フォトロゲ&東京

2018年1月27日(土) イベント開催

撮った歩いた知らない東京

フォトロゲイニングを通じて東京の知らなかった魅力を発見する「PHOTOROGAINING&TOKYO」(フォトロゲ&東京)大会が1月27日、東京・秋葉原を発着地点に行われ、約300人が参加した。フォトロゲイニングは、地図に示されたチェックポイントを制限時間内に回って写真を撮り、各ポイントで集めた得点の合計点を競うスポーツ。今大会では、参加者が各ポイントで撮影した写真をSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に投稿し、東京の魅力を世界に発信した。

39チェックポイント 巡った合計点で競う

参加者は2~5人のチームでチェックポイントを回る。チェックポイントごとに得点が設定され、各ポイントで集めた合計点を競う。今大会の制限時間は3時間で、特別ルールとして鉄道とバスの利用が可能だ。チェックポイントは、雑司ヶ谷鬼子母神堂(豊島区)、東京タワー(港区)、神宮橋(渋谷区)、歌舞伎座(中央区)など39か所で全て回ると1500点。いかに得点を集めるか、回るポイントや経路を考えるのも楽しみ方の一つだ。

1月27日 300人参加

今から出発

走る仲間をパシャリ

雑司ヶ谷鬼子母神堂で

アーチの前で

登る登る

「箱根山」でポーズ

作戦タイム

ついにゴール

フィニッシュタイムを記憶

笑顔の表彰式

参加者は、発着地点の秋葉原UDX(千代田区)で地図を受け取ると、作戦タイムへ。「100点の『雑司が谷鬼子母神堂』を必ず狙います」と意気込むは東京都の会社員・和田礼子さん(46)。午前10時からチームごとに順次スタートした。午前11時過ぎには、雑司ヶ谷鬼子母神堂に参加チームが姿を見せた。東京都の会社員・中村陽次さん(34)は会社の同僚の上原真さん(35)と参加。国の重要文化財のお堂を参拝し、「ゲーム感覚で走って観光ができるのが楽しい」と話す。次に目指すチェックポイントは91点の戸山公園箱根山(新宿区)という。

箱根山は、高さ約45メートルと山手線の内側で随一の標高を誇る。雪が残る急な坂道を駆け上がり、山頂のチェックポイントで写真を撮影するチームが多く見られた。最初のチームがスタートしてから3時間弱が経過した午後1時前、ゴールに向かって走る参加者の姿が見えた。ゴールの時計を撮影してフィニッシュ。撮影した写真でポイントをチェックして得点を算出した。

大会結果はこちら >

参加者がSNSに投稿した写真からは「SNS特別賞」が選出された。「チームワーク」部門受賞の千葉県の主婦・本山春代さん(50)は、「3時間、歩いて走って。いい思い出が残せました」。チームは3人の女の子が小学6年生で4月から別々の中学に進学することから、最後に思い出を作ろうと家族と一緒に参加した。

本イベントは東京都の「東京ブランド推進プロジェクト」の一環で行われた。観光都市・東京の魅力を発信し、旅行地としての東京を強く印象づける狙いがある。

SNS特別賞

スマイル賞・浜離宮恩賜庭園

ベストドレッサー賞・神田万世橋

ベストドレッサー賞・神田明神

チームワーク賞・六義園

優勝チーム15地点走破

仕事仲間でチームを組んだ渡辺和彦さん(45)=写真左と青崎涼子さん(45)=同右は、チェックポイント15か所を回って845点で優勝。渡辺さんと青崎さんが回ったルートを地図で再現した。JRと都電、地下鉄、路線バス(1区間)に乗った区間以外は、すべて走ったという。「フォトロゲは初めてで、都電に初めて乗るなど東京を知る貴重な機会になった」と渡辺さん。青崎さんは「土地カンがあったのがプラスに働いたが、3時間は思っている以上に短く、2時間過ぎたあたりから当初、回る予定だったポイントをどんどん省略した」と話した。

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フォトロゲ&東京の発着地点となった秋葉原UDXでは、秋葉原の魅力を発信するイベントが開催された。最新技術を使ったユニークなデジタルグッズが紹介されたほか、近未来の「秋葉原」を描くイラストレーターのジョン・ハサウェイさんがステージで作品を完成させるまでを披露した。

最新のデジタルグッズを体験

VR実証など様々なイベントが行われたメインステージ

ウェアラブルガジェットを実際に装着する参加者

イベントでジョン・ハサウェイさんが描いたイラスト

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