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データ&イノベーション学群 2024.4.1 開設!

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大学からのメッセージ学びの魅力と特徴

データを起点にイノベーションを起こし、
高知で世界の課題解決に貢献する

学長写真
  • リープフロッグを先導し、高知から世界の最先端へ

    「リープフロッグ」という言葉をご存知でしょうか。「かえる飛び」を意味するこの言葉は、社会インフラが未整備な途上国や新興国で、法律や規制によるしがらみが少ないからこそ、新しいデジタル技術が一気に普及する状況を指します。

    デジタル化で世界的に遅れをとっている日本では、少子高齢化が加速し、地方消滅の危機が現実味を帯びています。日本の地方こそ、今リープフロッグするタイミングではないか。日本中、そして高知県にある豊かな自然、文化、社会資本を次世代へとつなげるためには、リープフロッグが最善の道なのではないか。そうした考えのもと、高知工科大学は「データを起点にイノベーションを起こし、世の中を変革していく」ことをミッションに、2024年4月「データ&イノベーション(D&I)学群」を設置します。

    2010年代より始まった第三次AIブームは、2020年代に新たな進化の段階に入り、2022年には画像、音声、テキストなど様々な種類のデータを用いて総合的に判断できる「マルチモーダル」が実装可能になりました。ITインフラ分野では、サーバーを意識せずにシステムを構築・運用できるクラウドサービスとして「サーバーレス」が普及するなど、あらゆる最先端技術を誰もが低コストで活用できる時代になりつつあります。今後はそれらの技術を組み合わせて、文系理系の枠を超えた「トータルデザイン」の視点から新しい価値を創り出せる力が重要です。

    そこで、D&I学群では課題先進県と言われる高知県の環境を生かし、一次産業、医療、防災、教育など多様な分野のリアルな現場で、実社会の課題解決に取り組む課題解決型学習(PBL)を一年生から導入します。インドやアフリカのケニアなど、リープフロッグの事例の多くは地域の課題を出発点として生まれてきました。その点、課題が山積する高知県はリープフロッグのチャンスに溢れています。また、高知の地域や企業とともに取り組んだデジタル実践の成果は、日本、ひいては世界が直面する課題の解決にも寄与できるはずです。

    県内各地にリープフロッグの種を蒔き、可能性の芽を育むことで、高知から世界の最先端へと躍り出よう。この決意と覚悟を持ってローカルに根ざした価値創造に徹することが、都市部では真似できない普遍的な教育価値の提供につながると確信しています。

高知工科大学
データ&イノベーション学群
学群長(令和6年4月就任予定)
古沢 浩教授

  • 農業や医療に革命をもたらす信頼性の高いAI技術を開発

    生物の進化の仕組みや人間の脳・知能の構造をコンピュータに応用し、人間のような柔軟な処理の実現をめざす「ソフトコンピューティング」の手法を用いて実社会の課題解決につなげる研究をしています。

    その一つが、AIやIoTなどの先端技術を駆使して次世代型農業をめざすプロジェクトです。ディープラーニング(深層学習)による画像認識を応用し、高知県の主要な農産品である柚子の着果数の推定から生育状況の把握を自動化できる仕組みの構築や、熟練技術者の技術を手軽に学べる学習コンテンツを網羅したアプリの作成など、高知県の農業の未来を支える技術開発を行ってきました。

    また医療分野では、高知大学医学部や高知検診クリニックと連携し、蓄積されたデータを活用して病気の早期発見や医師の診断支援につながる自動診断システムの開発などを進めています。深刻な医師不足の中、医療現場の負担軽減や中山間地域の遠隔診療を実現できる可能性を秘めたAI技術。安全性や正確性が何より重視される医療への導入を円滑に進めるために、診断結果の根拠を説明できる信頼性の高いAIの研究にも力を入れています。

  • 高知工科大学イメージ写真03

    AI・データサイエンス専攻
    吉田 真一教授

  • 高知工科大学イメージ写真03

  • イノベーションを成功に導く組織管理の新たな概念を探る

    デジタル技術やAIが進化を遂げる一方で、それらを活用して新たな価値創造を行うために有効な組織やコミュニティのあり方が問われています。先行研究では閉鎖的で密なつながりよりも、広く弱いつながりを有するプロジェクトの方が情報収集のスピードが飛躍的に増すことが明らかになっています。しかし、情報収集や議論を経て創造的なアイデアを実装する段階では、オープンなコミュニティを一気に閉じる方が実行可能性が高まるという説もあります。では、どのようなタイミングでコミュニティを変化させるとよりよい社会実装につながるのでしょうか。この問いに答えるべく、デジタルイノベーションの検討から実装までの過程におけるコミュニティの変化を捉え、メカニズムを解明しようと研究を進めています。

    地域に目を向けると、オープンイノベーションを促すプラットフォームの構築が地域貢献につながるという認識が広がっていますが、地域住民が医療や福祉といった社会共通資本について協議する際には閉じたコミュニティの方が有効ではないかと考えています。様々な地域と連携した課題解決の実践を通して、デジタル社会における組織管理の新たな概念を確立していきます。

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    デジタルイノベーション専攻
    上村 浩教授

  • 高知工科大学イメージ写真03

トピックス

社会が渇望する「次世代型ビジネスパーソン」が育つ

2026年4月完成予定

大学メイン画像

新学舎完成予想図

大学メイン画像

新学舎完成予想図

  • 「見る」「知る」「協働する」育成型創造的ワークプレイス環境

    高知市の文教地区である永国寺町にふさわしいシンプルで落ち着いた雰囲気にデザインされた新学舎は、データサイエンスを含む先端ICT技術を学び、使いこなし、有用な情報から新たな価値を創造できる文理統合型のDX人材育成・輩出の場として、産学官連携・高大連携の拠点となります。そこでは基本的なデジタルリテラシーを学ぶだけでなく、社会に対するふかん俯瞰(ふかん)的視野も兼ね備えるためにPBL(課題解決型学習)を主軸とした多様性のある学びの場を実現し、企業や様々な機関との出会いを導き、具体的な連携が可能です。自主的・協働的学びを促し、多様な交流を通じてイノベーションが花開く空間となります。

  • 高知工科大学大学イメージ写真02

    新学舎完成予想図

  • 高知工科大学大学イメージ写真02

    コワーキングスペース(1階)

    ものづくりスペースと視覚的・動線的にシームレスにつながる空間です。学生・地域・企業の情報交流、ものづくりの着想から具現化までをスムーズに行えます。

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    プレゼンテーションコート(1階)

    約120名が着席できる階段状のフリースペースに大型ディスプレイを常設し、開放的なプレゼンコートとして、自由で積極的なコミュニケーションを促す場となります。

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    グループワーキングスペース(2階)

    課題内容を解決に導くための「聴く、実践する、まとめる、共有する」を連続的に行える協働スペース。レイアウトの自由度もあり、プレゼンスペースとしても利用できます。

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    グループコート(2階から3階への階段上)

    窓からは高知の城下町が一望でき、歴史的都市を近くに感じながら最先端の研究に取り組むことができる絶景のロケーション。

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    学生研究スペース(3階・4階)

    仕切りのない1フロアスペースに複数の研究室を配置。これにより孤立する研究室をなくし、研究の連動性により学群全体の高パフォーマンスが可能となります。

高知工科大学大学イメージ写真02
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