早稲田大学の教育・研究・文化を発信 WASEDA ONLINE

RSS

読売新聞オンライン

ホーム > キャンパスナウ > 錦秋号 キャリアの羅針盤

キャンパスナウ

▼錦秋号

キャリアの羅針盤 学生と進路選択

福崎 康平(ふくさき・こうへい)旭化成株式会社 人財・労務部 採用グループ 略歴はこちらから

世の中のために、何を成し遂げたいか信念を明らかにしていこう

福崎 康平/旭化成株式会社 人財・労務部 採用グループ

企業の採用担当者や専門職の養成などに携わっている方に、その分野で求められる人材像や昨今の就職活動の状況についてお聞きします。今回は旭化成株式会社で採用を担当されている福崎さんにお話を伺いました。

「世の中を良くしたい」という視点を持って仕事する

 よく学生さんに「どんな社風ですか」と聞かれますが「、一言では言い表せない」というのが正直なところです。それは、実に多種多様な人間の集まりで、一人ひとりが個性を発揮しながら働いているからです。だからこそ、電子部品・電子材料、住宅・建材、医薬・医療など、それまでの旭化成になかった新たな分野の開拓に成功してきたのかもしれません。共通しているのは、社員の誰もが社会のニーズを敏感に感じ取り「、世の中を良くしたい、こう変えていきたい」という発想を持って仕事に取り組んでいるということです。強い信念を持って仕事をしているので、会議の場でも真剣で、上司・部下、先輩・後輩の壁を越えて、積極的に意見が交わされます。結果、しがらみにとらわれることなく、より良い方向に決断が下されています。意欲ある社員には、チャンスが与えられ、若手のうちから責任ある仕事を任されることも珍しくありません。

 私が感じている当社の面白さは、川上から川下までさまざまな事業を幅広く展開しているからこそ、世の中の全体像を見ながら仕事ができるということです。そのような環境で、社員一人ひとりがベンチャーマインドを持って事業を遂行しています。私自身、さまざまな事業で活躍する同期入社の仲間の話を聞くだけで、多様な考えに触れることができ、大変面白く励みになっています。社内にもたくさんの刺激的な出会いがあり、自分自身を大きく成長させてくれていると実感しています。

 当社は、自らの夢や目標を持ち、周囲を巻き込みながら、自らをも変革し、挑戦し続けられる強い信念を持った人財を求めています。さまざまな価値観が入り乱れた混沌とした時代だからこそ、自分の想いを貫いていくことが必要です。一人の人間として、何を拠り所に行動していくのか、学生のうちから、じっくり考えてきてほしいと思います。

一生懸命何かに打ち込み悔いのない学生時代を

 学生時代に大切なことは、悔いのないように過ごすことに尽きると思います。何でも良いのでやるべきことをやりきったという自負があれば、自信につながります。これをやれば、就職に有利になるというものはないと思います。勉強や課外活動など学生でなければできないことを優先的に、思う存分やりきってみてはいかがでしょうか。

幅広い選択肢を持って企業を研究しよう

 就職活動では、最初からターゲットを絞らず、幅広い選択肢を持って活動したほうがよいと思います。就職活動は自分の視野を広げる絶好の機会です。やりたいことが明確に決まっていたとしても、あえてその気持ちを再確認する上でも、いろいろな企業との接点を持ってみてはいかがでしょうか。社会に出てからも、顧客は一つの業界だけということはありません。仕事のベースを作る上でもさまざまな業界に見聞を広めていきましょう。

 就職活動はたった半年ほどの短い期間ですが、社会人としてのスタートを切る上で、非常に重要な時期になります。限られた時間の中ではありますが、できるだけ多くの可能性に目を向けた上で自分の進路を決めてください。

福崎 康平(ふくさき・こうへい)/旭化成株式会社 人財・労務部 採用グループ

法学部卒業。2009年旭化成株式会社に入社。大仁事業所(旭化成ファーマ)に配属。人事労務・研修担当を経て、2011年12月より持株会社へ異動し、現在は旭化成グループ全体の採用を担当。

旭化成株式会社
1931年設立。主体となる繊維事業をはじめ、ケミカル・繊維事業、住宅・建材事業、エレクトロニクス事業、医薬・医療事業の4領域を手がける総合化学メーカー。

キャリアセンターより
学内資源を活用し着実な準備を

 12月から本格的に企業説明会がスタートします。その時になって「どの企業の説明会に参加しようか?」と考え出す学生も見受けられますが、出遅れの感は否めません。それまでの期間を使って少しずつでも、自己分析や業界研究を進めておく必要があります。

 キャリアセンターでも、準備のための各種講座やイベントを多数開催中です。授業で参加できない学生のためには、DVDやオンデマンドで後から視聴できる仕組みも整え、個別相談の体制も充実させています。学内にある資源をぜひ、有効活用してほしいと思います。