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- 鍵山
- 「inトレーニングラボ」には、昨年のシーズンが始まる直前だった夏ごろからサポートしていただいています。目標としてきた大会を翌年に控え、けがをすることは絶対にできませんでした。そのための体づくりや、これまで気にしていなかった栄養面にも気を配る必要性を感じて、サポートを受けることにしました。
- 淺井
- 競技によって必要とされるトレーニングは異なってきます。ですからフィギュアという競技の特性も研究しました。氷上という不安定な環境で、どうしたら動きの繊細さを発揮できるか、そのためのトレーニングや体調管理を鍵山選手と話し合って進めています。
- 鍵山
- キレのあるジャンプを決めるために、大会前は無駄な筋力や体重をできるだけ増やしたくないと伝え、体幹を鍛えるトレーニングが中心になりました。いまはオフシーズンなので、筋力をしっかりと付けるトレーニングにも取り組んでいます。
- 吉本
- 栄養管理の面でも、鍵山選手の食生活を聞いたうえで、体調を管理していくために無理なく続けていくことのできるメニューをアドバイスしています。
- 鍵山
- ラボにお世話になる前は、食事もお肉など好きなものしか食べていなかったのですが、これから先を見据えると、体調は常に万全に仕上げておかなくてはなりません。そのために、日々の食事や栄養管理にも気を配ることの大切さを実感しました。
- 吉本
- 「お肉が好き」という話がありましたが、お肉料理を選択するときに、試合前後などの場面に合わせた調理方法やお肉の種類の選び方をお伝えしました。その他のことに関しては、家庭でも自主的に実行できて、続けられるか、ということにも配慮しながら提案しています。例えば、魚を食べる機会が少なくなってしまうのであれば、ツナ缶やサケフレークをご飯の上にかけたり、副菜にトッピングして摂るようにお伝えしたこともあります。アスリートによって栄養面での指導は千差万別なので、パーソナルな要素が強まります。
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- 鍵山
- 自分ではフィギュア選手としてやるべきことはやってきたと思っています。ただ、そこから一歩先へ行くためには専門家のアドバイスも大切になってきます。実際、栄養指導などは教えられることばかり。おかげで良好な体調を維持できるようになり、それが競技でのパフォーマンスにもつながっていると思います。
- 淺井
- サポートを始めたときは大きな国際大会が迫っていたので、あれこれ細かくは言わず、いつも通りの能力を発揮できるようにと心がけました。筋肉へのアプローチはもちろんですが、フィギュアスケートとしての「動き」を大切にし、それがぶれないように配慮しました。自身で積み上げてきた実績もあるので、鍵山選手の考えを尊重しつつ、足りない部分を微調整していくように対応しています。
- 吉本
- ストレスなく実行できる点を第一に考え、食事のメニューや栄養の摂り方を鍵山選手と丁寧に話し合いながら決めていきました。大会前には滑走順を想定した栄養摂取のタイミングを数時間単位でお伝えすることもありました。
- 鍵山
- ラボでサポートを受けてから、試合に臨むときにチームで戦っているという意識が強くなりましたね。遠征時のサポートにも心強さをすごく感じています。
- 淺井
- 合宿や大会に帯同してコンディショニングを行うこともありますし、鍵山選手が最高のパフォーマンスを発揮するために、自分たちに何ができるのかを常に考えながらサポートを続けています。
- 吉本
- 海外での大会も多いので、環境の変化に柔軟に対応できるよう、食事の時間や食品の選び方にも配慮したアドバイスができればと思っています。

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- 鍵山
- 練習中の集中力維持や、練習後には素早いリカバリーも求められるため、「inゼリー」などの栄養補助食品を利用しながらコンディションを整えています。トレーニング後には「マッスルフィットプロテインプラス」を摂ったり、すき間時間におやつ感覚で「inバー ジュニアプロテインココア」も口にしたりしています。
- 吉本
- 試合では競技の合間に「inゼリー エネルギー」や「inゼリー プロテイン15g」なども摂ってもらうこともあります。
- 鍵山
- 手軽なのがこの商品の魅力。練習などで忙しく、昼食が十分に摂れないこともあるのですが、そんなときには「inゼリー」で栄養補給をしています。「森永製菓製」なので、海外遠征先などでも安心して摂ることができるのもアスリートとして助かっています。
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——— 最後にみなさんの今後の目標を教えてください。
- 淺井
- 鍵山選手は競技に対して自分の考え方をしっかり持っているので、トレーナーとして、取り組みやすいというのが本音です。吉本も含め、チームで共通の目標に向かって何をすればいいのかが明確なので、効率的なプランも立てやすい。これからはさらなる高みに向かって、選手のためのコンディショニングの精度を高めていきたいと思います。
- 吉本
- 栄養指導が鍵山選手のストレスになってはいけないので、普段のさりげない会話の中から体調変化の兆しに気付き、それに対応したアドバイスをしていけたらと考えています。それが試合での成果につながるように、自らの知識や経験のブラッシュアップも心がけていきたいです。
- 鍵山
- いま自分にできる近い目標としては、ルッツなど新たな4回転ジャンプの習得になるのかなと思っています。来シーズンに向けては、12月に行われる予定の全日本フィギュアスケート選手権大会でこれまでより良い成績を残せるようにしたい。そこへ向かってラボのサポートを受けながら一歩一歩進んでいき、「進化した鍵山優真」をお見せできたらと思っています。