住信SBIネット銀行向け 外為総合インターネットバンキングサービス Swift電文作成サービス導入 ~海外送金業務におけるDX推進とISO20022移行対応を実現~

(テクノロジー・IT)

プレスリリース







2024年4月24日
日鉄ソリューションズ株式会社


住信SBIネット銀行向け
外為総合インターネットバンキングサービス Swift電文作成サービス導入
~海外送金業務におけるDX推進とISO20022移行対応を実現~


 日鉄ソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:玉置 和彦、以下 「NSSOL」)は、住信SBIネット銀行株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長(CEO):円山 法昭、以下「住信SBIネット銀行」)向けに、外為総合インターネットバンキングCrossMeetz※1(クロスミーツ)の「Swift電文作成サービス」及び、S.W.I.F.T. SC(本社:ベルギー、以下「Swift」)が提供する「Payment Pre-validation」※2(以下、Pre-validation)を提供しました。2024年3月より本番稼働を開始し、住信SBIネット銀行の海外送金業務※3におけるDX推進とISO20022移行対応※4(以下、ISO対応)を実現しました。

■導入の背景
金融機関は、海外送金業務において、コンプライアンスのための行内規程遵守、外為法等の法令遵守、KYC(Know Your Customer:口座開設時の本人確認)・AML(Anti-Money Laundering:マネーロンダリング防止)対応などのために多くの確認業務を行っております。加えて、Swift加盟の金融機関は2025年11月までにISO対応が必要となり、移行による事務作業量の増加が見込まれています。そのため、海外送金業務の一層の効率化・自動化が大きな課題となっています。

■導入の効果
住信SBIネット銀行では、現在CrossMeetzの仕向送金サービスを利用中で、今回、Swift電文作成サービスを追加導入しました。Swift電文作成サービスを導入することでISO対応を見据えたMX電文への対応が可能となりました。また、金融機関がMX電文を作成する画面に(将来的には金融機関のお客様が入力する仕向送金の依頼画面にも)Pre-validationを組み込むことで、入力不備等による手戻りを抑制し銀行員の確認作業、送金希望日の遅延、不備による手数料・ペナルティ発生の軽減が図られます。

■NSSOL選定理由
 住信SBIネット銀行には、CrossMeetzの機能の充実度、システム連携などの拡張性、ユーザに優しい操作性などを評価いただきました。また、ISO対応では単なるシステム対応だけではなく、ISO完全移行後想定される各国金融機関との商習慣、ISO定義解釈の違いから発生するMX電文への設定内容の相違など現時点からある程度の想定を持ち、金融機関と共に乗り越え寄り添う姿勢があること、Swift Value-added Services Enablerコンプリメンター認定を取得しており、Swiftの知見を有しSwift APIと常時接続を実現しているなど高い技術力を有していること、フレキシブルな機能拡張・改善を検討していることに期待いただいております。

■今後の取り組み
NSSOLは金融機関の海外送金業務における提供価値・生産性向上のために、“CrossMeetz”上でより多くの業務を完結することができようにサービス追加提供を継続的に行っていく予定です。今後は、ISO移行後の実運用を見据えたMX電文の拡張・改善、Swift GPI(Global Payments Innovation)によるTracking Statusの更新、Transaction Screening(TSS)による事前のスクリーニングチェック、Swift Netへの電文送受信(Business Connect)などのサービス提供を予定しております。

これまでNSSOLは金融機関向けのインターネットバンキングサービス”CrossMeetz”を約10年間にわたり提供してきており、その開発と運用ノウハウを本サービスにも活用するとともに、本サービスをCrossMeetzのサービスとして追加することでより一層の利便性の向上を図っていく予定です。

今後もNSSOLは、当社のパーパス「ともに未来を考え 社会の新たな可能性を テクノロジーと情熱で切り拓く」のもと、本サービスや「CrossMeetz」を通じた金融業務のデジタル化を支援し、金融業界の発展に貢献してまいります。

以 上



※1:NSSOLが金融機関向けに提供するインターネットバンキングサービス。NSSOLから金融機関へSaaS、ホワイトラベルで提供し、金融機関のお客様である事業法人が外為サービスを中心に様々な金融サービスを利用することが可能です。現在金融機関を中心に19社にご利用いただいており、利用する事業法人数は約5,000社に上ります。

※2:Pre-validationとは、決済メッセージの送信前のエラーやミスを減らすことを目指す革新的なソリューションであり、SwiftからWeb APIとして提供されます。事前に支払依頼内容を検証することで、手戻りをなくし、遅延を減らし、顧客に対してインスタントでフリクションのない支払体験(Frictionless Payment)を提供することができます。Pre-Validationは、CrossMeetz画面に組み込み金融機関に提供します。

※3:海外の金融機関との送金、着金情報を処理する業務です。

※4:金融機関同士でのやりとりにおける標準電文フォーマット。ISO20022では従来のテキスト(MT)形式からXML(MX)形式へと変更となります。

【ご参考ホームページ】
Swift
https://www.swift.com/
日本語参考リンク
https://www.swift.com/node/23481

Swift payment-pre-validation
https://www.swift.com/our-solutions/global-financial-messaging/payment-pre-validation

外為総合インターネットサービス ~CrossMeetz~
https://www.nssol.nipponsteel.com/ss/detail/crossmeetz.html

【導入事例】
Case118 最新事例:金融ソリューション 株式会社西日本シティ銀行
https://www.nssol.nipponsteel.com/casestudy/assets/nssol-ss-prir-cas-051-01.pdf

Case147 最新事例:金融ソリューション 株式会社商工組合中央金庫
https://www.nssol.nipponsteel.com/casestudy/assets/nssol-ss-prir-cas-083-01.pdf

Case190 最新事例:金融ソリューション 株式会社常陽銀行
https://www.nssol.nipponsteel.com/casestudy/assets/nssol-ss-prir-cas-127-01.pdf

Case212 最新事例:金融ソリューション 株式会社八十二銀行
https://www.nssol.nipponsteel.com/casestudy/assets/nssol-ss-prir-cas-158-01.pdf



【本件に関するお問い合わせ先】
日鉄ソリューションズ株式会社
金融ソリューション事業本部 金融プラットフォーム事業部 投資運用部
フォームでお問合せ(https://www.nssol.nipponsteel.com/cgi-bin/form/inquiry.pl


【報道関係お問い合わせ先】
日鉄ソリューションズ株式会社
管理本部 サステナビリティ推進部 広報・IR室
E-mail:press@jp.nssol.nipponsteel.com


・NS Solutions、NSSOL、NS(ロゴ)、CrossMeetzは、日鉄ソリューションズ株式会社の登録商標です。
・本文中の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です