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東日本大震災関連のニュース

東日本大震災関連のニュース

「早稲田大学 東日本大震災復興研究拠点」設立
中長期研究プロジェクトを選定

 本学は、東日本大震災の被災地域復興などに貢献するため、知的共同体としての英知を結集した中長期の3プロジェクト(7研究課題)からなる「早稲田大学 東日本大震災復興研究拠点」を設置しました。東日本大震災の復興に資すると同時に、他地域での同様な災害による被害の最小化などにも貢献でき得る課題について尽力していきます。

詳細はこちら(http://www.waseda.jp/jp/news11/110510_rrc.html)

1. 医療・健康系 復興研究プロジェクト
研究代表者:浅野茂隆理工学術院教授
研究課題:大震災がもたらす健康被害の予防へ向けた科学的・社会的対応のためのニーズ調査研究
2. インフラ・防災系 復興研究プロジェクト
研究代表者:柴山知也理工学術院教授
研究課題:東北地方太平洋沖地震津波の被災分析と復興方略研究
3. 都市計画・社会システム系 復興研究プロジェクト
研究代表者:中川武理工学術院教授
研究課題:文化遺産から学ぶ自然思想と調和した未来型復興住宅・都市計画に関する総合研究
東日本大震災復興支援室が3つの支援方針を決定
被災学生支援の奨学金を新設しました

 本学東日本大震災復興支援室(室長:鎌田薫総長)は3つの復興支援方針を決定し、「東日本大震災被災学生支援 奨学金」の新設により被災学生の支援を開始します。4月8日に設置された同支援室は、奨学金制度を中心とした「被災学生の就学支援」、ボランティア活動や義援金などを中心とした 「被災地域への支援」、「研究を通じた復興支援」の3つを柱に、学内外の専門家を必要に応じてメンバーに加え、大学の英知を結集した復興支援に関する取り組みを行っていくことを決定しました。

 「被災学生の就学支援」の第一歩として「東日本大震災被災学生支援 奨学金」を新設。6月には、採用者55名の標準修業年限内に総額6,340万円を支給することを決定しました。同奨学金は被災によって家計が急変し、経済的に修学が困難になった学生の支援を目的とした、返済の必要がない給付奨学金となります。

詳細はこちら(http://www.waseda.jp/syogakukin/)

「鎮魂―そして半歩のあゆみ」
文学学術院主催の大震災追悼イベントが開かれました

イベントの様子

 東日本大震災で亡くなった多くの方々を追悼し、キャンパスから被災地支援の可能性を模索するイベント「鎮魂―そして半歩のあゆみ」(文学学術院主催)が4月11日、戸山キャンパス内で開かれ、学生・教職員ら約100名が参加しました。本学にも、親族が被災するなどして将来への不安を持つ学生・教職員がいます。このような状況の中で、死者を慰霊するとともに、キャンパス発の支援としてどのような取り組みが可能かを探ろうと、講演と活動報告(第1部)、ディスカッション中心のワークショップ(第2部)を実施しました。

 最初に発表を行った(株)防災都市計画研究所の吉川忠寛所長は「大震災を『想定外』と言いたくなる気持ちも分かるが、失われた人命を思えば、それだけで良いわけはない。被害と向き合い、今後どう想定していくかが課題」と強調し、防潮堤を備えていたにも関わらず壊滅的被害を受けた宮古市田老地区の事例などについて解説しました。

節電対策について

 この度の大震災の被害による電力の供給不足に対応するため、 本学においても夏場のピーク時電力の15%削減を目標にさらなる節電に努めています。各キャンパスでは、経済産業省が発表した「共同使用制限スキーム」申請により、全体として削減目標の達成を目指す予定です。エアコン設定温度28度の徹底、不要照明の消灯、また西早稲田キャンパスでは共同実験機器・装置の輪番運転をするなど、学内節電対策を徹底するとともに、節電対策Webサイトを開設し、日別使用最大電力を公開しています。

節電対策Webサイト(http://www.waseda.jp/jp/footer/electricity/)

本学教員が「電力不足対策に関する緊急提言」の執筆メンバーに

 4月18日、井深大記念ホールでシンポジウム「東日本大震災に伴う電力不足対策に関する緊急提言―計画停電を最小限に食い止めるために―」(化学工学会主催)が行われました。化学工学会は3月28日、理工学術院の松方正彦教授、中垣隆雄准教授らが執筆者に加わり、今夏に懸念されている電力供給不足を大規模な計画停電を伴わずに乗り越える方策について緊急提言を発表。シンポジウムでは提言作成に関わった執筆者らが、節電対策の法的・技術的な問題点を挙げ、今後の具体的な対応策を報告しました。

 松方教授は「電力不足は今年の夏だけでなく、これからもずっと続くことを前提にした対策が必要。節電できないことに対するペナルティよりも節電へのインセンティブを導入する方法をとるべきだ」などと強調。中垣准教授は「今夏および数年間の電力供給の見込み」と題して、原子力・火力・水力など各発電所の稼働状況を説明。現状の原子力発電を維持し、火力発電を全復旧、水力発電をフル稼働させるなど電力の供給能力を総動員すれば、数字上は6,000万kWの供給が可能となるが、燃料費によって電気料金が押し上げられてCO排出量も増加し、しかも長期間固定されることになるなど、厳しい見通しを示しました。

学力向上研究所・システム競争力研究所が、宮城県南三陸町、福島県いわき市で支援活動
小・中・高校生向け教室を開催しました

橋詰匠理工学術院教授から“飛ぶ種”についての話を聴く

 5月7日、本学学力向上研究所(所長:長島啓記教育・総合科学学術院教授)およびシステム競争力研究所(所長:藁谷友紀同教授)が、宮城県南三陸町の歌津地域にスタッフを派遣して、小・中学生を対象とした実験教室とサッカー教室を開催しました(協賛:リソー教育グループ)。この支援活動は、このたびの災害で被災した小・中・高校生、保護者、学校関係者の方々を励ますとともに、心に残る教室を体験してもらうこと、および現地の学校における日常の教育活動にも生かしてもらえることを活動の主旨として、指導内容、教材・資料についても工夫を凝らしています。

 また5月21日には、福島県いわき市のいわき秀英高等学校で、科学実験教室を開催し、高校生141名が太陽電池づくりに挑戦しました。

 藁谷所長は「この支援教室を文化面での支援事業の柱として、さらに回数を重ねたい」と話しており、今後も継続的に文化面全般にわたって支援することを目的に、さらに数箇所の避難地での各種教室の開催を検討しています。

復興支援室Webサイトがオープンしました
深刻な被害をもたらした東日本大震災から、一日でも早い復興が望まれる昨今、本学が考え実践する復興支援策を広く国内外に紹介することで、日本の復興に大きく貢献することを目標に「東日本大震災復興支援室」のWebサイトを公開しました。

東日本大震災復興支援室Webサイト(https://yab.yomiuri.co.jp/adv/wol-fukkou/)

スポーツを通して募金活動を
ラグビー蹴球部オール早慶明チャリティーマッチ

募金活動を行う学生たち

 ゴールデンウイーク中の5月5日、秩父宮ラグビー場にて早慶明チャリティーマッチが開催されました。本イベントで集まった募金は日本赤十字社へ寄付されました。

体育各部新人パレード開催

新人パレード宣誓式

 5月21日の晴天の下、体育各部新人パレードが開催され、各部それぞれのユニフォームに身を包んだ新入部員は高田馬場から大隈講堂を練り歩き、大きな声援を受けました。2010年度体育各部実行委員会委員長の前澤勇貴さん(庭球部OB)より、「東日本大震災」のため中止した謝恩会の会費の一部251万円を被災地への義援金として日本赤十字社に寄付したとの報告がありました。

平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)による支援活動
岩手県田野畑村へ先遣隊を派遣

気仙沼でのボランティアの様子

 岩手県田野畑村は三陸海岸沿いにある村で、本学の学生サークルである思惟の森の会(学生の会、WAVOC公認プロジェクト「思惟の森育林」)が、大学・地域連携の先駆けとして50年にわたって森づくりと交流活動を行ってきました。今回の震災による大津波のために、村内の沿岸部にある集落はすべて壊滅、死者・行方不明者はあわせて40名に上ります。

 同村には災害ボランティアセンターが設置されていないため、WAVOCは4月21日から25日に思惟の森の会の学生・OBを先遣隊として派遣し、村内でどのような支援が必要かニーズ調査を行いました。この調査結果に基づき、同会では現役・OBあわせて27名が村内の大学施設「青鹿寮」を拠点に、支援活動を行いました。今後、夏休みに学生を派遣して宿泊型の支援活動を行えるよう、現在準備を進めています。

 この他にも、早田宰社会科学総合学術院教授が震災直後に現地での被害状況の調査を実施しました。また、古谷誠章理工学術院教授がダンボール製の更衣室、小物入れ、掲示板などを避難所に設置しました。早田教授、古谷教授ともに村長からの要請を受け「田野畑村復興計画策定のための委員会」の委員として参画し、同村の長期的復興に関わっています。

 WAVOCでは4月11日・12日に石巻へ先遣隊を派遣後、気仙沼へも学生ボランティアを派遣、今後も岩手県の宮古市、大槌町での支援活動を行っていく予定です。

ボランティアフェア2011を開催

 5月6日、井深大記念ホールにてボランティアフェアが開催されました。9回目の開催となる今回のイベントでは、「なにみてる?」を大きなテーマとし、『誰でも気軽に話が聞けるブース』の展開や震災復興支援ボランティアの現場報告、パネルディスカッション「大学生が東日本大震災を通してみた社会」、写真展「世界の学生はなにみてる?」などを実施しました。

 パネルディスカッションでは、まず 「学生が被災地に対してできること」と「被災した故郷のために行動する」と題した学生による震災ボランティア報告を行いました。その後、秋吉恵WAVOC助教がコーディネーターとなり、WAVOCのプロジェクトに参加している学生2名、朝日新聞社論説委員の脇阪紀行氏、田舎のヒロインネットワーク代表で農水省の食料・農業・農村政策審議会委員の山崎洋子氏の4名が、被災地の多くを占める農村が抱える社会問題に注目し、震災によって社会がどのように変容しつつあるか、大学生に求められていることは何かなどを議論しました。参加するそれぞれの学生が、社会を変える力となることをイメージしてもらえるような場になりました。

シンポジウムの様子

ブースはそれぞれ盛況