高度専門医療と救急医療を拡充し 地域に「愛ある医療」を提供する

聖マリアンナ医科大学病院は、特定機能病院として地域医療の中核を担い、高度な医療を提供するとともに、あらゆる症状のすべての患者さんを受け入れる救急医療に注力し、身近で信頼できる病院として多くの患者から支持されている。


未来につながる魅力ある病院をめざす

病院長 北川 博昭

病院長 北川 博昭

きたがわ・ひろあき/1980年聖マリアンナ医科大学医学部医学科卒業。米国カリフォルニア州ロサンゼルス小児病院、ニュージーランドオタゴ大学附属ウエリントン病院などで勤務。聖マリアンナ医科大学附属病院小児外科診療部長、副院長を経て、2017年4月より現職。

 大学病院には、医師を育成するための教育、新しい医療技術の研究・開発、高度な医療の提供という重要な役割があります。さらに当院には特定機能病院として、一般の病院では困難な高度な技術を要する医療を提供する責務があります。
 さらに川崎市北部で唯一の救命救急センターとして1~3次救急に対応するER(救急医)、急性期の重症例に対応する集中治療(集中治療医)、総合医療による病態の安定化と社会的対応(病棟医)を一つの専門領域と捉え、超急性期から退院・転院までの診療を行っています。
 また、高いレベルを保持しつつ、地域の皆様方に満足していただける医療を提供していく上で各診療科によるチーム医療の充実が重要なため、センター化を進めてきましたが、2018年には脳卒中センター、リウマチ・膠原病生涯治療センター、てんかんセンター、子どもセンターを新設しました。
 2019年4月に設立し、同6月よりスタートしたゲノム医療推進センターでは、腫瘍の遺伝子の異常を調べ、患者さん一人ひとりの病気の状態や体質に合った最適な薬や治療法を提供しています。

新病院完成予定図 さらに2024年に創立50周年事業の一環として新たに完成する入院病棟(新築)は、病床数は950床に減らしますが、ICUやHCU、手術室の拡充などにより、より高度な医療環境として地域医療に貢献することが可能になります。ゲノム医療では、従来の方法では治療が困難ながんや難治性疾患の治療、脳神経外科においては、てんかん拠点病院として、てんかんの外科治療を開始し、腎泌尿器外科においては、正確な診断ツールの導入、小児科領域においては、多摩病院との連携強化で地域の皆様に安心して子育てできるようにする等、「未来につながる医療の在り方」を追求していきます。
 このように医療の質がレベルアップする中、これまで以上に人材育成の質の向上が求められます。多職種がそれぞれの専門性や人間性を高めながらチームワークを強化することが次世代の医療を導き出すことになり、魅力ある病院につながると考えています。


Topics

外科と内科のチーム医療と専門性の高い泌尿器科診療の推進

腎泌尿器外科診療部長 菊地 栄次 教授手術 当院の腎泌尿器外科では、前立腺肥大症、尿失禁等の排尿障害、尿路結石、尿路感染症、男性性機能障害、泌尿器科がん(膀胱がん、腎盂・尿管がん、前立腺がん、精巣腫瘍等)といった幅広い領域の診療を行っております。腎不全に対する外科治療や腎移植も積極的に行っておりますが、当院の最大の特長は腎臓内科と腎泌尿器外科が密接に意見交換し患者さん一人一人に最適な腎移植治療を提供している点です。また腎がん、前立腺がん、膀胱がん、腎不全、腎移植治療はそれぞれ専門外来を設け診療にあたっています。癌治療においては根治性を高めるとともに患者さんに負担の少ない低侵襲治療を心がけております。
 治療成績に直結する正確な診断の向上も進めており、たとえば前立腺がんの場合、MRIと超音波検査の画像を融合させた、より正確な部位への生検手法をとりいれております。




院内トリアージと地域医療のネットワークを推進

小児科診察部長 清水直樹 教授救急ヘリ 近年、核家族化や夫婦とも働きなどによるライフスタイルの変化に伴い、休日や夜間に救急搬送されるケースは増加傾向にあります。
 たとえば発熱の場合、自宅で様子を見ていればよい軽症のものから生命に危険をおよぼす重症な疾患まで様々な要因がありますが、当院は川崎市の3次小児救急として幅広い受け入れ体制を整え、北部地域の1次・2次小児救急医療を担う多摩病院小児科と緊密に連携することで一定の救急医療を提供し、地域の皆様に安心して子育てできるよう取り組んでいます。
 緊急性の高い疾患をトリアージ(優先順位をつけて診療する)して適切な治療を行うとともに、特殊な疾患は的確な的確な治療を施す部署につなぎ、誰にでもベストな治療を提供する体制づくりを、より強化していきます。


50年後に向け新たな大学病院へ

理事長 明石 勝也

学校法人
聖マリアンナ医科大学
理事長 明石 勝也

あかし・かつや/1982年聖マリアンナ医科大学医学部卒業。米国留学を経て98年同大学救急医学教授。2005年より現職。

聖マリアンナ医科大学 病院の建て替えに伴いオペ室や集中治療室などの設備環境がグレードアップすることで、より高度な医療を提供できるようになります。高度な専門性はもちろん、総合診療や在宅医療にも柔軟に対応できる医療スタッフの養成にも注力しています。
 また、2018年4月には、医療における人工知能(AI)やICTに特化した日本初の大学院講座を開始し、さらに2019年8月1日にはデジタルヘルス共創センターを新設しました。医療・ヘルスケア領域の企業や研究者の方々とともに最先端のICTを活用した教育、医療サービスを創出し、医科大学による医療IT・AIの知的財産の活用を推進していきます。
 「キリスト教的人類愛」「生命の尊厳」という建学の理念は、どんなに時代が変わっても不変です。50周年を機にその後の50年後に向けて、どのような大学病院をめざすのか、新たなコンセプトや仕組みを構築したいと考えています。


Selection

慢性・急性の脳神経疾患の新たな治療法を提供

脳・神経・筋にかかわる専門職が集結して治療

長谷川 泰弘 教授多職種回診、カンファレンスで集学的治療 脳神経内科は、脳卒中、頭痛、認知症、髄膜炎、てんかん、パーキンソン病、多発性硬化症など様々な疾患が対象で、意識障害やけいれん、顔面や手足のマヒ、しびれ、震え、筋力低下、言語障害といった多様な症状に対する的確な診断と適切な治療、そして高度な医療までシームレスに提供するのが大学病院としての務めです。
 たとえば脳卒中センターでは、専門知識を持つ経験豊富な医師、看護師、理学療法士による脳卒中ケアユニットで24時間迅速に対応するほか、高度な脳卒中には各専門医が集結して包括的な治療を行っています。神奈川県唯一のてんかんセンターでは、てんかんに対する外科治療を積極的に行うなど、小児から高齢者まで幅広い年代層に対応しています。
 パーキンソン病は、薬物療法により症状がかなり軽減するので、早めに受診してほしいと思います。進行すると様々な神経障害が現れるようになりますが、脳の深部に電流を流して症状の軽減を図る脳深部刺激療法、新たに開発されたデュオドーパ製剤によるデバイス療法(胃ろうを増設して空腸までチューブを通し、体外から薬剤を持続的に投与する方法)などが効果的です。



薬と外科手術の併用が効果的な難治性てんかん

太組 一朗 准教授菊地 栄次 教授 てんかんは、脳の異常な神経活動によって、動作が停止したり、意識が減損したり、あるいは急に全身が硬直してブルブル震えるといった発作を繰り返す慢性の脳神経疾患です。国内の患者数は約100万人とされており、乳幼児から高齢者まであらゆる年齢層に発症します。
 抗てんかん薬による発作コントロールが治療の基本ですが、約3割の患者さんは、薬だけでは発作を抑えることができない難治性てんかん(薬剤抵抗性てんかん)です。てんかん発作を起こしていること自体を本人が自覚していないことも時々あります。脳のどの部分で発作が始まり、どのように拡がるのかを測定する長時間ビデオ脳波モニタリング検査による正確な診断が極めて重要です。
 この難治性てんかんに有効なのが外科手術です。選択的扁桃体海馬切除術、脳梁離断術、迷走神経刺激など様々な手術法がありますが、当センターでは金属製脳ヘラを極力使用しない、体位や進入路を工夫する、内視鏡併用する、など合併症の少ない手術方法を次々に開発しています。
 2018年4月に神奈川県てんかん拠点病院として指定されましたが、この2年間に行った100例以上のてんかん外科・機能外科手術はいずれも極めて良好な結果です。



患者さんを十分に理解し本質的な回復をめざす

古茶 大樹 教授 児童・思春期から老年期における様々な精神科障害に対して、精 神科医師と臨床心理士の専任スタッフが対応しています。当院の最大の特徴は、ドイツの精神医学を礎として発展してきた伝統的精神医学の考え方を重視し、精神障害には「疾患的であるもの」と「疾患的ではないもの」とがあるという前提で治療に当たっている点です。
 他の診療科の疾患は、医学的検査に基づき病気と診断することで成り立っています。同様に身体的な原因が明らかな精神障害は自然科学的に疾患と言えますが、身体的な原因が明らかではない発達障害やパーソナリティ障害などは、悩み苦しんでいる状態であっても、身体医学的な疾患とは言えません。
 しかし、現在、精神障害の分類・診断基準として広く普及している米国精神医学会のDSMでは、すべての症状を障害として分類し疾患として結論づけ、それに基づいた診断・治療が進められているのが現状です。けれど、たとえば職場の人間関係がストレスとなって落ち込み、生きているのがつらいと思うことは人間として自然なことであり、そうしたつらい思いや否定的な考えに対して「そう考えるのは異常だ、病気だ」と果たして言えるのでしょうか。
 精神療法において大切なことは、患者さんがどのような性格で、どのような生活を送り、どのような体験をしてきたのか、十分に耳を傾けることです。患者さんを理解した上でどのようにすればよいか、実行可能な行動変容について医師が一緒に考えることが回復への一歩です。


聖マリアンナ医科大学 東横病院

聖マリアンナ医科大学
東横病院

神奈川県川崎市中原区小杉町3-435
http://marianna-toyoko.jp/
しろばとメディカルケアホーム

聖マリアンナ医科大学
横浜市西部病院

神奈川県横浜市旭区矢指町1197-1
http://marianna-yokohama.jp/
聖マリアンナ医科大学 東横病院

川崎市立多摩病院
指定管理者 学校法人聖マリアンナ医科大学

神奈川県川崎市多摩区宿河原1-30-37
http://marianna-tama.jp/
聖マリアンナ医科大学 東横病院

ブレスト&イメージング
先端医療センター附属クリニック

神奈川県川崎市麻生区万福寺6-7-2
http://www.marianna-u.ac.jp/breast/


聖マリアンナ医科大学病院

〒216-8511
神奈川県川崎市宮前区菅生 2-16-1
TEL.044-977-8111㈹
https://www.marianna-u.ac.jp/hospital/

聖マリアンナ医科大学病院

〒216-8511
神奈川県川崎市宮前区菅生 2-16-1
TEL.044-977-8111㈹
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