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東日本大震災への本学の対応について

東日本大震災への本学の対応について

3月11日(金)に発生した東日本大震災について、被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、被災地域の安全の確保と一日も早い復興を衷心よりお祈りいたします。

当日の対応について

大隈講堂でニュースを見る帰宅困難者

 大地震発生の当日は、帰宅が困難な方のための一時待機施設として、早稲田キャンパスの大隈講堂および西早稲田キャンパスの63号館をはじめとしたキャンパスの一部を開放しました。約2,500名を受け入れ、非常食や水、毛布など備蓄品の配布や、炊き出しなどを行いました。

安否確認状況について

 各箇所ごとに、新入生および在学生の安否確認の調査を進めており、現在のところ(4月15日時点)、死亡・行方不明者の報告は入っておりませんが、全員の無事が確認できるよう引き続き調査を進めていきます。

施設の破損状況について

 調査中の一部の建物を除き、地震による損傷で構造的に著しい被害を受けた建物はないことを確認しました。被害状況に応じて若干の補修を行う建物はあるものの、基本的に震災前の構造強度を維持しており従来通り使用することに支障はありません。ごく一部の建物などで修繕のために立入禁止の措置も講じています。

休学特例措置・入学時期の延期・学費減免措置・奨学金について

 2011年度入学予定者のうち、今回の災害などで被災され、新学期からの本学での修学が困難となり、入学直後の休学を希望する方に休学特例措置を設けました。また、入学時期の延期を希望する場合は、2011年9月、もしくは2012年4月に入学することが可能となります。

 また、今回の災害などにより保証人または学費負担者の家屋の被災状況が甚大または収入状況の変化が著しいと判明した場合は、入学金、学費などの減免も可能としました。

 さらに、保証人または学費負担者の届出住所が災害救助法の適用地域(またはその周辺地域)で、家計が急変(支出が著しく増大もしくは収入が著しく減少)した場合は、「日本学生支援機構 緊急・応急採用奨学金」を申請することができます。

卒業式・大学院学位授与式の中止について

記念撮影をする卒業生

 計画停電による交通機関の混乱により、当日の出席に多大な支障があることが予想され、また余震も続いている中で、多数の卒業生および関係者が一堂に会することの危険性などを考慮した結果、3月25日・26日に記念会堂で予定していた2010年度卒業式・大学院学位授与式は中止としました。

 あわせて学部および大学院単位の卒業式も中止しましたが、学位記の授与は3月24日~27日の4日間で実施し、当日はこれまで慣れ親しんだ校舎を背景に、袴姿で友人や家族と記念撮影をする卒業生もいました。

 3月25日・26日には、2010年度総代学位記および小野梓記念賞の授与が行われました。鎌田総長は冒頭に「現在の日本も国家の存亡をかけた大きな危機に直面しています。皆さんは、この困難な時代の牽引車として活躍してくれるものと確信しています」とはなむけの言葉を贈りました。

 また、学部卒業生、大学院学位受領者および芸術学校卒業生に向けて、鎌田総長から、「皆様には、それぞれご両親から授かった大切な命が息づき、早稲田精神の熱い血潮がたぎっているはずです。この災害の犠牲となった方々に思いを馳せ、自らの命に感謝し、世のため人のために精いっぱいの人生を送ってください」と動画(YouTube上)でメッセージが配信されました。

入学式の中止について

 余震の影響や計画停電による交通機関の混乱もあることから、2011年度入学式をすべて中止としました。

 鎌田総長からは、「早稲田大学建学の理念をかみしめて、自然と人との関わり方、科学技術や社会システムのあり方などについて深く考察し、進取の精神をもって、地球社会の明るい未来を構築するための歩みを牽引していく存在になることを強く期待しています。そのために必要とされる能力を、本学の優れた研究教育環境を活用して、十二分に涵養するよう努めてください」との新入生へのメッセージが本学Webサイト上より贈られました。

2011年度大学暦の変更について

 前号(早春号)でお知らせした大学暦が一部変更になりました。これにともない、前期授業期間が13週間となりましたが、オンラインの授業システムサービス「Course N@vi」の活用や補講の実施などにより、当初予定していた15週分の授業内容の確保を図ります。

※授業回数確保のため、7月18日(月)と10月10日(月)は祝日(海の日、体育の日)、10月21日(金)は創立記念日ですが、通常通り授業を行います。この3日に授業を行う代わりに、4月30日(土)、5月2日(月)、2012年1月10日(火)を休業日とします。

本学では、被災地復興などに向けてさまざまな取り組みを行っていく予定です。一部をご紹介します。

  • 被災地域の大学などに所属する学生・教職員への支援について
     大学院法務研究科では、今回の震災によって大変な不便を余儀なくされ、新司法試験までの学習場所の確保に大きな困難を抱えている東北大学法科大学院・東北学院大学法科大学院の新修了生(本年3月修了者)に同研究科の施設利用などの便宜を提供しています。
     また中央図書館では、4月末までの間、同地域の学生・教職員に対して、館内資料の閲覧・複写、電子ジャーナルやデータベースの利用などのサービスを提供しました。
  • 被災復興に向けた研究プロジェクトについて
     知的共同体である大学として、本学も被災地の復興に向けて可能なことに全力で取り組み、どのように社会に貢献すべきか英知を結集し、具体的な行動を開始する必要があると考えています。すでに学内公募による短期および中長期の研究プロジェクトの緊急募集を行い、今後できる限りの復興にむけたサポートを行っていく予定です。
  • 学内での対策について
     計画停電が実施されるなど電力需要が切迫している状況の中で、本学としてもさらなる節電対策を積極的に実施すべく、照明の部分消灯、空調設備の運転制限やエレベーター、エスカレーターの間引き運転などの対策をできる限り実施しています。
     また、学生向けに「大地震対応マニュアル」を各学部・研究科事務所およびWebサイト上でも配布するなどして、注意を喚起しています。
    「大地震対応マニュアル」
    詳しくはこちらのWebサイトをご確認ください
    http://www.waseda.jp/cocampus/saf/inschool/jishin.html
  • 「東日本大震災復興支援室」設置について
     4月8日、今回の震災の復興を支援するため、「東日本大震災復興支援室」を設置しました。同支援室は、地震直後に設置した災害対策本部の活動とは別に、理事や学術院長のほか学内外の専門家を必要に応じてメンバーに加え、大学の英知を結集した復興に向けての支援活動を行う予定です。
     また、情報のワンストップサービスを目指し、大学Webサイトを通して、情報の一元化を図ります。
  • WAVOC震災復興支援ボランティアプロジェクト 先遣隊を派遣
     復興支援を目的として、4月11日・12日に本学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)がボランティア派遣先遣隊(教職員4名・学生24名)を宮城県石巻市へ派遣。今どういった支援が求められているのかを確認し、被災地域においてどのような活動ができるのかを調査しました。
     今回の調査結果を踏まえ、石巻市に限らず被災地域へのボランティアを希望する学生や教職員を継続して派遣していく予定で、まずは4月中3回の派遣が決定しました。
義援金について

本学および本学校友会は以下の通り、義援金・救援金についての取り組みを行っています。ご賛同いただけるすべての方々からのご支援をお願い申し上げます。

  • 被災した本学学生(新入生含む)への支援について

     本支援金は、被災学生の各種支援のために活用させていただきます。「WASEDAサポーターズ倶楽部寄付金」を通じて受領いたしますので、寄付金控除の対象となります。

    ❶「 WASEDAサポーターズ倶楽部寄付金」専用の振込用紙に必要事項をご記入の上、銀行または郵便局でお振込みください。
     ※ 振込用紙の「稲門会等名」欄に必ず「被災学生支援」とご記入ください。
     ※ お手元に振込用紙がない場合は、本学よりお送りいたします。
     ※ 「WASEDAサポーターズ倶楽部寄付金」専用の振込用紙をご使用いただき、指定銀行の本支店間または、郵便局からお振込みいただいた場合には、振込手数料がかかりません。

    ❷ クレジットカードによるお申し込みはこちらのWebサイトより手続きを行ってください。

    http://www.waseda.jp/kifu/contribution/credit
    /credit_supporters.html
     ※ お申し込みフォームの備考欄に必ず「被災者支援」とご入力ください。

    ❸ 郵便振替(ゆうちょ銀行)
     ※ ❶の「WASEDAサポーターズ倶楽部寄付金」専用の振込用紙を使用しない場合は、各金融機関に備え付けの振込用紙をお使いになり、窓口からお振込みください。

      記号番号:00180-0-263020

      加入者名: WASEDAサポーターズ倶楽部寄付金口
     ※ 払込取扱票などの通信欄または余白に必ず「被災学生支援」とご記入ください。

      募集期間:
      2011年3月24日(木)〜2011年12月末日(予定)
     ※期間を延長しました(7月1日)

     【 問い合せ先】
      早稲田大学総長室募金課
      TEL:03-3202-8844

  • 被災地域への義援金について
     学内では、主に本学学生・教職員を対象に以下の募金活動を実施し、集められた義援金は日本赤十字社へお届けします。
     

    ❶ 銀行振込の場合
     三井住友銀行 高田馬場支店
     普通預金:4610962
     ※海外からの送金の場合のコード
     SMBCJPJT

    加入者名:
     早稲田大学 東北地方
     太平洋沖地震義援金
     ※ 三井住友銀行本支店、三井住友銀行ATM、一部のコンビニエンスストアATMからは振込手数料が無料です。
     ※ 海外からの送金は別途手数料がかかりますのでご注意ください。

    募集期間:
     2011年3月24日(木)〜7月31(日)

     【問い合せ先】
     早稲田大学総務部総務課
     TEL:03-3203-4333

  • 早稲田大学校友会東日本大震災救援金について

     早稲田大学校友会は本学の卒業生・教職員などで構成される同窓会で、会長は本学総長が兼任、事務局は本学総長室校友課です。日頃、校友の活動を通じ、奨学金の充実などの母校・学生支援に取り組んでいます。
     今回の震災では東北在住の多くの校友が被災しています。救援金は被災校友および被災学生に半額ずつ活用させていただきます。

    振込口座

    ❶ りそな銀行 早稲田支店
      普通預金:1514134
      早稲田大学校友会

    ❷ ゆうちょ銀行
      記号番号:00140-2-569233

      加入者名: 早稲田大学校友会救援金
      ※ 振込手数料は各自ご負担ください。海外からも送金可能です。
      ※ 領収書は発行いたしません。また、税制上の優遇措置を受けることはできません。

    募集期間:
     2011年3月22日(火)〜 9月30日(金)(予定)
     詳細はWebサイトをご参照ください。

    http://www.waseda.jp/alumni/20110311eq_relief.html

     【問い合せ先】
     早稲田大学校友会事務局
     TEL:03-3202-8040