどの飲食店はそれほど多くありませんでした。

公衆電話で合格報告

合格発表の時には、臨時の公衆電話を増設

入学試験の合格発表掲示には多くの受験生が訪れ、公衆電話に列を作って遠方の家族に連絡していました。

中央図書館のむかし

安部球場は東伏見キャンパスに移転

中央図書館のある場所にはかつて、安部磯雄記念野球場(安部球場)がありました。早慶戦はもちろん、日米交流試合など多くの試合が行われました。

04 就活・キャリア

 入学後の低学年時から、キャリア形成の段階に応じた支援体制が組まれています。

むかし
企業人との接点はOB・OG訪問
いま
インターシップでの単位換算もOK

 早稲田大学では、インターンシップを進路に対する考えを深める機会であり、キャリア教育の一環として位置付けています。大学公認プログラム以外にも、条件を満たすプログラムであれば単位を取得できます。

むかし
就職活動は各自で
いま
支援体制充実

 キャリアセンターは進路・就職相談、資料閲覧、みらい設計支援行事等の企画を行っています。就職活動中の学生はもちろん、低学年の学生も段階に応じて支援が受けられます。

むかし
就職活動は授業とは別
いま
授業や課外活動を通じたキャリア形成

 就職活動だけでなく、学業や課外活動も進路決定につながる貴重な機会です。早稲田大学には入学後から卒業後までも、キャリアを形成するチャンスが学内外に用意されています。

むかし
だいたい4年に入ってから就職活動
いま
1年生からキャリア形成
05 学生サービス

 学生へのサービスはもちろん、学生発のサービスも充実。教職員と学生がともに大学をつくっています。

NEW! 学生アドバイザーが活躍

 留学や就職活動など、さまざまな学生アドバイザーが学内で活躍しています。学生目線のアドバイス提供の他、イベント企画や情報発信にも携わります。

NEW! 障がい学生支援サービスの充実

 障がい学生支援室が中心となって、授業時のノートテイク(パソコンテイク)や移動支援を行う支援者の育成、支援体制のコーディネートなどを行っています。

むかし
貸与型奨学金
いま
給付型奨学金

 早稲田大学独自の学内奨学金は100%が給付の奨学金で約100種類あり、全国の大学でもトップクラスの給付人数と給付金額の実績を誇っています。

「めざせ!都の西北奨学金」(2009年度~)
入試の出願前または出願期間中に申し込み、採用候補者に受験前または合格発表前に入学後の奨学金給付を約束する予約採用型奨学金

「早稲田の栄光奨学金」(2017年度~)
学内での留学出願前に奨学金の選考から結果発表まで行うため、奨学金を見込んだ留学費用の資金計画を可能にする返済不要の予約採用型奨学金

ほか

むかし
願書は手書き
いま
Web出願

 インターネット上で出願するシステムが2017年度入試より整備されました。合格発表の確認や入学手続きもオンラインで行えます。

むかし
大学で働くといえば学生職員、TA
いま
Student Jobの幅が広がる

 TA(教務補助)だけでなく、キャンパスツアーガイド、IT利用支援スタッフなど、働く場所は多種多様。大学運営に学生が積極的に関わっています。

大学づくりに関われている実感が得られます

学内のStudent Job一覧

事務補助業務
事務補助者…学術院および各事務所付けのスタッフ
臨時職員…科目登録補助、各種イベント補助、留学生チューター
箇所雇用の学生スタッフ…ポータルオフィス学生スタッフ、WAVOC学生スタッフなど
試験監督
委託業務で働くスタッフ…図書館業務、総合案内など

教育補助業務
TA
SA(スチューデント・アシスタント)…出欠調査、提出物の整理など研究補助業務

教育補助業務
RA(リサーチ・アシスタント)
研究補助者

むかし
健康は自己管理が基本
いま
保健センターがしっかり支援

 各キャンパスに保健センターの分室があり、健康診断などの体のケアだけでなく、個人の心のケア、健康に関する授業も実施しています。

一人暮らしでも安心!