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Jeep

自由と冒険を求めて駆け抜けた80年

ゴッホの「星月夜」、ピカソの「アビニョンの娘たち」、そしてポロックの大作「ワン:ナンバー31」……。

ニューヨーク近代美術館(MoMA)にはこうした名画と並び、
1952年にデザインされたジープ「Willys M-38A1」がデザイン史上の傑作として収蔵されている。

はしご形フレームに、左右のタイヤが1本の車軸でつながった
リジット・アクスル式のサスペンションを備えた単純堅牢な構造。

MoMAにジープが展示された際、学芸員はその無骨な外観を「車輪に乗った頑丈な鰯の缶」と表現。

その一方で装飾を極限までそぎ落とした機能優先の意匠を「きわめて稀な機械芸術表現のひとつ」と高く評価した。

1941年~

Willys MB.

そのジープが米国陸軍の要請を受け、四輪駆動の軽量偵察車として誕生したのは41年のこと。タフで使い勝手に優れ、兵士の「最良の友」として砂漠の長距離パトロール、除雪、電話線敷設、消防ポンプ車、戦場救急車、トラクターなどとして文字通り縦横無尽に活躍。さらにホイールを付け替えると線路の上を走ることもできたという。

国際的に著名な工業デザイナーで元日本民藝館館長の柳宗理(1915~2011年)も質実剛健なジープに魅せられた一人だ。戦時中、出征していたフィリピンのジャングルで日本の軍用車が川やくぼみにはまって身動きできないのに対し、米軍のジープが山野を疾走する様子を見て、「とてもかなわない」と思ったという。1986年発行の「民藝」3月号のコラムでもジープについて触れ、「デザイン過剰の中に、ただ一つ清楚な形を保っている」と高く評価。実際、50年代にジープを手に入れ、メンテナンスしながら、ほぼ半世紀乗り続けた。ジープこそアノニマス・デザインの最たるもので、民藝精神の最も充溢した車であると言えないでしょうか――。コラムの最後を柳はそう締めくくっている。

そんなジープが誕生して今年は80周年。どこへでも行ける。何でもできる――。堅牢性、悪路走破性、そして整備性を兼ね備えたジープは、世界中の4×4モデルに圧倒的な影響を及ぼし続けている。戦後はレクリエーション用の車両としての人気も高まり、ロングホイールベース版やステーションワゴンタイプなど様々なモデルが登場した。

1960年~

1966 Jeep® Wagoneer.

60年代に入ると、洗練と革新の代名詞となったWagoneerをリリース。 仕事用、プライベート用、そしてラグジュアリーな移動用としてラインアップは14モデルまで拡大した。70年代にはブランド初となるフルタイム4×4システムを導入。またスポーティーな2ドアフルサイズモデル、Cherokee SJが「4WD オブ・ザ・イヤー」賞を受賞している。

1980年~

1987 JEEP® Wrangler (YJ)

国際化が進み、多様な消費文化が花開いた80年代には、世界初のコンパクト4ドアSUVの Cherokee XJが、4×4市場に大きな変化をもたらした。モノコックボディーで直線を基調にしたクリーンなデザインが世界の自動車市場を席巻。アウトドアブームの日本でも年間1万台以上を販売し、SUVが日本市場に浸透するきっかけとなった。このモデルは米国製正規輸入モデルとして戦後初めて右ハンドルを採用したモデルとしても知られる。87年にはCJシリーズ後継車種として Wranglerも登場している。

1990年~

1993-1995 JEEP® GRAND CHEROKEE (ZJ)

90年代になると、オンロード性能とオフロード性能を高次元で両立し、SUVの新しいベンチマークとなったGrand Cherokee ZJが登場。このモデルはデビュー後すぐに「トラック・オブ・ザ・イヤー」など、数々の賞を受賞。優れたデザイン性、走行性能を持つJeepの世界観を体現したSUVとして大きな反響を呼んだ。

2000年

RENEGADE 4xe TRIMS

2000年代にはシープ初のコンパクトSUVとなるCompassとPatriotもリリースしている。以降、ジープは飛躍的な成長を続け、16年に過去最高の販売台数141万台を記録。20年秋にはブランド初となるプラグインハイブリッド車のRenegade 4xeを発表し、SUVの新しい可能性を追究している。

2021年 80周年

時代や消費者のニーズが移り変わっても
80年前に誕生したジープの力強い走破性を追い求めるDNAが変わらない。

その思いが全モデルのフロントグリルに採用されている7スロットが象徴する。

自由と冒険を求めて駆け抜けるジープが
これからも世界を魅了し続けることだろう。

ジープ誕生80周年を記念して、全国のジープオーナーから写真とエピソードを募集し、
その中から80人分を今後のキャンペーンなどで使っていく。

また、周年を記念した特別仕様限定車も発売中。

詳しくはオフィシャルサイトまで

※車両画像はFCAメディアサイトより。
※読売新聞記事画像は一部加工してあります。