九州保健福祉大学の通信教育部では、通信教育で福祉学と心理学の双方を学べる「社会福祉学部臨床福祉学科」を設けています。
超高齢社会、少子社会、女性の社会進出、終身雇用の崩壊、離婚の増加と家族観の変化など、社会の枠組みそのものの大きな変化は、新しいエネルギーを創出する一方で、社会のさまざまなシーンで『心のきしみ』を生み出しています。個々の理由で心の悩みを抱える人々を受け止め、生きる力をサポートする社会福祉士の仕事が、これからの福祉や保健に不可欠と、注目されています。本学通信教育部は、向学心に溢れた方に広く門戸を開き、時代の要請に応えるエキスパートを養成しています。
社会福祉士国家試験受験資格
社会福祉主事任用資格
高等学校教諭1種免許状(福祉)
認定心理士
通信教育課程の授業は、テキストを使った自宅学習が中心となりますが、テキストだけでは補いきれない対人援助技術やコミュニケーション能力を学ぶために、スクーリング(面接授業)が必要となる科目もあります。スクーリングは、本学で学ぶ他の学生と知り合うチャンスでもあるので、積極的な参加により学びの意欲を大いに深めることが可能になります。
スクーリング会場を、岡山・福岡・宮崎(延岡:本学所在地)・熊本・鹿児島の5カ所に設け、都合に応じて自由に選択することができます。(2022年度のスクーリングについてはオンラインで実施します)
障がいをどうして抱えるようになったのか、生活履歴や疾病からその理由を的確につかむ力や、障がいの環境をつぶさに観察し、ベストなサポートはどうあるべきかを的確に描ける力を養っていきます。サポートマネジメントの土台にある対人カウンセリング能力が、エキスパートの裏付けとなる力です。これからの福祉や保健をリードしていく人材の養成を目指し、そうした能力を育成していきます。
カリキュラムは、基礎科目と専門教育科目から構成されています。専門教育科目は、社会福祉士に必要な知識を修得できる科目と心理系科目から編成しています。社会福祉士・認定心理士の養成に向け指定科目を配置し、福祉に関するさまざまな相談に応じ、各種制度・施設の利用方法などをアドバイスできる力を養っていきます。また、発達・適応障がい、心身障がい、心理・社会的な問題などを抱える人とその家族に対する福祉援助や治療に必要な実践的な知識・技術を身につけられる科目も開講しています(「発達心理学」「臨床心理学」「人間関係の心理学」「芸術療法入門・演習」など)。
実践力を養成するために、福祉や保健の最前線で現場実習を体験し、対人援助サービスの方法やニーズ、施設運営の実態を学びます。