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企画・制作 読売新聞社ビジネス局
Sponsored by 資生堂

 一つひとつの花が世界にひとつの美しさを放ちながら咲き誇る蘭のように、人もまた、その人らしい美しさを咲かせることで、幸福感とともに毎日を生きられるー。資生堂は、美の力を通じてより多くの人々が幸福を実感できることを目指し、さまざまな活動に取り組んでいる。それが、生まれつきのあざや、がん治療の副作用による見た目の変化、やけど跡や傷跡など、肌に深い悩みを持つ人のための「資生堂 ライフクオリティー メイクアップ」だ。その意義について、化粧療法学が専門の株式会社資生堂 D&I戦略推進部 SLQエンパワーメントグループ グループマネージャー 池山和幸博士にお話を伺った。

池山和幸博士

株式会社資生堂 D&I戦略推進部 SLQエンパワーメントグループ 
グループマネージャー池山和幸博士

毎日を自分らしく、
心地よく過ごしていただきたい。

1956年から半世紀以上にわたる活動

お化粧をすると気持ちが引き締まったり、明るく楽しい気分になり、人と会うときに自信が持てるようになったりします。化粧には、脳を刺激して気持ちの変化を起こしたり、手指を動かすことで上肢の運動になったりと、メンタルにもフィジカルにも良い効果があることが、私たちの研究によって明らかになってきました。資生堂は、そんな“美の力(化粧のちから)”を通じて、さまざまな肌悩みを持つ方をサポートする「資生堂 ライフクオリティー メイクアップ」活動に取り組んでいます。

その歴史は古く、1956年、第二次世界大戦後に、戦禍で負ったやけど跡などをカバーするための専用ファンデーション「資生堂スポッツカバー」を開発したことからスタートしました。これは、女性だけでなく、男性も使えるものとして発売され、当時としては画期的な商品でした。1995年には、やけど跡だけでなく青みや赤みなど色の悩み、肌の凹凸などもカバーできる「パーフェクトカバー ファンデーション」を開発。さらに2006年には、創業の地である東京・銀座に「資生堂 ライフクオリティー ビューティーセンター」を開設し、完全個室でお一人おひとりの悩みに寄り添ったカウンセリングによるメイクアップアドバイスをご提供しています。

この活動は今や、日本だけでなくグローバルに展開され、世界中の多様な肌悩みを持つ方々に、自分らしく日々を過ごしていただくためのサポートを続けています。

メイクアップによる生活の変化

メイクアップによる生活の変化

パーフェクトカバーシリーズ

パーフェクトカバーシリーズ

「自分らしくありたい」
~外見ケアの限りない可能性~

がん患者さんのための活動

日本人の2人に1人が一生のうちにがんと診断される時代、がんと向き合いながら、いかに自分らしく生きるかということは、誰にとっても無関係なテーマではありません。2008年からは、病院からの依頼を受け、がん患者さん向けの外見ケアセミナーを実施。抗がん剤の副作用による色素沈着や、眉毛・まつ毛の脱毛をカバーするメイクアップをご紹介しています。治療による外見の変化の悩みを持つ人はとても多いのに、病院で相談できた人の割合が約28%という調査結果*1もあり、厚生労働省の資料には、外見変化が原因で仕事や学校を休んだり辞めたりした人が44.2%*2とあります。

外見ケア後の感想では、「肌の色悩みが解決して、気持ちが明るくなった」「眉毛の脱毛に悩み、それを隠すために黒縁のメガネをかけていたけれど、アイブロウで眉を描いたことで、これからはメガネを外してコンタクトで生活できることがうれしい」「人と顔を合わせることに抵抗があったけれど、宅配便を受け取れるようになった」など、メイクアップが自分らしく前向きに生きる助けになることがわかるコメントをたくさんいただきました。2017年からは、すべてのがんサバイバーが笑顔で生きられる社会を目指して発足したプロジェクト「ラベンダーリング」に参画し、活動趣旨に賛同した企業、患者団体、医療機関、行政などと連携してがん患者さんをサポートする活動に取り組んでいます。

  • *1 患者体験調査報告書平成30年度調査 厚生労働省委託事業 国立がん研究センターがん対策情報センター
  • *2 第3回がんとの共生のあり方に関する検討会 令和元年10月23日 資料4

相談しやすい環境・場づくり

がん外見ケアBOOK ~自分らしく、心地よく~

治療の副作用による見た目の変化など、特有の悩みに対応する美容情報をまとめた小冊子。年齢・性別を問わず誰にでも活用してもらえるよう、シンプルなテクニックを中心に掲載されている。ウェブサイトからも見ることができる。

お悩み別メイクナビ

ウェブサイト上の簡単な質問に答えることで、一人ひとりの肌悩み別に合わせたファンデーションの使用量やメイクテクニックを動画で紹介。

資生堂 ライフクオリティー ビューティーセンター 日本、中国、台湾、シンガポール (国/地域)

通常のファンデーションではカバーしづらい、あざや白斑、傷跡などの肌の凹凸、がん治療の副作用による外見変化の悩みなどについて、完全予約制のプライバシーが保たれた個室で、カウンセリングとメイクアップレッスンを無料で受けることができる。

がん外見ケアセミナー

がん治療の副作用による外見変化を目立たなくするメイクアップアドバイスのセミナー。外見をケアすることは心のケアでもあり、一人ひとりの「こうありたい」という願いを叶えることで、より前向きに生きることにもつながるー。スキンケアから始まり、肌の色変化へのメイクアップ方法、脱毛時やまばらな眉・アイラインの自然な描き方などのポイントメイク、男性患者のための外見ケアなど。患者のためのセミナーと、医療従事者のためのセミナーがある。

すべてのがんサバイバーの笑顔を目指す
「LAVENDER RING MAKEUP & PHOTOS
WITH SMILES」を
グローバルで展開

「LAVENDER RING」活動のひとつで、がんサバイバーに、資生堂のスタッフがメイクアップレッスンとヘアスタイリングを実施。その後フォトグラファーが撮影し、参加者ご自身が現在熱中していることや大切にしていることを記載し、ポスターに仕上げ、発信する取り組み。2017年から毎年開催し、これまでに国内外合計で約600名のサバイバーが参加。イベント参加者や周囲の方がそのポスターを見ることにより、自分らしさを表現する参加者のポスターに勇気付けられ、笑顔の輪が広がることを目指し活動を続けている。

書籍「自分らしく、を生きていく。」

書籍「自分らしく、を生きていく。」

「美の力」を通じて幸福を実感できる
サステナブルな社会へ。

ウェルビーイング

がん患者さんへの取り組み(外見ケア)

がん患者さんへの取り組み(外見ケア)

資生堂は、企業使命である「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい社会を)」のもと、2030年に向け「美の力を通じて人々が幸福を実感できるサステナブルな社会の実現」を目指しています。「資生堂 ライフクオリティー メイクアップ」活動についてご紹介したように、メイクアップには、単に身体の悩みをカバーするだけでなく、明るく前向きな気持ちになれたり、仕事や学校、人とのつながりをキープできたりといった、フィジカル・メンタル・ソーシャルの3つが満たされることで実現する「ウェルビーイング=よりよく自分らしくあること」にも貢献できる力があります。

世の中にはさまざまな境遇や価値観で生きている人々がいて、その誰もが自分らしい幸せを追い求めている。多様性を認め合う社会の先に、きっとそれぞれの幸福が訪れる。そんな思いを抱いたスタッフが、「資生堂 ライフクオリティー メイクアップ」でお待ちしています。ほんの一歩の大きな勇気から、世界にひとつ、その方だけの「わたしらしさ」を手に入れていただけるお手伝いができたら・・・。これからも「美の力」を通じて、ひとりでも多くの人が自分らしくあることの喜びや幸福を実感できる、サステナブルな社会を実現するために奮闘していきたいと思っています。

ー戦後すぐの時代に、男性の使用も想定したカバー専用のメイクアップ商品を発表する。多様な悩みを持つすべての人が、安心して自分らしく生きるためのサポートをする。SDGsが叫ばれるずっと以前から、多様性とひとりひとりの幸福について考え、行動してきた資生堂という企業。その先進性と社会貢献性の高さをあらためて感じさせてくれる「資生堂 ライフクオリティー メイクアップ」活動は、これからの社会にますます必要とされ、広がっていくことだろう。

がん患者さんへの取り組み(外見ケア)

がん患者さんへの取り組み(外見ケア)

池山和幸(いけやまかずゆき)さん。資生堂 D&I戦略推進部 SLQエンパワーメントグループ グループマネージャー 。専門は化粧療法学。三重県生まれ。京都大学大学院医学研究科にて学位(医学)取得。大学院在学中に介護福祉士の資格を取得。2005年資生堂に入社後、化粧療法研究に従事。著書には、『「粧う」ことで健康寿命を伸ばす化粧療法(クインテッセンス出版)』、『装いの心理学(北大路書房)』(分担執筆)、『化粧の力の未来(フレグランスジャーナル社)』(分担執筆)がある。
池山博士の「ハカセのブログ」はこちら