酒税法が改正され、ビールや発泡酒などの「発泡性酒類」の税率が見直されることとなった。同時に、ワインや日本酒などの「醸造酒類」の税率も見直される。この税率改正は2026年まで3段階に分けて行われ、第1段階の改正は10月1日から実施される。酒税が変わると何が変わるのか見ていこう。

ビール01 ビール02

ビールお求めになりやすく※1

お酒の価格に大きな影響を与えているのが、酒税だ。これまで、発泡性酒類の中ではビールの酒税が最も高く、350ml缶1本あたり77円で、麦芽比率25%未満の発泡酒は47円、新ジャンルなどのその他の発泡性酒類は28円だった。それが10月1日からは、同量のビールの酒税は70円となり、7円減税、新ジャンルの酒税は37.8円となり、9.8円の増税となる。今回は発泡酒(※2)の税率は変わらないが、2026年にはビール、発泡酒、新ジャンルの酒税は54.25円に一本化される。

ビール系飲料の酒税改革

ビール系飲料の酒税改革

財務省HPより

この酒税改正に合わせて、対象となる商品の価格改定を実施する酒類メーカーは多く、ビールは値下げされて買いやすくなる。ちょっと高めのプレミアムビールにも手が出しやすくなるだろう。モニター調査(※3)でも、「今後プレミアムビールを購入する機会が増えそう」という声も出ており、ビール減税に後押しされて、家庭での需要も増えそうだ。

サントリープレミアムモルツ

ビール系飲料の酒税改革

ビール系飲料の酒税改革

財務省HPより

プレミアムビール購入機会

Q プレミアムビールを選択する機会が増えると思う理由は?

「J-MONITOR」による調査(※3)

プレミアムビール購入機会

専門家に聞く

家飲み充実意識の高まり

坂口 孝則さん
坂口 孝則さん
大阪大学経済学部卒業後、電機メーカー、自動車メーカーで調達・購買業務に従事。現在は未来調達研究所株式会社取締役。調達・購買業務コンサルタント、研修講師、講演家。製品原価・コスト分野の専門家。著作35冊以上。日本テレビ『スッキリ』等コメンテーター。

新型コロナの影響で家にいる時間が長くなっているので、私たちの消費動向も変わってきています。新型コロナ流行の初期は、「外出自粛、楽しみはガマン」という状況を受け入れていましたが、終息に時間がかかる中で考えは変化し、今後は「メリハリ消費」が拡大すると思います。メリハリ消費とは、普段は節約して、たまに自分の楽しみのためにお金を使うという「メリハリ意識」を持って生活を楽しむ消費の形です。

8月17日に四半期GDPの発表があり、年率換算で27.8%下がったという報道がありました。これはリーマン・ショックの時よりも悪い数字なので、来年は給料が上がることがあまり期待できません。将来が不透明なことから、家計も節約志向で、外食、外出を控え、大きな出費を削って、その代わりに食品や家飲みのお酒をちょっといいものにして、生活の「ハリ」を楽しんでいる人が増えていると思います。

共働きで在宅勤務が続く場合、仕事をする時間帯をずらす、交代で子供の面倒をみるというような暮らしをしていると、それぞれの仕事のオン・オフが曖昧になっていきます。それだけに、本当に1日が終わってくつろぐことのできるオフ時間の家飲みの重要度が増していると思います。

僕のようなビール好きの場合は、「家飲みでおいしいビールを飲んで至福の瞬間を味わいたい」という意識が強く、「舌が敏感な一杯目は、ビールの味にこだわりたい」と考える人も多いでしょう。

僕自身はザ・プレミアム・モルツ<香る>エールのフルーティーな香りが好きなので、ビール減税で、プレモルが買いやすくなるのはうれしいですね。今回のビール減税に背中を押されて、「一杯目はプレモル」という人も増えると思いますよ。

ちまたの意見

一杯目はおいしいビールを飲みたい

新型コロナの影響による外出自粛が続いたため、家飲みが増加。「外飲みが減った分、家飲みを充実させたい」という意識が高まっている。モニター調査(※3)でも、家飲みの機会が増えた人が3割以上になり、「おいしい酒を探すようになった」「少しいいつまみを買っている」などの声もあって、家飲みの愉しみ方に変化がうかがえる。

さらに、自宅で飲む一杯目のビールについて聞いたところ、「一杯目には一番おいしいビールを飲みたい」と答えた人が8割以上だった。その理由としては「ビールは一杯目が一番おいしい」「1日の仕事の疲れを癒やすためにも、一杯目はおいしいビールがいい」などの声が上がっていて、ビール党の一杯目へのこだわりが感じられる。

サントリーが「ビール一杯目に求める価値」を聞いたWeb調査(※4)では、「二杯目よりも一杯目に、コク、きめ細かい泡、香りのよさを求める」という声が多かったので、ビール減税を機に、これらの価値を満たすプレミアムビールへの注目度が高まりそうだ。

家飲みの増加

Q 外出自粛の影響を受け、自宅でお酒を飲む機会は増えましたか?

「J-MONITOR」による調査(※3)(n=154)

家飲みの増加

家飲みに求めることの変化

Q 外出自粛の影響を受け、家飲みに求めることや、
飲むお酒の選び方に変化がありましたか?「J-MONITOR」による調査(※3)

家飲みに求めることの変化

一杯目はおいしいビールを

Q 自宅でビール類を飲む際、「一杯目は一番おいしいビールを飲みたい」と、思いますか?「J-MONITOR」による調査(※3)(n=133)

一杯目はおいしいビールを

一杯目に求める価値

Q 一杯目に求める価値、重要視するものは何ですか?

サントリービール調べ(※4)

一杯目に求める価値

一杯目のプレモルで、家飲みをもっと豊かに

サントリービール株式会社 プレミアム戦略部
豊島 孝郎さん

「家で飲む時間を愉しみたい」というビール好きの方に、ぜひ一杯目に飲んでいただきたいのが、きめ細かくクリーミーな「神泡」が特長のザ・プレミアム・モルツです。舌が敏感な一杯目だからこそ、プレモルの華やかな香りと深いコクが口の中に広がり、そのおいしさを実感していただけます。そして、プレモルをさらにおいしく飲むために使っていただきたいのが、神泡サーバーです。静かに7分目までビールを注いだグラスに神泡サーバーで作った仕上げの神泡をふんわり乗せれば、まるでお店の生ビールのような泡のビールが味わえます。時間がたって泡が少なくなってきたプレモルには「追い泡」がおすすめ。少なくなった泡に神泡サーバーで作った泡を足すことで、プレモルのおいしさを最後まで味わうことができます。一杯目のプレモルで、家飲み時間を豊かに愉しんでください。

サントリービール株式会社 プレミアム戦略部
豊島 孝郎さん
サントリービール株式会社 プレミアム戦略部 豊島孝郎さん

情報ボックス

  • お店のような生ビールに
    神泡サーバー2020

    ザ・プレミアム・モルツの缶に付けてスイッチを押すと超音波振動でキメの細かいクリーミーな泡ができる「神泡サーバー」が、新たな形状で登場。仕上げに神泡を注げば、お店の生ビールのようなうまさが味わえる。

    お店のような生ビールに
  • 神泡サーバー付きセット

    ビールの酒税減税のタイミングに合わせて、ザ・プレミアム・モルツ12缶神泡サーバー付き、24缶神泡サーバー&コースター付きのお得なセットを数量限定発売。

    神泡サーバー付きセット
  • 全国の方言で「うまい一杯目」

    一杯目のうまさを表現する全国の方言とご当地のうまいものを紹介した47都道府県別デザインのくじ付き6缶パックが発売。現金1万円が当たるチャンスも。

    全国の方言で「うまい一杯目」