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鎌田薫総長が岩手・福島など被災県の校友を訪問
ボランティアに参加し、震災復興への貢献誓う

 東日本大震災の復興に奮闘する方々を励まそうと、鎌田薫総長が7月2日と3日、岩手県や福島県などの被災地を訪れ、ボランティア活動をしている平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)の学生や校友の方々を激励しました。

 鎌田総長は2日、岩手県盛岡市の岩手日報本社を訪問し、校友会岩手県支部長を務める三浦宏社長ら3名の校友にあいさつ。岩手県内の被災・復興状況について説明を受け、大学として東北の復興に貢献していくことを誓いました。

 その後は地震・津波被害の大きかった岩手県宮古市に移動し、山本正徳宮古市長にあいさつしたあと、ボランティア活動をしているWAVOCの学生らに合流。宮古市駅前では、七夕祭りへの出演と三陸鉄道内での演奏を予定している早稲田大学ニューオルリンズジャズクラブのメンバーを激励。津波で大きな被害をうけた田老第一中学校で、校舎の復旧作業などを手伝いました。

 宮古市の海岸線、とりわけ田老地区はほとんどの家屋が津波で流されてしまうなど壊滅的被害のあった地域。鎌田総長は学生らに「早稲田は創立以来、社会に貢献することを教旨としてきました。復興には若い人の力が欠かせない。まだまだ作業はあると思うが、一生懸命がんばって、ボランティアから多くのことを学んでください」などと声をかけ、自らも教室のモップ掛け雑巾掛けで汗を流しました。

「今後も福島の一層の発展に貢献したい」

 翌7月3日、鎌田総長は福島県会津若松市で、校友会福島県支部が開催した地域交流フォーラム『「早稲田を知る」in 福島』で講演しました。「原発事故による風評被害で大変苦しい状況に追い込まれていると思いますが、全ての被災者に心からのお見舞いを申し上げます」と集まった校友の方々を労い、震災に関するボランティアや奨学金の新設、研究プロジェクトなど大学の取り組みを紹介。「大学として、今後も福島県の一層の発展に貢献したい」と話しました。

校友である岩手日報・三浦宏社長(左から2人目)らを訪問

山本正徳宮古市長(右)とあいさつする鎌田総長

校舎を掃除する鎌田総長

雑巾掛けをして汗を流した

ニューオルリンズジャズクラブを激励する総長

ボランティアにあたったWAVOCの学生

地元校友の案内で岩手県宮古市の被災状況を視察

福島では復興・発展への貢献を誓った