変化に富んだ地形で思いっきり遊ぶ!
感動もスリルも欲張りに

ガリシア州、ナバーラ州、エクストレマドゥーラ州、アラゴン州、アストゥリアス州

変化に富んだ地形で思いっきり遊ぶ!感動もスリルも欲張りに

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Good plans

Good plan 02

スペインは、“山の国”だとご存じですか?日本の1.3倍の国土が有する山の数は、ヨーロッパで二番目の多さ。ユネスコが定める生物保護区の数は世界一で、まさに自然の宝庫とも言えます。降水量が少なく、1日あたりの日照時間が長いという気候にも恵まれたスペインの大自然を堪能するなら、アクティビティに挑戦しない手はありません。
山々が迫るような峡谷をたどるハイキングから、水流に乗って川を下るキャニオニング、河川でのカヌーイングなど、五感を刺激する体験が目白押し。体をめいっぱい動かして、リフレッシュしてみませんか。

Sites

【ハイキング】ガルガンタ・デ・ロス・インフィエルノス、ラ・コラ・デ・カバージョSites 01
【ハイキング】
ガルガンタ・デ・ロス・インフィエルノス、ラ・コラ・デ・カバージョ
【キャニオニング】グアラ山地渓谷自然公園Sites 02
【キャニオニング】
グアラ山地渓谷自然公園
【カヌーイング・カヤック】ビダソア川、ウジャ川Sites 03
【カヌーイング・カヤック】
ビダソア川、ウジャ川

Information

スペインマップ

かの皇帝も訪れた渓谷と水辺が織りなすスポットを散策

かの皇帝も訪れた渓谷と水辺が織りなすスポットを散策 画像1
かの皇帝も訪れた渓谷と水辺が織りなすスポットを散策 画像2

“山の国”スペインは、全土で計60,000kmのルートを有するハイキング大国です。ほとんどのルートに標識が設置されるなど整備が進み、難易度や距離が多様で、初心者から愛好者までハイキングを楽しむことができます。
特に本国でも人気なのが、マドリードから約300km西のエクストレマドゥーラ州カセレス県のハイキングルート。ガルガンタ・デ・ロス・インフィエルノス(地獄の喉)と呼ばれる全16kmのルートで、高低差があるため多様な植生が見られ、道中に滝など水辺が多いのが特徴です。ナラの木々の間を進んだ先にある展望台から見えるのは、ロス・ピロネスの水場。流れ込む川の力によって形づくられた岩場で、美しく神秘的な景観を生み出しています。
さらに道中には、1556年にあの神聖ローマ皇帝カール5世(スペインの国王カルロス1世)が没前最後の旅行で通った石橋が、当時から変わらない姿で残されています。生前、広大な領地の獲得に奔走した皇帝もまた、この大自然に抱かれながら心を癒したのかもしれません。
フランスと国境を接するアラゴン州には、スペインで最も長い歴史を持つ国立公園オルデサ・イ・モンテ・ペルディドがあります。ユネスコの世界遺産でもあるこの公園のハイキングルートで人気の一つが、ラ・コラ・デ・カバージョ。往復17.6kmのルートで、ピレネー山脈の壮大な風景を思う存分味わえます。
美しいブナ林を通り抜けた先で出迎えてくれるのが、左右に岩壁が迫る大パノラマ。季節によっては、高山植物が岩肌を鮮やかに彩ります。
最終地点は、ルートの名称にもなったラ・コラ・デ・カバージョと呼ばれる滝。「馬の尾」という意味の通り、水が扇形に流れているのが特徴です。道中は牧草地になっているため、草を食む動物たちの姿もみられます。他国との衝突の最前線だったピレネー山脈の歴史を振り返ると、現在ののどかな風景が一層しみじみと感じられます。

まるで自然と一体に!?水しぶきをあげて多様な地形を巡る

まるで自然と一体に!?水しぶきをあげて多様な地形を巡る 画像1
まるで自然と一体に!?水しぶきをあげて多様な地形を巡る 画像2

ピレネー山脈の支脈に広がるグアラ山地渓谷自然公園は、西岸海洋性気候と地中海性気候の影響を受けるため、乾燥する南部には常緑樹、北部には落葉樹と、異なる植生がみられます。
さらに、この公園を特徴づけているのが、洞窟、丘陵、深淵、峡谷が数多く見られる、カルスト地形の様相。渓谷がヨーロッパでもっとも集中しているエリアともいわれており、その地形を生かしたアクティビティが充実しています。一押しは激流のリズムに乗りながら、天然のすべり台を下るキャニオニング。透明度抜群の冷たい水に身を浸せば、まるで体ごと自然に溶け込むかのようです。
キャニオニングを存分に楽しんだ後は、公園の南部に位置するアルケサル村へ。山の斜面に広がるオリーブ畑の中に城塞がたたずむ景色から、「スペインで最も美しい村」にも選ばれています。城下の街並みは、中世にタイムスリップしたかのような異国情緒に満ちています。
せわしない日常を忘れるのにもってこいの体験が満載のエリアといえるでしょう。

リバースポーツの一大エリアで川のリズムに身体を委ねる

リバースポーツの一大エリアで川のリズムに身体を委ねる

ワイン用ブドウの栽培面積が世界一である、ワイン大国スペイン。そのブドウ栽培を支えるのが、川の恵みです。スペインの河川の多くは、水深が浅く流れが速いのが特徴。毎年8月には、アストゥリアス州で世界各地から競技者が集まる「セージャ川下り国際カヤック競技会」が開催され、スペインはカヌーをはじめとしたリバースポーツのメッカでもあります。
ナバーラ州のピレネー山麓からフランスとの国境で大西洋へとそそぐビダソア川は、短いながら、絶景が楽しめるリバースポーツの人気スポット。もっとスリルを味わいたいという人は、急流と穏やかな流れが交互にあらわれる、ガリシア州のウジャ川がおすすめです。
注意しておきたいのが、川の流量。スペインでは季節によって流量の差が激しく、場合によっては干上がってしまうことも。事前に確認をして、リバースポーツに適したコンディションかを確かめましょう。運動レベルに適した体験プログラムの有無についても、ぜひ確認を。

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