出展商品
いわな塩焼き
水質が極めて良い川だけに生息しているとされるいわな。川内村では清らかな水のなかで孵化させて育てるため、刺身でも食べられるほど臭みがなく上品な味わいです。1年を通じておいしいいわなを堪能できるのもうれしいポイントです。いわなを食べるなら、香ばしい風味がたまらない塩焼きが欠かせません。食べごたえのあるふっくらとした身とあっさりした脂がマッチして、いわな本来のおいしさがじんわりと口に広がります。
水温が低い河川などにすむ魚で、体に白い斑点がついているのが特徴です。渓流の王様ともいわれており、流域にブナをはじめとした広葉樹林が広がっていることが生息の条件とされています。川内村では千翁川でその姿を確認することができます。
かわうちワイン〈ヴィラージュ ロゼスパークリング 2021〉
標高約750メートルの冷涼な気候と花崗岩質の豊かな土壌に育まれたワインは、はつらつとした酸味と豊かなアロマが魅力です。「ヴィラージュ ロゼスパークリング2021」は、メルロー100%ならではのジューシーな赤い果実の香りにハーブのニュアンスも加わり、バランスの良さが感じられる逸品。すっきりとした味わいで、合わせる料理を選びません。ふるさと祭りでは、さわやかな和柑橘の香りが際立つ白ワイン(微発泡)の販売も行います。
見晴らしの良い約3ヘクタールのブドウ畑で、シャルドネ、カベルネソーヴィニヨン、メルローの3品種を栽培しています。苗木の植え付けから6年の歳月を経て、2022年3月、初めて村内で醸造したワインが誕生しました。
凍 み餅
米粉ともち米にヨモギやオヤマボクチの葉を混ぜて作った餅を水に浸したあと、軒下につるして30日ほど乾燥させると完成です。その様子は古くから川内村に伝わる冬の風物詩です。湿気を避ければ2~3年ほど保存できるともいわれており、寒さの厳しい福島に暮らす人々の知恵が詰まった伝統食といえます。食べる際には水に2時間ほど浸して戻し、フライパンやトースターでうすく焼き色がつくまで加熱します。えごまで作るじゅうねん味噌や砂糖醤油などで味付けすれば、どこか懐かしい風味に心温まります。
凍み餅は、米粉やもち米のほか、つなぎとなる草の葉を混ぜ込むのが特徴。ヨモギやソバのほか、川内村では「ごんぼっぱ」とよばれるオヤマボクチの葉を使います。ごんぼっぱは繊維が多く含まれるため、昔から活用されてきました。
しいたけ焼き
川内村で生産されているしいたけは、東京の有名料理店でも使われるほどの香りの高さが自慢です。一口食べれば、肉厚でジューシーなしいたけのうまみが感じられます。このおいしさを実現しているのは、栽培農家のひたむきな、決して妥協しない姿勢。数ある品種の中から軸が太く味わい深いものを選び、じっくりと時間をかけて育てています。焼いても、天ぷらや煮物にしても深い味わいが楽しめます。
川内村のしいたけは、東北地方の広葉樹のおがくずを使った菌床で栽培しています。通常よりも培養期間を長くすることで、肉厚で重量があり、軸の太いしいたけとなります。
タラの芽
タラの芽は「タラノキ」の新芽で、ほのかな苦味とむっちりとした食感が人気の山菜です。全国の山野に自生していますが、川内村では特産品として栽培をおこなっており、生産量は年間約3トンにのぼります。タラの芽の定番の調理法は天ぷらで、軽く熱を通すことで豊かな風味が味わえます。タラの芽本来の味をもっと楽しみたいという方は、おひたしや胡麻和えなどにするのもおすすめです。
口当たりが悪くなるのを防ぐため、根本の赤茶色の皮「はかま」をむきとりましょう。また木の幹のような茶色く硬い部分も、包丁でそぎ落とします。枝や茎の部分に付いているトゲは、加熱すれば柔らかくなるため、天ぷらなどの場合は必ずしも処理する必要はありません。
荏胡麻
えごまは「食べると寿命が10年延びる」と言い伝えられていることから、「じゅうねん」とも呼ばれるシソ科の植物です。川内村の広大な自然のもと、農薬や化学肥料を使わずに育てられた油は、あっさりとした味わい。健康・美容をサポートする「α-リノレン酸」が含まれています。味噌汁や納豆、サラダにひと回しするだけで、いつもの食卓がワンランクアップします。
えごまは縄文時代にはすでに使われていたとされ、絞った油は古くは灯明や防水塗料として重宝されました。