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沖縄からアジアや世界へ
学びの地平を広げて

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大学からのメッセージ学びの魅力と特徴

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学長 砂川 昌範氏

青い空と海、やんばる(山原)と呼ばれる豊かな自然に恵まれた沖縄県名護市の名桜(めいおう)大学は、リベラルアーツ教育を基本に多くの海外実習の機会を設けている。全学挙げてデータサイエンス教育にも乗り出しており、今春、2学部5学科に改組した。2024年には開学30周年を迎え、沖縄からの視点で学び、アジアや世界を舞台に活躍できる国際教養人を育成している。

  • 2学部5学科で国際教養人育てる

    1994年4月、沖縄県と県北部12市町村とにより設立された公設民営の私立大学として開学し、2010年に北部広域市町村圏事務組合が設立する公立大学法人に移行した。大学名は、桜前線が日本で一番早い1月下旬、この地域から始まることに由来している。

    建学の精神は「平和」「自由」「進歩」。6つの専攻科があった国際学群は今年4月から国際学部となり、国際文化学科と国際観光産業学科の2学科に。人間健康学部は新たに健康情報学科を開設し、スポーツ健康学科と看護学科を合わせて3学科となった。

    在学生の出身地は沖縄県内と県外がほぼ半々。県外は鹿児島、福岡などの九州各県のほか、北海道や関東、関西など全国に広がっている。家族旅行で沖縄が気に入った学生や「北国とは全く違う環境で大学生活を」と新入生の動機は多様。夕方はエイサーの音と踊りでキャンパスは熱気に包まれ、明るく開放的な雰囲気をつくり上げている。

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    副学長
    木村 堅一氏

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    健康情報学科 教授
    木暮 祐一氏

  • リベラルアーツ教育と海外体験

    学びの基本はリベラルアーツ教育。全学生に批判的思考及び論理的思考などの「学ぶスキル」を修得してもらう。1年次からのゼミ「教養演習」は、学生が主体的に問題設定からフィールドワーク、資料作成、発表会とディスカッションまでを行う。

    海外での実習が多い。「名桜から世界へ」をモットーに、1年次は全学の希望者を対象に夏休みの1週間~10日間、シンガポールまたは中国を訪問し、海外の多様な価値観を肌で感じてもらう。木村堅一副学長は「4年間の学びが変わってきます」と手応えを感じている。

    国際文化学科3年次は、2~3週間かけて、沖縄からの移民が多い中南米や東南アジアなどで現地学生との交流会、資料館・博物館の見学を通して歴史や社会・文化、政治・経済などを学ぶ。国際観光産業学科3年次はマレーシアや韓国などのホテルや旅行代理店で3~4週間程度の海外インターンシップを行う。

    このほか、中南米やアジア、IT先進国のリトアニアなど17か国・地域の38大学と交流協定を締結。半年~1年の留学を行い、単位互換や授業料相互免除の制度を設けている。

  • チューター役の院生・学部生が学習支援

    学生の学習支援として、学生会館に「ライティング」「数理学習」「言語学習」の3つの学習支援センターを設置している。教員から研修を受けた大学院生や学部生がチューターとなっており、チューターには大学からアルバイト代が支給される。

    学習支援センターでのピア学習は、チューター及びチューティーそれぞれの学習機会や、正課授業の効果的な学びへとつながっている。

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    ライティングセンター

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    数理学習センター

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    言語学習センター

  • データサイエンス教育を全学生に

    全学挙げてデータサイエンス教育に力を入れ、現在、文科省に数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度の申請をしている。

    新設の健康情報学科は、データの収集から入力、解析、アプリヘの実装といった一連の過程を学び、健康や社会全般に関するデータを分析することを通して新たな価値やサービスの創出ができる人材を養成する。大手情報通信企業の仕事も兼務する木暮祐一教授は「データ分析はこれからの仕事に欠かせない能力。身近な『健康』を題材に初歩のデータ収集から学んでもらい、産学連携を活用しながら専門家を育成したい」と意気込みをみせる。

  • 地域と共に進歩する

    大学では2018年から県在住の働き盛りの世代を対象に「やんばる版プロジェクト健診」を始め、22年までの5年間で計1318人の健康に関するビックデータを収集した。このデータを用いて、様々な疾患の発症を予測するアプリ開発を計画中。こうした取り組みにより地域の方々の健康増進への貢献を目指している。

    キャンパス隣接地には2025年に新しいテーマパークが開園予定。人材育成に関して連携協定を締結しており、学生をインターンシップとして受け入れてもらう予定だ。

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トピックス

  • 「琉球文学大系」編集・刊行始める

    沖縄本島と周辺の島々の言葉は「琉球諸語」としてユネスコの「消滅危機言語」に指定されており、名桜大学は多くの研究者・専門家の協力を得て、19年から「琉球文学大系」(全35巻)編集・刊行事業を開始した。現在計4巻を刊行している。

    砂川昌範学長は「本学の強みは、豊かな自然に育まれ、太平洋戦争で戦場となり、戦後は米国の統治下に置かれた沖縄の歴史・文化遺産の真っただ中に存在することです。やんばるから見える沖縄、日本、アジア、さらに世界について認識を深め、問いを立て、考え続ける習慣を身につけることが可能です。ここの地域課題を生きた教材とし、フィールドワークを通して実践的な学びにしていくことで、学びの地平が広がります。沖縄県北部を『第2のふるさと』と思って、世界へと広がるゲートウェイとして、ともに学びましょう」と呼びかけている。

学部・学科

学部
  • 国際学部/国際文化学科、国際観光産業学科
  • 人間健康学部/スポーツ健康学科、看護学科、健康情報学科
専攻科
  • 助産学専攻科
大学院
  • 国際文化研究科/修士課程、博士後期課程
  • 看護学研究科/博士前期課程、博士後期課程
  • スポーツ健康科学研究科 (設置認可申請中)
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