未来へ紡ぐリレープロジェクト

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[神戸→東北]ツアーを終えて(2016年)

[神戸→東北]ツアー(2016年)

[神戸→東北] 子ども記者

多田東小6年(川西市)内村惺くん

閖上の櫻井さんの話を聞いて、地震が起きたら自分の身は自分で守ろうと思った。海岸で津波が来そうなら、周りの人にも早く避難を呼びかけ、みんなで助かることも考えたい。
多田東小6年(川西市)
内村惺くん

舞子小5年(神戸市)金谷悠花さん

福島の高校生が「支援でもらったお金の使い道が間違っている被災者もいる」と話したのが印象的。大変な状況でも、自分たちを素直に反省できるところがすごいと感じた。
舞子小5年(神戸市)
金谷悠花さん

井吹西小5年(神戸市)櫻井喜規くん

放射能のせいで遠くに逃げるしかなかった人々は、「もう立ち直った」と話してくれたが、本当は今もまだ大変なんだと思う。神戸に帰ったら記事を書いて皆に伝えるつもりだ。
井吹西小5年(神戸市)
櫻井喜規くん

仁川小5年(宝塚市)笹尾彩乃さん

相馬で県産品の魅力を伝える深谷さんらに会い、「自分に何ができるのか」を考えた。今回の訪問中に熊本地震の被災地のために募金したが、これからもできることを続けたい。
仁川小5年(宝塚市)
笹尾彩乃さん

舞子小5年(神戸市) 渋谷瑞恵さん

被災地では若い人が何人も亡くなったが、高校生は地域を復活させるために手伝っていて、福島は元気だと思った。思い通りにいかない中、懸命に生きる人々が印象的だった。
舞子小5年(神戸市)
渋谷瑞恵さん

陽明小6年(川西市)中村総秀くん

高校での交流会で、5年たっても再開できない店が多いことや、除染作業をしている人の苦労を知って驚いた。福島はまだ、復興しなければいけないことがたくさんあると感じた。
陽明小6年(川西市)
中村総秀くん

愛徳学園小4年(明石市) 古川蓮さん

地震だけでなく、放射能の被害もあったのに、相馬の菊地さんたちは「古里を立て直す」という目標を立てている。前を向いている福島の人々に、本当の「強さ」を感じた。
鈴蘭台小5年(神戸市)
古川蓮さん

兵庫教育大附属小6年(神戸市)槇野百夏さん

震災やその後の復興で、みんながどうやって助け合ってきたのかが、よく分かった。互いを気遣ったり、風評に負けまいと頑張ったりと、出会った人々の思いを忘れないようにしたい。
兵庫教育大附属小6年(神戸市)
槇野百夏さん

[神戸→東北]ツアーを終えて(2015年)

[神戸→東北]ツアー(2015年)

[神戸→東北] 子ども記者

西郷小6年(神戸市) 井上輝星くん

怖くつらい話もあったけど、皆が協力して復興に努めていることがわかり、元気をもらいました。友達や地域の人にここで学んだことを伝え、地域の防災につなげたいと思います。
西郷小6年(神戸市)
井上輝星くん

人丸小6年(明石市) 井上瑞基くん

けんか七夕まつり保存会の会長さんの『人のつながりが一番大切』という言葉が心に残りました。すべてが壊れても一からやり直す気力も、そこから出ているのだと思います。
人丸小6年(明石市)
井上瑞基くん

松尾台小5年(猪名川町) 岩佐賢司郎くん

復興が思ったより進んでいない中で、宮城県農業高校の生徒さんやまつり保存会会長さんが負けずに頑張る姿が印象に残りました。自分も人の役に立てるよう努力するつもりです。
松尾台小5年(猪名川町)
岩佐賢司郎くん

愛徳学園小4年(明石市) 大塚乃愛さん

大学生の三浦さんが、自分の安全を確保してから救助活動をしたという話を聞き、大切なことだと思いました。津波に負けず、皆が助け合って過ごしている姿もうれしかったです。
愛徳学園小4年(明石市)
大塚乃愛さん

菅の台小5年(神戸市) 駒井あかりさん

復興がなかなか進まず、かさ上げ工事ばかりで町に色がないのに驚きました。つらい体験を話して下さったことに感謝し、どこかで地震が起きたら私もボランティアに行きたいです。
菅の台小5年(神戸市)
駒井あかりさん

杭瀬小4年(尼崎市) 下村薫実さん

写真やARグラスで震災の前と後を比べ、あまりの違いに驚きました。3か月で漁協再開にこぎつけた組合長さんの話、熊谷さんの隣で歌ったことも忘れられない思い出です。
杭瀬小4年(尼崎市)
下村薫実さん

渦が森小6年(神戸市) 鈴木愛加さん

人は協力し合わないと生きていけない、と強く感じた3日間でした。熊谷さんのお話がきっかけです。万一の時、自分には何ができるのか。これからも考え続けていきたいです。
渦が森小6年(神戸市)
鈴木愛加さん

本山第一小6年(神戸市) 辻森誠也くん

さっきまであった町が無残になくなってしまったのがショックでした。普段から地震や津波への備えを意識し、防災訓練にも懸命に取り組むようにしたいと思います。
本山第一小6年(神戸市)
辻森誠也くん

東町小5年(神戸市) 中川大輔くん

印象に残った言葉は、『自分の命は自分で守る』です。自分を助けてくれたおばあさんが津波にのまれた小学生の話、つらくてもあきらめるな、の教えも大切だと思いました。
東町小5年(神戸市)
中川大輔くん

陽明小6年(川西市) 鳴海彩花さん

保護者が来るまで生徒を待機させるという決まりを無視して避難を急ぎ、生徒全員の命を救った校長先生の勇気に感動しました。私も将来はこんな先生になりたいです。
陽明小6年(川西市)
鳴海彩花さん

[岩手→神戸]ツアーを終えて

[岩手→神戸]ツアー

[岩手→神戸] ジュニア記者(宮古市立第二中学生)

1年 佐々木春花さん

万が一の場合、本棚が倒れないようにしたり、家族が避難する場所を決めたり、今から出来ることはある。神戸で聞いた話を忘れないようにしたい。
1年 佐々木春花さん

1年 若狭圭祐くん

時間をかければ宮古も神戸のように復興できると確信した。神戸港震災メモリアルパークの保存ゾーンで見た破壊されたままの岸壁が印象に残った。
1年 若狹圭佑くん

2年 本田理乃さん

人と防災未来センターを見学して、阪神大震災で液状化現象が起きたことを知った。東日本大震災との違いを学ぶことが出来、有意義だった。
2年 本田理乃さん

2年 三田地咲紀さん

「災害時には、自分の命は自分で守る」。神戸学院大生の話が印象に残った。防災に対する意識が自分に足りないことがわかって、勉強になった。
2年 三田地咲紀さん

2年 岩田佳樹くん

長田区で聞いた「カレンダーをめくると昨日の自分は消え、今日の自分が生まれる」という言葉が印象に残った。毎日を大切に生きなければならないと思った。
2年 岩田佳樹くん

2年 上田健登くん

宮古の町は元に戻ることはないだろう。しかし、震災を経験してみんなの絆を確かめ合うことができた。20年後には、きっと良い町になっているはずだ。
2年 上田健登くん

2年 佐々木健人くん

神戸の街は高層ビルが立ち並んでいて、どんどん復興しているという感じがした。スーパーコンピューター「京」で大地震予知研究を成功させてほしい。
2年 佐々木健人くん

2年 小田胡未さん

宮古の景勝地・浄土ヶ浜は津波にのみ込まれたが、元通りにきれいになった。神戸ルミナリエのように、震災の復興の証しとして残してほしい。
2年 小田胡未さん

3年 攝待成実さん

自分には防波堤を造れないけれど、日頃からお年寄りと関係を築くことで、災害時に命を助けられることもある。中学生でも減災対策はできるはずです。
3年 攝待成実さん

2年 島崎和さん

長田区の商店街を歩きながら、その姿が昔と大きく変わっていたことを知り、復興を感じた。宮古はまだこれから。保育士になって子どもを守りたい。
2年 島崎和さん

[神戸→岩手]ツアーを終えて

[神戸→岩手]ツアー

[神戸→岩手] 子ども記者

井吹の丘小6年(神戸市) 青山咲穂さん

釜石市では「津波てんでんこ」の教えを守り、小中学生が幼い子の手を引きながら、自分たちで高いところに逃げたことを知りました。伝えていくことの大切さを学びました。
井吹の丘小6年(神戸市)
青山咲穂さん

西山小5年(神戸市) 池田多陽くん

津波の時、防潮堤が守ってくれると思って、逃げなかった人がいたそうです。海が見えていたら、もう少し助かった命があったかもしれないという話が印象的でした。
西山小5年(神戸市)
池田多陽くん

北須磨小4年(神戸市) 岡田嵩琉くん

三陸鉄道の人が「本当は震災の話はしたくないけど、二度と、誰にもこういう経験をしてほしくないから真実を伝える」と話したのが心に残りました。友達にも伝えたいです。
北須磨小4年(神戸市)
岡田嵩琉くん

今津小4年(西宮市) 河合穂佳さん

私の家は海の近くにあります。津波に家が流されていく映像を見て、怖さを実感しました。遠くに逃げるのではなく、高いところに逃げなければと思いました。
今津小4年(西宮市)
河合穂佳さん

苦楽園小6年(西宮市) 川口綾斗くん

宮古市田老地区の「たろう観光ホテル」は震災遺構として保存されることが決まっています。災害の怖さを未来へ伝えるためにも、もっと多く保存してほしいと思いました。
苦楽園小6年(西宮市)
川口綾斗くん

小松小5年(西宮市) 佐々木碧海さん

意見交換をした中学生のみなさんは、今の私たちと同じ小学生の時に被災しました。私なら、3年ではとても立ち直れません。質問にきちんと答えてくれてうれしかったです。
小松小5年(西宮市)
佐々木碧海さん

朝日ケ丘小5年(芦屋市) 花山桜子さん

宮古市の田老地区で、観光ホテルの下半分が鉄骨だけのすごい形になっていました。本物の津波を見たことはありませんが、被災地に足を運んで初めて、怖さを実感しました。
朝日ケ丘小5年(芦屋市)
花山桜子さん

湊小6年(神戸市) 林昌太郎くん

地震の後、水門を閉めに行って亡くなった宮古市の消防士の人がいました。なぜ、命を落としたのでしょう。近くに行かなくても操作できる仕組みが必要だと思いました。
湊小6年(神戸市)
林昌太郎くん

玉津第一小6年(神戸市) 松尾聡代嘉さん

「万里の長城」とも呼ばれたコンクリートの巨大な防潮堤が津波で壊されているのに驚きました。学校で行っている防災訓練に津波を想定したものを加えるべきだと思いました。
玉津第一小6年(神戸市)
松尾聡代嘉さん

長田小6年(神戸市) 村上敬規くん

ホテルの屋上から撮った津波の映像を見て、怖いと感じました。「津波てんでんこ」の教えは、南海トラフ巨大地震が予測される神戸でも守らなければいけないと思いました。
長田小6年(神戸市)
村上敬規くん

社団法人宮古観光協会「学ぶ防災」ガイド 佐々木純子さん

佐々木純子さん

過剰であっても、避難を

「自分の命を守れるのは、自分しかいない」。とにかく、過剰であっても、避難することが大切です。今回、参加した「子ども記者」の皆さんは、疲れている中で、真剣に取り組んでいただき嬉しかったです。何か一つでも残っていただけたなら、もう満足です。多くの出会いに感謝して、これからも頑張ろうと思います。あのかわいい子供たちが、これからどんな風に成長していくのか楽しみです。ずーっと、これからの未来が輝くことを祈ってます。

三陸鉄道 二橋守さん

二橋守さん

どうか生き延びて

三陸鉄道は震災で大きな被害を受けましたが、5日後には運行を再開し、2014年4月に全線開通しました。全国の皆様から支援をいただいた企業として、このまま終わってはいけない、教訓を皆さんに伝えたいという思いで、「震災学習列車」を運行しています。今回は神戸から特別な思いをもって来られた方ばかりで、こちらも特別な思いでガイドしました。どこかで地震にあっても、どうか生き延びてほしい。そして今被災地に必要なのは、“賑わい”です。全国の方々に訪れてほしい。子どもたちにもまたいつか、岩手に来てもらいたいと思っています。

  • 三陸鉄道株式会社

2014.3.11 東日本大震災から3年を迎えて

3年前の3月11日。宮城県気仙沼市在住のシンガーソングライター熊谷育美さんは、テレビ番組の収録直後に地震に襲われました。一方、同じくシンガーソングライターで神戸市出身の平松愛理さんは、来年発生から20年を迎える阪神・淡路大震災で実家が全壊に。
これまでの被災地での活動で感じたことや、メッセージを寄せてもらいました。

熊谷育美さん 東北→神戸

熊谷育美さん

私たちの歩みはこれから。

故郷をこんなにも愛おしく想ったことはあっただろうか。
桜前線を待つ東北の春に大きな傷をもたらした自然の猛威。三年という歳月は想像以上に重みがある。復興事業に携わる膨大な数のトラックやダンプカーが道を行き交う今日。まるでピラミッドのような嵩上げ工事…。日々、街がめまぐるしく動きはじめている。
その一方、あの日のまま時が止まっている場所も少なくない。未だ仮設住宅で不自由な生活を送られている方々の歯がゆさは計り知れず。三年を迎えた心境は人それぞれ、計り知れない。

私の心は今も変化し続けている。喪失感から立ち直るまでかなりの時間を要した。しかし涙を流したぶん少しでも笑顔で、失ったものは一から作り直せばいいと思えるようになった今、「リ・スタート」新たな決意で溢れている。
気仙沼は全国屈指の漁業の街。威勢の良い活気がよく似合う。様々な困難を乗り越え、より逞しくなった気仙沼へどうか遊びにいらして欲しい。

希望の光を灯してくれた日本・世界中からの多大なるご支援に感謝の念を抱きながら、私たちの歩みはこれから。二度と同じ悲しみが起こることのないよう、決して消すことのできない刻に祈りを捧ぐ。過去から現在を、現代から次世代へ。
未来を見つめて、力強く生きていきたい。
美しいリアスの海辺は今日も青く輝いている。

熊谷育美(くまがいいくみ)さん プロフィール

宮城県気仙沼市出身。2010年に「みなと気仙沼大使」に就任。11年4月、4枚目のシングル「雲の遥(はる)か」を発売。楽曲が完成した翌日の3月11日に東日本大震災に遭遇。

平松愛理さん 神戸→東北

平松愛理さん

コスモスの架け橋を繋いでいきながら。

東北の地へコスモスの花を咲かせに、そして歌を届けにいくこと10回。
私の生まれた街、神戸市須磨区の区花であるコスモスの種には阪神・淡路大震災を経験した神戸の人たちの応援の気持ちが詰まっています。その想いは宮城県亘理郡山元町の周辺で去年の秋、三年目の花を咲かせました。ひとりでも多くの東北の方々の目に留まり、心安らぎますようにと願いながら「花サカスプロジェクト」と名付けました。
また、私事ですが、阪神・淡路大震災で実家は全壊、多くの知人を失いました。

震災三年目の神戸を思い出すと、未知の可能性に向かって迷いながらも、神戸の人達は自身の心と必死で闘っていたように思います。
そしてあれから19年が経ち、建物はすっかり復興しとてもきれいな街になりました。
でもあの日、天国へ行かなければいけなかった沢山の尊い命がもたらした悲しみは、19年経った今もどうすることもできません。せめて現在生きている私達が、与えられた時間を精一杯生きることが、その深く大きな悲しみを無駄にさせない唯一の追悼になるのでは、と思うのです。

やるべきことではなくやりたいことを、今だけじゃなくずっと続けられることを—私にとってそれは音楽—。これからも神戸と東北へコスモスの架け橋を繋いでいきながら遠い親戚を思うような気持ちを胸に、歌い続けたいと思います。

平松愛理(ひらまつえり)さん プロフィール

兵庫県神戸市出身。1992年「部屋とYシャツと私」がミリオンセラーに。95年の阪神・淡路大震災を体験。以後長期にわたるチャリティーライブや講演活動などが高く評価され、2005年神戸大使に。

協賛
震災の教訓を紡ぐ
  • 神戸学院大学
  • 新コスモス電機株式会社
  • 大和リース株式会社
  • 鎮守の森プロジェクト
  • 阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター
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