10月21、22日に行ったツアーのテーマは「のんびり&グルメ」。村自慢の味覚を楽しみながら、ゆったりと過ごすプランです。
新幹線で郡山駅に到着後、バスで村へ。最初の目的地・「天山文庫」は、村を愛した詩人・草野心平が寄贈した蔵書を収めた建物で、参加者は趣ある茅葺き屋根の写真を撮ったり、囲炉裏の間に座ってみたりと、静かな時間を過ごしました。
タイの人気カフェの日本1号店「Café Amazon」でケーキセットを楽しんだ後は、「かわうちの湯」でリフレッシュ。参加者と地元の方との交流も生まれ、癒やしのひとときとなりました。
翌朝は早起きをして、「かわうちワイナリー」でワイン用ブドウの収穫体験を行いました。約1万7500株のブドウを栽培する広大な畑で収穫ができるのは年にわずか10日ほどという貴重な体験で、参加者はワイナリースタッフの指導を受けながら、かごいっぱいに収穫していました。
醸造を待つブドウ収穫の後は、すぐに食べられるブドウの収穫へ。ワイナリー近くのブドウ農園で、大粒で甘みも強いシャインマスカットとピオーネを試食した参加者は、どちらの品種にするか、さらにどの房にするかじっくり吟味して「最高のひと房」を選んでいました。
昼食のために「かわうちワイナリー」に戻る前に、村の方の案内で、予定に入っていなかった野菜の無人販売所に急きょ立ち寄り。新鮮な白菜や大根などが100~200円で、参加者は「すごく安い」と驚き、購入していました。
昼食のバーベキューは、福島産エゴマ豚のローストポークなどをシェフが目の前で調理するスタイルで、参加者はかわうちワインを手に雄大な景色をながめながら味わっていました。
最後は「あれ・これ市場」でお土産探し。新米やしいたけなどに加え、ふるさと大使の横田さんのSNSにもしばしば登場する村の公式マスコット「モリタロウ」のぬいぐるみや、川内村のTシャツも人気を集めていました。
11月3、4日のツアーは、「遠藤きのこ園」のきのこ採りからスタートしました。参加者は、同園代表の遠藤雄夫さんの「きのこは気温差や雨が刺激となって生えてくる」という説明に耳を傾けながら、しいたけとヒラタケを袋いっぱいに収穫しました。
こちらのツアーも天山文庫とかわうちの湯でゆっくり過ごしました。
2日目は朝から紅葉が美しい「いわなの郷」でイワナ釣り。練り餌を付けて釣り糸を垂らし、じっと待つと……、あちこちから「釣れた」と歓声が上がりました。中には30センチ超の大物を釣り上げた人も。釣ったイワナは炭火焼きにして味わいました。
その後は、川内村産のそば粉を使い、そば打ちを体験。参加者は慣れない作業に悪戦苦闘し、そばが細くなったり太くなったりもしましたが、自分の打ったそばで楽しい昼食となりました。
午後は、2022年にオープンしたドローンパーク川内へ。インストラクターの指導で、初心者でも簡単に操縦でき、ドローンに搭載したカメラから送られる空からの景色を堪能しました。