東博縁日とは
日本で最も長い歴史を持つ博物館である東京国立博物館を舞台に、6日間限定で開催される「縁日」イベントです。
・お祭りステージ
本館前特設ステージでは、日本各地の祭りを再現したリアルなパフォーマンスを実演します。
・縁日エリア
平成館前に、お祭りにはなくてはならない縁日エリアが出現します。
・特別展「神護寺」夜間観覧
平成館で開催中の「創建1200年 記念特別展『神護寺―空海と真言密教のはじまり』」をご覧いただけます。
・ライトアップ
入場は普段とは違う入口となる重要文化財「黒門」から。本館から平成館へはお寺の参道に見立てた提灯でライトアップ。
国宝 「薬師如来立像」(部分)
平安時代・8~9世紀 京都・神護寺蔵
開催概要
- 会期:
- 2024年8月27日(火)~9月1日(日)
- 会場:
-
東京国立博物館 (上野公園)
JR上野駅より徒歩10分
- 時間:
- 18:00~21:00 8月30日(金)、8月31日(土)のみ18:00~22:00
最終入場は閉場の30分前まで
(注)東博縁日の開催当日は17時で一度閉館となります。ご来館中のお客様は正門よりご退館いただきます。
18時に再開館しますので、入場(再入場を含む)には、本イベントのチケットをご用意ください。
チケット
当日券:3,000円
※大学生:1,800円、高校生:1,400円
※平成館で開催中の特別展「神護寺」夜間特別拝観券が含まれています。
※「創建1200年記念 特別展『神護寺』」の観覧券(未使用、または縁日当日・午後5時までに入場された使用済み券)をお持ちの場合下記の料金でご入場いただけます。総合文化展の観覧券では入場できません。
・大人:900円
・高校生・大学生:500円
・16歳未満:無料
※縁日、江戸文化体験、飲食費用は各自のご負担となります。
(現金またはクレジットカードがご利用いただけます)
<注意事項>
- ・天候状況により、一部プログラムが変更になる場合がございます。
- ・駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
- ・来場者数によっては、体験が完売となる場合がございます。
お祭りステージ (会場 本館前)
日本全国からお祭り団体を招聘。圧巻のパフォーマンスをお楽しみください。
太鼓集団 天邪鬼 -東京-
8月27日(火)28日(水)
①18:30~
②20:00~
伝統芸能の和太鼓に現代的要素を取り入れ、新たな和太鼓音楽の確立を目指しあらゆる音楽的挑戦を続けています。
北米、中南米、アジア、ヨーロッパ、中東などの海外公演をはじめ、国内外で活躍する和太鼓プロ集団です。
西馬音内盆踊り -秋田-
8月29日(木)
①18:15~
②19:15~
③20:15~
8月30日(金)
①18:15~
②19:45~
③21:00~
秋田県羽後町(うごまち)に伝わる伝統行事で、絹をはぎ合わせた端縫い衣装(はぬいいしょう)や真っ黒な彦三頭巾(ひこさずきん)など独特の衣装と踊りの美しさが特徴です。
毎年8月の16・17・18日の3日間行われ、顔を隠した踊り子がかがり火を囲んで踊る様子は幻想的な雰囲気を醸し出します。
730年以上の歴史があると伝えられ、岐阜県の「郡上おどり」、徳島県の「阿波おどり」、と並ぶ日本三大盆踊りの一つです。
2022年11月には「風流踊」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に登録、国の重要無形民俗文化財でもあります。
よさこい鳴子踊り 國士舞双 -高知-
8月30日(金)
①19:15~
②20:15~
高知市で1954年に市民の祭りとして始まったよさこい祭り。
鳴子を持ち「よさこい鳴子踊り」の曲に合わせて踊ります。
最初に作られた曲と踊りは次第にアレンジされ、今ではサンバ調やロック調などもあり、チームごと、年ごとに違っており、全国200か所以上で行われている。
高知と関東を拠点に活動中。
今年のテーマは「國士流盆踊り、はりまや橋で会いましょう」です。
盆踊りの様に踊り子とお客様が一緒に盛り上がれる作品をお楽しみください。
東京牛深ハイヤの会 -熊本-
8月31日(土)
①19:45~
②21:00~
江戸時代、海運の中継基地として栄えた熊本県天草市牛深町で、風待ち・シケ待ちの船乗りたちをもてなすために歌われ始めた「牛深ハイヤ節」。
その後、船乗りたちに歌い継がれて全国に広まり、佐渡おけさや阿波踊りをはじめとするハイヤ系民謡のルーツとなりました。
この「牛深ハイヤ節」にあわせて踊るのが「牛深ハイヤ踊り」
毎年4月に開催される『牛深ハイヤ祭り』では、数千人もの踊り手が街中を華やかに踊り歩きます。
「東京牛深ハイヤの会」では、「牛深ハイヤ踊り」をさらにひろめるべく、東京近郊で活動しています。
南国ならではの陽気で軽快なリズムと踊りで、『牛深ハイヤ祭り』の賑わいをお届けします!
上石神井琉球エイサー会 -沖縄-
8月31日(土)
①18:15~
②19:15~
③20:15~
地謡の歌声に合わせ、大太鼓、締太鼓を鳴らしながら踊る沖縄の伝統芸能。
体の内側に響く大太鼓の音、魂を揺さぶるような勇壮なかけ声、琉球舞踊を基礎とした優美でたおやかな踊りで観客を魅了します。
沖縄の伝統芸能で、旧盆の最終日(旧暦7月15日)に行われる祖先を来世へ送り出す念仏踊り。無病息災、家内安全を祈ります。
1999年創設、今年25周年を迎えるエイサー団体。
練馬区と西東京市を活動拠点としています。
沖縄市久保田青年会にお借りした型とオリジナルの型を合わせた伝統エイサーをお楽しみください。
横田西多摩エイサー太鼓 -沖縄-
9月1日(日)
①18:15~
②19:15~
③20:15~
地謡の歌声に合わせ、大太鼓、締太鼓を鳴らしながら踊る沖縄の伝統芸能。
体の内側に響く大太鼓の音、魂を揺さぶるような勇壮なかけ声、琉球舞踊を基礎とした優美でたおやかな踊りで観客を魅了します。
沖縄の伝統芸能で、旧盆の最終日(旧暦7月15日)に行われる祖先を来世へ送り出す念仏踊り。無病息災、家内安全を祈ります。
1996年に横田米軍基地内の沖縄出身者によって結成された「横田沖縄会」が前身です。
現在は基地とは関係なく福生市を拠点として、地元のお祭り、イベント、慰問などに参加し、エイサーを通して沖縄文化への感謝、地域貢献を目的として活動しております。
縁日エリア (会場:平成館前)
このエリアでは様々な「縁日」体験が出来ます
※数に限りがございます
出店
「わたあめ」「かき氷」の出店が登場。
わたあめ
かき氷
縁日(1回300円)
昔懐かしい縁日体験にご参加いただけます
射的
スマートボール
スーパーボールすくい
輪投げ
江戸文化体験
日本の伝統的な手作り体験にご参加いただけます。
※数に限りがございます
江戸風鈴絵付け体験
鳴子つくり体験
白河だるま絵付け体験
お面つくり体験
キッチンカー
様々なフードが登場
「創建1200年 記念特別展『神護寺―空海と真言密教のはじまり』」
国宝 薬師如来立像
平安時代・8~9世紀
京都・神護寺蔵
1. 空海の寺、神護寺。真言密教の源流1200年の至宝が集結
唐で体系的な密教を学んだ空海は、その成果をもとに真言密教を打ち立てました。密教では教義の世界観を示す曼荼羅や儀式で使う法具など、数多くの美術工芸品が生み出されました。会場では、空海の生きた時代に制作された、彫刻・絵画・工芸の傑作をはじめ、国宝17件、重要文化財44件を含む密教美術の名品など約100件を展示します。
2. 寺外初公開、本尊の国宝「薬師如来立像」
神護寺の前身寺院にまつられていたのが本尊「薬師如来立像」です。量感あふれる造形、威厳あふれる表情は、独特の迫力を生み出し、平安初期彫刻の最高傑作といえます。本展は寺外で本尊の荘厳さにふれていただく、神護寺史上初の機会です。
3. 約230年ぶりの修理、国宝「両界曼荼羅(高雄曼荼羅)」
金剛界と胎蔵界、密教のふたつの世界観を図示したのが両界曼荼羅です。高雄山神護寺に伝わったため、「高雄曼荼羅」と呼ばれる本作品は、4メートル四方の大きさを誇る、空海在世時に制作された現存最古の両界曼荼羅です。江戸時代以来、およそ230年ぶりに修理された姿をご覧いただきます。
4. 現存最古の「五大虚空蔵菩薩坐像(ごだいこくうぞうぼさつざぞう)」が勢揃い
空海の後を継いだ真済(しんぜい)の代に安置された国宝「五大虚空蔵菩薩坐像」は、日本でつくられた作例のうち、五体が揃う現存最古のものです。仁明(にんみょう)天皇御願とされ、鎮護国家が願われました。品の良い顔立ちと均整の取れた造形は、当時最高の技術を持った工人によって制作されました。寺外で五体揃って公開されるのは初めてのことです。
東京国立博物館
- 〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
- ・JR上野駅公園口、または鶯谷駅南口下車 徒歩10分
- ・東京メトロ 銀座線・日比谷線上野駅、千代田線根津駅下車 徒歩15分
- ・京成電鉄 京成上野駅下車 徒歩15分