名古屋学院大学大学院(通信制)は、本学外国語学部および大学院外国語学研究科英語学専攻の実績を基礎にした英語学専攻を開設しています。日本で英語学専攻を設置している唯一の通信制大学院です。地理的、時間的な制約を超えて、英語学を学びたいという学習意欲の旺盛な方が多く学んでいます。
英語学専攻の研究領域は3つから構成されています。英米語の構造に関する理論的・応用的研究を行う「英語学」、文学作品を通して英米の文化や社会の理解を深める「英米文学」、英語教育について理論的・実践的研究に取り組む「英語教育学」です。以上、3つの研究領域について通信指導およびスクーリング(面接指導)を通じて学び、学位論文の作成を行います。
国際語である英語の高度な運用能力と英語関連領域の専門的な知識を総合的に備えた人材の育成を目指し、英語教育従事者や仕事で英語を使用する社会人の語学力を高めたいという希望に応えるカリキュラムを編成しています。特に、社会人を対象に通信による指導を基本とした高度な専門教育を提供しています。
英語学専攻では、現職の中学校や高等学校高校の英語教諭が英語教育のあり方や英語指導方法などについて検討したり、向上させるために学んでいるほか、企業や行政機関などで英語の必要性が高まっていることから、民間企業などの英語教育者も学んでいます。時代と共に日々変化する多様な英語ニーズに応えるカリキュラムのもと、各自が抱えている英語に関する課題の解決に向けて学ぶことができます。
博士後期課程では、英語学およびその関連領域について、国際化、情報化時代にふさわしい高度の学識と能力を備えた職業人および高等専門教育機関の研究者などの育成を目指しています。修了者には、最高学位である「博士」の学位が授与されます。
本学では、専用のポータルサイト「CCS」を開設し、インターネットを使った遠隔指導を実施しています。「CCS」では、学修に必要な情報を開示しており、科目によっては、教員のホームページにアクセスすれば、そこに公開されている課題に取り組むことができるなど、自宅にいながら研究活動が行えることが通信教育の最大の魅力といえます。
長期履修制度とは、職業を有している等の事情により、通常の修業年限では大学院の教育課程の履修が困難な方に限り、標準修業年限を超えた修業年限にできる制度です。対象者は、職業を有する人をはじめ、出産、育児、介護、その他やむを得ない事情により、フルタイム学生としての修学が困難と認められる方です。標準修業年限の2倍の期間まで在学することができます。授業料は、標準修業年限と変わりません。長期履修制度を利用するには、入学前または在学中(最終年次を除く)の申請が必要です。
博士前期課程では、授業科目のほとんどが中学校・高等学校教諭専修免許状(英語)の取得に必要な「教科に関する科目」として認定されています。既に同一学校種同教科の1種免許状を取得済みまたは取得見込みであれば、英語学専攻(博士前期課程)の所定科目を修得して、教育委員会に申請することで、中学校 または高等学校教諭の専修免許状(英語)を取得することができます。※教職課程は2018年度に再課程認定申請中