2023月3月27日
Sponsored by 帝人フロンティア株式会社
大量生産や大量廃棄の流れを止めようと、環境への負荷が少ない装いを楽しむ「サステナブル(持続可能な)ファッション」が注目を集めています。エコ素材の開発を他社に先駆けて取り組んできた「帝人フロンティア」の平田恭成社長と、モデルのトラウデン直美さんが語り合いました。
対談では、素材開発のヒントが、身近な動植物の構造にあったという秘話が披露され、
トラウデン直美さんが熱心に耳を傾けました。
アウトドアウェア素材にも定評がある帝人フロンティア。アウトドアでは、外気や急な天候の変化から身を守るため、高い防水・撥水性や保温性などの機能性が求められます。その一方で、撥水加工にはフッ素化合物が長年使用されてきましたが、近年、人体や環境に悪影響を及ぼすことがわかり、フッ素フリーの素材開発が重要視されるようになりました。
開発チームは生地の織り方を工夫するなどして、この課題に挑戦。稲の葉からできた雨具の蓑(ミノ)をヒントに、「水を滑らせ、雨をよける」という仕組みを取り入れた「ミノテック」を開発しました。平織りの横方向だけを凸構造にし、水滴が溝を転がり落ちるように工夫されています。また、「レクタス」という素材は、表面の細かな凹凸で空気層をつくるハスの葉に着想を得て、凹凸をつけた表面で水を弾くことに成功しました。
アウトドア業界で今、薄いのに暖かいと話題になっている「オクタ」についても、寒冷地でも生息できる熊の毛がストローのような穴が開いた構造になっていることがひらめきとなり、高い保温性、断熱効果を実現したといいます。
自然派だった父親の影響で、幼いときからハイキングやキャンプなどのアウトドアに親しみ、高校時代は環境問題をテーマにした授業を毎週受講していたというトラウデンさん。「地球にやさしい素材のヒントが、自然環境の中にあったなんて。つながっている感じがすごく嬉しくなりました」と共感を覚えたようでした。
また、実際に手にして、触り心地や機能性を体感。「オクタ」のジャケットは、その薄さと軽さに目を見張り、「中綿がなくてペラペラなのに、ダウンに劣らない保温力とは驚きです。かさばらないから持ち歩きしやすいし、家で洗濯できるところも実用的」と感心した様子。さらに、成分の約37%が植物由来の「ソロテックス」が使われた女性用のコートを手に取り、軽やかなストレッチ感とシワにならない形態回復性を実感。「うわー、手でぎゅっとしてもシワにならない。ストレッチ性も抜群ですね。使いやすさとスタイリッシュさで選んでも、実は環境にも配慮されていたというのが、何より理想です」と話していました。