医師への相談を「おくらせない手紙」
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遠くにいるお父さん、いつも隣にいる夫、
大学のクラブの先輩…
大切な人には、手紙だからこそ伝えられることがある。
それぞれが想う、医師への相談を「おくらせない手紙」。
チェックリスト
前⽴腺がんの進⾏症状チェックリスト
こんな症状はありませんか?
50歳以上の男性で
- おしっこが出にくい
- 残尿感がある
- 夜間にトイレに行く回数が多くなった
- 血尿がでる
- 腰痛がある
※これらの症状は前立腺がんだけでなく、前立腺肥大症等の疾患でも見られる症状です。診断については必ず専門医療機関を受診するようにしてください。
-監修-
⼤阪⼤学⼤学院医学系研究科 器官制御外科学講座(泌尿器科学)教授
野々村祝夫先生
あなた本人、または周囲の方で、この症状に一つでもあてはまる場合は、
泌尿器科の専門医へ相談してみましょう。
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いつまでも健康でいてほしい…」
そんな想いを、大切な人に伝えることができる
お手紙自動作成サービス
あなたのご家族、ご友人など周囲の方で、
尿トラブルや腰痛といった前立腺がんの進行症状を歳のせいだと見過ごしてしまったり、
「まだ大丈夫」と我慢している方がいるかもしれません。
そのためにも、ぜひ、あなたから声をかけて、ご本人へ受診の後押しをしてあげてください。
このサービスを使用すれば、前立腺がんの進行症状を見過ごしたり、
我慢したりしているかもしれない、あなたの大切な人へ、
受診を後押しするためのお手紙を、あなたのメッセージを添えて作成することができます。
あなたのご家族、ご友人など周囲の方で、
尿トラブルや腰痛といった前立腺がんの進行症状を歳のせいだと見過ごしてしまったり、「まだ大丈夫」と我慢している方がいるかもしれません。
そのためにも、ぜひ、あなたから声をかけて、ご本人へ受診の後押しをしてあげてください。
このサービスを使用すれば、前立腺がんの進行症状を見過ごしたり、我慢したりしているかもしれない、あなたの大切な人へ、受診を後押しするためのお手紙を、あなたのメッセージを添えて作成することができます。
※これらの症状は前立腺がんだけでなく、前立腺肥大症等の疾患でも見られる症状です。
診断については必ず専門医療機関を受診するようにしてください。
専門医による解説
「前立腺がん」気付いたら進行していた…そうなる前に
野々村 祝夫 先生
大阪大学大学院医学系研究科
器官制御外科学講座(泌尿器科学) 教授
前立腺がんの進行症状を見逃さない!
前立腺がんとは、男性のみが有する「前立腺」の細胞ががん化してしまう病気であり、男性特有のがんです。罹患率は、50代から上昇しはじめ、70代後半でピークに達します1) 。前立腺がんは、ゆっくり進行し、症状があらわれるまでに時間を要するのが特徴で、早期には自覚症状がほとんどありません。しかし、気づかないうちにがんが進行すると次第に「尿が出にくい」「残尿感がある」「夜間にトイレに行く回数が増える」といった症状や「血尿」の症状があらわれてきます。また、前立腺がんは骨やリンパ節に転移しやすく、骨に転移した場合には、「腰痛」など骨の痛みが症状としてでてきます。前立腺がんの進行による転移の80%以上が骨への転移といわれています2)。前立腺がんは進行症状を見逃さないことが大切で、症状に気づいた場合には、すぐに泌尿器科に受診し医師に相談しましょう。
症状を自覚した際には我慢せずに、まずは医師に相談を!
前⽴腺がんの進⾏症状があらわれていても、患者さん本⼈は「加齢のせい」などと思い込んでしまっていることも少なくありません。さらに、がんの進⾏によって腰痛など⾻の痛みが出ているにも関わらず、つい我慢してしまい、医療機関への受診が先送りになっているケースも存在します。前⽴腺がんが末期まで進⾏してしまうと、⾻に転移したがんによって⾻折リスクが⾼くなります。⾻折すると⾻折の痛みや活動そのものが制限され、⽇常⽣活にも⼤きく影響を及ぼし、QOL(⽣活の質)も著しく低下してしまいます。そうならないためにも、進⾏症状を我慢せずに、すぐにでも医療機関を受診し医師に相談することが重要です。
本⼈が症状を⾃覚しているのに受診していない場合には、ご家族や周囲の⽅からご本⼈に声をかけ、必ず医療機関への受診と医師への相談を勧めるようにしてください。“前⽴腺がんは男性の病気だから関係ない”などと決して思わずに、ご家族をはじめ、周囲にいらっしゃる⽅も前⽴腺がんへの理解を深めておくことが⼤切です。
前立腺がんは年々増加、男性のがん罹患数第1位に。
前⽴腺がんは、中⾼年の男性にとってとくに注意すべきがんといえます。我が国の前⽴腺がん罹患数は、⾼齢化、⾷⽣活の欧⽶化、前⽴腺がん検診の普及などの影響により近年増加傾向にあり、2021年現在では、男性がんの中で罹患数第1位となっています1)。
PSA(⾎液)検査を定期的に受けて早期発⾒に努めることはもちろん⼤切ですが、万が⼀、前⽴腺がんが発⾒された場合にも、がんを進⾏させないこと、進⾏症状に気づいた場合には、我慢せずに、医師に相談することが⼤切です。
最近では、新型コロナウイルス感染症の影響による受診控えもみられており、気づかないうちに前⽴腺がんが進⾏していることがあります。すでに前⽴腺がんと診断されている⽅も、これまでに⼀度も検査や受診をされていない⽅も、前⽴腺がんの進⾏症状が⾒られる場合には、我慢せずに、必ず主治医や泌尿器科の専⾨医に相談してみてください。もしも、ご家族が受診に付き添える場合は、ご家族からみた⽇ごろの様⼦などを医師に伝えていただくのもよいでしょう。患者さんご本⼈のためにも、ご家族のためにも、症状を我慢したり、受診を先送りせずに、すぐに受診⾏動に移すことが⼤切です。
1) 国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」
2) 日本泌尿器科学会編 前立腺癌診療ガイドライン 2016年版